HSPとお仕事と私

HSPは警察官に向いてない?つらくなる場面と活かせる部署

HSPは警察官に向いてない?つらくなる場面と活かせる部署
本記事には広告(プロモーション)が含まれています。

交番の隅で、日報を書く手が止まる。さっき怒鳴られた声が、まだ耳の奥に残っている。自分が怒られたわけではないのに、同じ空間にいただけで胃が重い。

「みんな平気そうなのに、なんで自分だけこんなに疲れるんだろう」

「この仕事に憧れて入ったのに、向いていないのかもしれない」

「辞めたいなんて思う自分は、甘えているのかな」

「hsp 警察官」と検索して、ここにたどり着いた人もいるかもしれません。僕もこの手の悩みを読むたびに、胸のあたりがぎゅっとなります。人の役に立ちたいから選んだ道なのに、いちばんしんどいのが「人」と「空気」だったりする。そのずれは、あなたの意志が弱いから起きているのではありません。

先に答えをお伝えします。HSP気質の人にとって、警察官はつらくなる場面が多い仕事です。ただ、「向いてない」と言い切れるわけでもありません。疲れの原因が「仕事の中身」なのか「職場の空気」なのかで、打てる手が変わります。

この記事では、警察官の仕事でHSPの人がしんどくなりやすい場面、繊細さが活きる場面、辞めたいと思ったときに先に整理したいことを順番に書きます。HSPは病名ではなく、刺激や人の気持ちを細かく受け取りやすい気質のことです。診断や治療の話ではないので、「自分の疲れ方を見る物差し」として読んでください。これから警察官を目指す人も、同じ物差しで使えます。

繊細だと、警察官になるのは無理なんでしょうか。

ハリピン

無理と決めるのは早いんよ。何がしんどいかを分けて見たら、答えが変わってくるからね。

気になる所をタップ

HSPは警察官に向いてない?つらくなりやすい場面

HSPの人が警察官の仕事でしんどくなりやすいのは、大きく分けて3つの場面です。ここでは公的な統計ではなく、HSPの当事者や元警察官が個人ブログなどで語っている内容と、僕自身の見立てをもとにまとめています。

突然の出来事に、すぐ動かなければならない場面

事件や事故、トラブルの通報は、いつ入るか分かりません。静かな時間から一気に緊迫した現場へ切り替わると、心身の負荷が大きくなります。刺激を細かく拾う人ほど、現場から戻ったあとも気持ちが切り替わらず、疲れが長引きがちです。

疲れているのは、感じ取る力が強いから。弱いのではなく、受け取る量が多いだけです。

怒鳴り声・罵声・被害者の悲しみに触れ続ける場面

取り締まりや職務質問で強い言葉を向けられたり、被害に遭った人の悲しみに立ち会ったりする場面があります。相手の感情が自分の中にそのまま入ってくるタイプの人は、仕事が終わっても気持ちが引きずられます。

元警察官のHSP当事者が個人ブログに書いている例では、現場の緊張や被害者への感情移入、強い言葉を浴びたつらさが挙げられていました。人によって感じ方はちがうので、「みんなそうだ」とは言えません。それでも、同じ気質の人が同じ場面でしんどさを語っていることは、事実としてあります。

急な出張・夜勤などで生活のリズムが崩れる場面

勤務の形は部署や配属先で変わりますが、夜間の勤務や急な呼び出しがある職場では、眠りや食事のリズムが乱れやすくなります。刺激に敏感な人は、睡眠が崩れると気持ちの揺れも大きくなります。「仕事のせいで疲れている」のか「睡眠不足で余計に敏感になっている」のかは、分けて考える価値があります。

HSPが体育会系の職場でしんどくなる理由

仕事の中身と同じくらい、いや人によってはそれ以上に、HSPの警察官を疲れさせるのが「職場の空気」です。階級や上下関係がはっきりした組織では、上司や先輩の声の大きさ、叱責の仕方、場の緊張が日常にあります。

自分が怒られていなくても、同じ部屋で誰かが怒鳴られていると、HSP気質の人は自分のことのように体がこわばります。隣で叱られるのも、自分への刺激になるんです。「気にしすぎ」と言われても、感じ取ってしまうものは止められません。

ここで大事なのは、体育会系の空気そのものが悪いと決めつけないことです。上下の規律や決まった手順が安心につながる人もいます。つらいのは「厳しさ」なのか、「人を詰める言い方」なのか。そこを分けると、自分に合わない部分がはっきりします。

怒られていないのに、自分が責められている気分になります。

ハリピン

それ、ようあるんよ。おかしいことやないから、まず「そう感じる自分」を認めてあげてな。

HSPが警察官に向いてる面と、活かしやすい部署

つらい面ばかり並べましたが、HSPの特性が活きる場面もあります。細かい変化に気づく力、相手の気持ちを汲み取る力、慎重に確認する力は、警察の仕事でも役に立ちます。

被害に遭った人・困っている人に寄り添う場面

つらい思いをした人の話を、急かさず丁寧に聞ける人は貴重です。相手の表情や言葉の揺れから、まだ言えていないことを察する力は、話を聞く場面で支えになります。ただし、寄り添いすぎて自分が消耗するリスクとセットなので、気持ちを切り替える方法を持っておくことが前提です。

書類・確認・手続きなど、慎重さが求められる場面

手続きや書類づくりは、ミスが少ないことが力になります。慎重で、先回りして準備するのが得意なHSPの人は、この種類の仕事で評価されやすいはずです。

配属先で、刺激の量が変わる

警察官といっても、働く場所や担当で日々の中身は大きく変わります。昼夜を問わず交代で現場に出る部署もあれば、相談を受けたり、防犯や指導を行ったり、書類や情報を扱ったりする部署もあります。人事の仕組みや異動の時期は、都道府県警察ごとに違います。同じ警察官でも、部署で刺激の量は違うので、「警察官全体が無理」と決める前に、配属の幅を確かめる価値があります。

ただ、希望した部署に行けるとは限りません。希望を出せる機会があるのか、相談できる窓口があるのかは、所属している県警の制度として確かめるのが確実です。これから志望する人は、各都道府県警察の採用情報やOB・OGの話で、配属や働き方の実際を聞いてみてください。

ハリピン

「向いてる部署」を探すんは逃げやない。自分の力を長く使うための選び方なんよ。

hsp 警察官で辞めたいと思ったときに、先に整理したいこと

「辞めたい」と思うことは、悪いことではありません。何日も同じ気持ちが続くなら、心が無理を知らせているサインかもしれません。ただ、辞めるかどうかを決める前に、次の3つを紙かメモに書き出してみてください。

しんどいのは「仕事の中身」か「人間関係」か

現場の緊張や被害者の対応がつらいのか、特定の上司や先輩の言い方がつらいのか。前者なら部署を変えることで軽くなる可能性があり、後者なら人が変われば状況も変わる可能性があります。どちらも「警察官という仕事そのもの」が合わないとは限りません。

体と眠りに出ているサインはないか

眠れない日が続く、食欲が落ちる、休みの日も気持ちが沈んだままになる。こうした状態が続いているなら、気合いで乗り切ろうとせず、職場の健康相談の窓口(産業医など)やかかりつけ医に相談してください。この記事は診断をするものではなく、受診が必要かどうかを決められる場所でもありません。厚生労働省の「こころの耳」にも、働く人向けの相談窓口の案内があります。

自分の特性を、誰かに伝えられているか

「HSPです」と言う必要はありません。ただ「大きな声が続くと集中が切れる」「急な変更が重なると疲れが抜けない」と、具体的な困りごとを信頼できる上司や同僚に伝えられるだけで、状況が変わることがあります。伝え方に迷う人は、HSPの伝え方|職場で“わがまま”と思われずに伝えるコツと例文が参考になります。

この3つを書き出しても、辞めたい気持ちが変わらないこともあります。それは負けではありません。辞める選択も、自分を守る立派な判断です。焦って決める必要はなく、整理したうえで決めたことなら、あとで後悔しにくくなります。

辞めたいと思うだけで、罪悪感があります。

ハリピン

罪悪感があるんは、それだけ真面目に向き合ってきた証拠なんよ。責める材料にせんでええからね。

HSPと警察官のよくある質問

HSPは警察官に向いていますか?

気質だけで向き不向きは決まりません。突然の出来事や強い刺激が多い場面ではつらくなりやすい一方、人に寄り添う力や慎重さは活きます。つらさの原因を仕事の中身と職場の空気に分けると、判断しやすくなります。

警察官を辞めたいのは甘えですか?

甘えではありません。つらい状態が続いているという事実が、まず大切にされるべきです。辞める前に、部署や上司との関係、体調の状態を整理してみると、辞める以外の選択肢が見えてくることもあります。

体育会系の職場がしんどいのは、HSPだからですか?

HSP気質の人は、大きな声や場の緊張を強く受け取りやすいので、体育会系の空気で疲れやすい傾向はあります。ただ、気質に関係なく合わない人もいます。「厳しさ」と「人を詰める言い方」を分けて、何がつらいのかを確かめてみてください。

警察官を目指しているHSPです。やめたほうがいいですか?

やめたほうがいいとも、大丈夫とも言い切れません。志す気持ちがあるなら、現職の人やOB・OGの話を聞き、各都道府県警察の採用情報で配属や働き方を確かめてから決めても遅くありません。

警察官を辞めたあと、HSPに合う仕事はありますか?

あります。刺激の量や人との距離感、働く時間帯など、合う条件は人によって違います。警察で培った慎重さや人の話を聞く力を活かせる仕事もあるので、まず自分の疲れ方を整理するところから始めてみてください。

まとめ|HSPが警察官を続けるか決める前に、つらさの原因を分ける

HSPは警察官に向いてない、と一言では決められません。突然の現場や怒鳴り声、体育会系の空気でつらくなる場面は確かにあります。一方で、寄り添う力や慎重さが活きる場面もあり、部署によって刺激の量も変わります。つらさの原因を分けてから、続けるか決めるのが、後悔の少ない順番です。

今日できるのは、しんどかった場面をひとつ書き出すことだけで十分です。それが仕事の中身か、人か、体調かが見えてくれば、次の一歩を選べます。

※この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断を行うものではありません。つらさが続くときは専門機関にご相談ください。

HSPは警察官に向いてない?つらくなる場面と活かせる部署

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事を書いたHSPさん

ハリピン(HSS型HSP)のアバター ハリピン(HSS型HSP) 「HSPとお仕事と私」サイト運営者

このサイトの運営者・ハリピン(HSS型HSP)です。飲食店の店長から営業、東証一部上場(当時)の子会社で社長を5年、転職は6回以上。…で、いまはほぼ無職5年以上続けてます。社長まで行って無職、自分でもすごい振れ幅だと思うけど、これが、わりと本気で「全然オッケー」だと思ってます。 強みも弱みも、やってみないと分からないもので「接客は好きだけど、料理と在庫管理は苦手」って、飲食やって初めて知りました。英語もパソコンも苦手で諦めてたことが、AIに助けてもらいながら少しずつできるようになってきた。——つまり、今この瞬間ダメでも、時間が経てば何かが変わるかもしれない。(無職期間も大事ってこと!) 僕がここでやりたいのは、“自分が死ぬ瞬間に自分の人生が「よかったな」と思える様になるキッカケを作ること”。正直、自分自身もまだ模索の途中で、全然偉そうなことは言えません。…でも、だからこそ同じ目線で考えれるかなと思ってます。 健康、睡眠、大事! 死ぬのだけは禁止で!

\ 教えて掲示板 /

\ みんなとつながろう /

\ 最後まで読んでくれてありがとうございます /

しんどさの形は人それぞれですが、会社に籍を置いたまま休んで生活費を受け取れる制度があることは、知っておいて損はありません。

無料です。追加すると、ハリピンとのLINEが開きます。送ってくれたメッセージは、僕が自分で読んで返します。

気になる所をタップ