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朝、駅のホームで足が止まる。電車が来ても、乗る力が出てこない。そのまま会社に行けない日が増えてきて、ある夜、スマホに打ち込む。「特定理由離職者 体力の不足 証明」。
「体力がもたなくて辞めるのは、ただの自己都合になるのかな」
「『体力の不足』って、何をどう証明すればいいんだろう」
「診断書がないと、話も聞いてもらえなかったらどうしよう」
辞めると決めたのに、そのあとの手続きでまた不安になる。そんな夜を過ごしている人に向けて書きます。
結論から言うと、ハローワークの案内には、「体力の不足」などで離職した人が特定理由離職者の範囲に入る、と書かれています。ただし、あなたが当てはまるかを決めるのはハローワークです。自分で「なれる」「なれない」と決めなくて大丈夫です。
制度の言葉を人一倍まじめに受け取ってしまう、HSP(Highly Sensitive Person/繊細な気質)の気質があると、「証明できなかったら終わり」と考えて手が止まってしまうことがあります。止まるのは、慎重だからです。
この記事では、ハローワークのページで確認できた範囲だけで、「体力の不足」の書かれ方、判断の仕組み、診断書についてどう考えるか、退職前後に自分で整理できること、相談先をお話しします。受給できるかどうかや金額は、ここでは約束しません。
この記事の要点
※内容は、2026年10月4日時点でハローワークインターネットサービスのページを開いて確認したものです。制度は改正されることがあるので、手続きの前に最新の案内も見てください。
まず、公式にどう書かれているかを見ます。ハローワークインターネットサービスの「特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲の概要」に、特定理由離職者の範囲が2つの区分で載っています。
体力で辞める人に関わるのは、2つ目の「正当な理由のある自己都合」のほうです。その最初の項目に、こう書かれています。
「体力の不足、心身の障害、疾病、負傷、視力の減退、聴力の減退、触覚の減退等により離職した者」
「体力が続かない」は、わがままではなく、制度の側にも名前のある離職理由として載っています。自己都合で辞める人の中に、理由を認められる範囲がある、ということです。
同じページには、妊娠・出産・育児、家庭事情の急変、通勤が難しくなった場合なども並んでいます。ただ、このページには、この範囲に入ったらどう扱いが変わるのか、までは書かれていませんでした。受け取れる日数や条件は、ハローワークで聞くのが確実です。

私の「もたなさ」でも、これに入るのかな…
それを決めるのは窓口なんよ。僕らは、聞かれたことに答えられるよう整えとくだけでええからね。
気になるのは「じゃあ、なれるの?」だと思います。正直に言うと、この記事からは断言できません。理由は、判断の主体が自分でも会社でもなく、ハローワークだからです。
ハローワークの「雇用保険の具体的な手続き」のページには、求職の申込みをしたあと、「雇用保険被保険者離職票(-1、2)」を提出する流れが書かれています。そして、次のように続きます。
「ハローワークにおいて、事実関係を調査のうえ、離職理由を判定します」
離職理由は、ハローワークが事実関係を調べたうえで判定します。だから、会社が書いた書類の区分だけで、すべてが決まるわけではありません。
書類の名前も、ここで整理しておきます。「離職証明書」は、会社がハローワークに出すもので、離職前に本人が氏名を記載することになっています。このとき離職理由の記載内容も確認してください、と案内されています。退職後に手元に届くのが「離職票」です。
同じページに、離職理由に異議があるときはハローワークに相談してください、という一文もあります。会社の書いた理由と自分の実感がずれていても、そこで諦めなくていい、という意味です。
ここまでをまとめると、「体力の不足」という言葉は範囲に載っている。でも、あなたの場合にどう判定されるかは、窓口で事実を伝えて初めて決まる。この順番です。
いちばん心配な人が多いのが、ここだと思います。「体力の不足 診断書 いらない?」「何を出せば証明になる?」。
僕が開いたハローワークのページ(範囲の概要・手続き)には、「体力の不足」の証明にこの書類が必要、という記載は見つかりませんでした。一方、厚生労働省・労働局・ハローワークのリーフレット「特定受給資格者及び特定理由離職者の範囲と判断基準」には、体力の不足などで離職した場合の「持参いただく資料」として「医師の診断書など」が挙げられています。リーフレットには持参資料の例として「医師の診断書など」とありますが、自分の場合に何が必要かは窓口で確認するのが確実です。
「診断書が必須」「いらない」と言い切る情報も見かけますが、公式のリーフレットでは、持参資料が「医師の診断書など」と「など」付きで書かれていて、「必須」とまでは書かれていません。同じリーフレットには、離職理由を確認できる資料の持参をお願いしている、とも書かれているので、手ぶらで行くより、窓口で何を持っていけばいいか先に聞いておくと安心です。リーフレットには、体力の不足などで今の仕事を続けるのが難しく、かつ会社から新たに命じられた仕事も難しい場合に当てはまる、という判断基準も書かれています(最終的な判断はハローワークです)。人によって求められる資料が違うこともあるはずなので、電話か窓口で、離職票を手元に置いて聞いてみてください。
聞くときは、こんなふうに切り出せます。
病院にかかっている人は、通院の事実や、医師に書いてもらえる書類があるか、受診先で聞いておくと話が早くなることがあります。まだ受診していなくても、それだけで窓口の相談を諦める必要はありません。
※本記事は医療的な診断・治療を勧めるものではありません。つらさが続く時は専門機関へ相談してください。
うつ病などの病名がついている場合の受給期間の話は、「うつ病だと失業保険が300日?受給条件や他の支援制度も解説!」という別の記事にまとめています。この記事では病名の話には入りません。
窓口では、緊張して言葉に詰まってしまうこともあります。だから、話す前にメモにしておきます。書類の代わりではなく、自分の言葉を取り戻すためのメモです。
全部を書けなくても大丈夫です。空欄が残ったところは、そのまま「窓口で聞くこと」のリストになります。
ひとつ、僕が大事だと思うのは、「弱い人だから辞める」と書かないことです。体力がもたないのは、気を張って周りの音や空気を拾い続けてきた人には、ありえることだと僕は思います。我慢が足りなかったのではなく、使いきるまで頑張った、という言い方のほうが事実に近いと思います。
ただ、これはあくまで書き方の話で、判定がどうなるかとは別です。事実を、落ち着いた言葉で、順番に。それだけで十分です。
メモは自分のためやからね。上手に書かんでええんよ。
動く順番は、シンプルに3つです。
相談先は、最寄りのハローワークです。範囲の概要のページにも、質問は最寄りのハローワークへ、と案内があります。離職理由に納得がいかないときも、同じくハローワークです。
もうひとつ、体調が整わず、すぐ求職活動ができない人もいると思います。ハローワークのページには、病気やけがなどで引き続き30日以上働けなくなったときは、その日数だけ受給期間を延長でき、延長できる期間は最長で3年間、という案内があります。条件や手続きは、失業保険の手続きはいつまでに?離職後の申請期限・流れと、動けない時の受給期間の延長【HSP向け】で詳しく見られます。
最終的に特定理由離職者にあたるかどうかを判断するのは、ハローワークです。この記事は、そこへ行く前に気持ちを整えるためのものとして使ってください。
※本記事は一般的な制度の紹介で、個別の受給や金額を保証するものではありません。判断に迷う時は、最寄りのハローワークへご確認ください。
ハローワークのページの範囲には「体力の不足」などで離職した者が載っていますが、あなたが当てはまるかを決めるのはハローワークです。離職票を持って、窓口で事情を伝えて相談してください。
ハローワークのページには診断書の要否は書かれていませんが、リーフレットでは持参資料の例に「医師の診断書など」が挙げられています。自分の場合に何が必要かは、窓口で聞くのが確実です。
会社がハローワークに出す「離職証明書」(離職前に本人が氏名を記載し、離職理由を確認するもの)と、離職後に届く「離職票」は、離職したときに会社とやりとりする書類です。体力の不足を理由にする場合は、リーフレットで持参資料の例に「医師の診断書など」が挙げられているので、追加で何が必要かはハローワークの窓口で確認してください。
受給できるかどうかは、離職理由や加入期間などをふまえてハローワークが判断します。この記事では、受給や金額はお約束できません。まず離職票を持って、最寄りのハローワークへ相談してください。
ハローワークのページでは、離職理由に異議がある場合はハローワークに相談するよう案内されています。ハローワークが事実関係を調査したうえで、離職理由を判定します。
ハローワークのページには、病気やけがなどで引き続き30日以上働けなくなったときは、その日数だけ受給期間を延長でき、延長できる期間は最長で3年間、という案内があります。手続きの詳細はハローワークで確認してください。
この記事を書いた人|ハリピン(HSS型HSPとお仕事と私 運営者)
繊細な気質と向き合いながら「自分に合う働き方」を模索してきたHSS型HSP当事者。同じように仕事で悩むHSPさんへ、当事者の視点で発信しています。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断を行うものではありません。つらさが続くときは専門機関にご相談ください。


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このサイトの運営者・ハリピン(HSS型HSP)です。飲食店の店長から営業、東証一部上場(当時)の子会社で社長を5年、転職は6回以上。…で、いまはほぼ無職5年以上続けてます。社長まで行って無職、自分でもすごい振れ幅だと思うけど、これが、わりと本気で「全然オッケー」だと思ってます。 強みも弱みも、やってみないと分からないもので「接客は好きだけど、料理と在庫管理は苦手」って、飲食やって初めて知りました。英語もパソコンも苦手で試めてたことが、AIに助けてもらいながら少しずつできるようになってきた。——つまり、今この瞬間ダメでも、時間が経てば何かが変わるかもしれない。(無職期間も大事ってこと!) 僕がここでやりたいのは、“自分が死ぬ瞬間に自分の人生が「よかったな」と思える様になるキッカケを作ること”。正直、自分自身もまだ模索の途中で、全然偉そうなことは言えません。…でも、だからこそ同じ目線で考えれるかなと思ってます。 健康、睡眠、大事! 死ぬのだけは禁止で!
\ 最後まで読んでくれてありがとうございます /
しんどさの形は人それぞれですが、会社に籍を置いたまま休んで生活費を受け取れる制度があることは、知っておいて損はありません。
無料。追加した直後に、目安の出し方と窓口が1枚届きます。伝わるのは表示名だけ。読むだけでも大丈夫です。