HSPとお仕事と私

自分の仕事じゃない 断る|頼まれた雑務を角を立てずに断る言い方と、断れない時の線引き

自分の仕事じゃない 断る|頼まれた雑務を角を立てずに断る言い方と、断れない時の線引き
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夕方、やっと自分の作業に取りかかったところで、隣の席から声がかかる。「ごめん、これだけお願いできる? すぐ終わるから」。差し出されたのは、自分の担当ではない資料の取りまとめ。画面の端では、今日中に終わらせたい自分の仕事が待っている。

「これ、私の仕事じゃないよね……」

「でも今ここで断ったら、感じ悪いって思われるかな」

「前も引き受けたから、今回だけ断るのも変だよね」

結局「いいですよ」と笑って受け取って、自分の仕事は残業に回る。帰り道に、胸のあたりがもやもやする。そんな夜を、何度も過ごしてきた人は多いと思います。僕も、場の空気を読みすぎて何でも引き受け、抱え込んで潰れたことがあります。

先に答えをお伝えします。自分の仕事じゃない依頼は、断っていい場面があります。ただ、いきなり「それは私の仕事じゃないです」と返すと、角が立ちやすいのも本当です。断る前に、誰の仕事かをいったん確かめる。これだけで、断りやすさがかなり変わります。

この記事では、「自分の仕事じゃない」と感じる場面を整理して、角を立てずに断る言い方を例文つきでまとめました。HSP(刺激や人の感情を細かく受け取りやすい気質)の人は、頼まれた瞬間の空気まで拾って断れなくなりやすいので、その点にも触れています。HSPは病気や診断名ではなく、感じ方の特徴です。

自分の仕事じゃないって思うのは、わがままなんでしょうか…。

ハリピン

わがままとちゃうよ。まず「誰の仕事か」を確かめるところから始めよ。

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自分の仕事じゃないと断っていいのか|断れる依頼と、いったん受ける依頼

「自分の仕事じゃない」と感じた時、多くの人は「断る」か「引き受ける」かの二択で悩みます。でも、実際には依頼の種類で扱いが分かれます。

たとえば、職場全体で順番に回している当番や、チームで分担を決めている作業は、自分の仕事の一部です。感じ方としては「やらされている」でも、役割としては自分のものかもしれません。反対に、他の人の担当業務をそのまま渡される、担当外のことが毎回自分に回ってくる、という場合は、線引きを確かめていい依頼です。

断れるかどうかは、役割の線引きで決まる。自分の気持ちだけで判断すると、「断るのは悪いこと」という思い込みに引っ張られます。役割の線引きを基準にすれば、断る理由を相手にも説明しやすくなります。

もし「手が回らないから断りたい」という悩みのほうが近いなら、仕事でキャパオーバー!断るためのマインドと上手な断り方を徹底解説のほうが、状況に合うかもしれません。この記事は、量ではなく「そもそも誰の仕事か」が引っかかっている人に向けて書いています。

自分の仕事じゃない、と感じる3つの場面

「自分の仕事じゃない」というもやもやには、いくつかの形があります。自分がどれに近いかが分かると、言い方も選びやすくなります。

他の人の担当業務を、そのまま渡される

「ちょっと手が離せないから、代わりにお願い」と、同僚の資料作りや問い合わせ対応が回ってくる場面です。一度引き受けると、次からは「あなたがやってくれる」前提になりやすいのが厄介なところです。

雑務が、いつも自分のところに集まる

コピー、電話の取り次ぎ、来客のお茶、備品の発注。誰の担当とも決まっていない仕事が、気づくといつも自分の机に来る場面です。雑務は、断らない人のところに溜まっていきやすいのが現実です。頼む側に悪気がなくても、頼みやすい人に集まります。

担当外のことを、急に頼まれる

専門外の作業や、別部署の手伝いを、今日中にと言われる場面です。自分の仕事が止まる上に、慣れていないぶん時間もかかります。引き受けたあとで、本来の仕事が遅れて自分が責められることもあります。

どの場面にも共通しているのは、「頼む側と、頼まれる側で、誰の仕事かの認識がずれている」ことです。だから、断る言葉より先に、認識をそろえる一言が効きます。

頼まれた瞬間に、断る言葉が出てきません。

ハリピン

ええんよ、その場で答えんでも。次の見出しで、時間を稼ぐ言い方を話すな。

自分の仕事じゃない依頼の断り方|角を立てない言い方

断り方のコツは、「断る」より先に「確かめる」を置くことです。「断る」より先に、役割を聞き返すと、相手も自分の頼み方を見直す余地ができます。

その場で即答せず、持ち帰る

頼まれた瞬間に答えようとするから、苦しくなります。「今の作業を確認してから返事します」と、一度持ち帰って構いません。数分でも間を置くと、頭が冷えて、言うことを選べるようになります。

「これは誰の担当でしたっけ?」と聞き返す

「それは私の仕事じゃない」と言い切る代わりに、質問の形にします。たとえば次のような言い方です。

「これって、〇〇さんの担当でしたよね? 私が入っていいか、一度確認させてください」

「今、△△の作業をしていて、そちらが止まってしまいます。どちらを先にしたらいいか、教えてもらえますか」

どちらも、拒否ではなく確認です。相手は答えを出すために、役割や優先順位をもう一度考えることになります。それだけで、依頼が取り下げられることもあります。

上司から頼まれた時は、優先順位を相談する

上司からの依頼は断りにくいものです。その時は、断るのではなく、今の仕事との兼ね合いを相談します。「今、◯◯と△△を進めています。こちらを先にしてもいいですか」と聞けば、上司が優先順位を決める形になり、あなたが一人で抱える形ではなくなります。

職場の相談の進め方を広く知りたい時は、職場の人間関係がうまくいく方法|HSPが気疲れしない、報連相と距離感の整え方も参考になります。

代案を添えて返す

どうしても今は難しい時は、理由と代案を一緒に伝えます。「今日は自分の作業で手一杯なので、明日の午前なら対応できます」「この部分だけなら今できます」。ゼロか百かで答えず、できる範囲を示すと、断りが「協力しない」には見えにくくなります。

聞き返したら、嫌な顔をされないでしょうか。

ハリピン

されるかもしれん。でも、それは「断った」からやなくて、確認が増えたからや。聞き返しは、仕事の確認としてはふつうのことやで。

断ったあとの気まずさと、断れない自分の扱い方

断る言葉を用意しても、そのあとに残るのは「感じ悪かったかな」という気持ちです。HSP気質の人は、相手の表情やため息を細かく拾うので、断ったあとの数分の空気を何度も思い返しがちです。

断ったあとの罪悪感は、断りの正しさと別物です。申し訳ない気持ちがあるのは、相手への配慮があるからで、断ったこと自体が間違いだったという意味にはなりません。気まずさが残る日は、断ったあとに一言「また別の形で手伝えることがあれば言ってください」と添えておくと、気持ちの区切りになります。

それでも毎回引き受けてしまう日もあります。その時は、「今日は断れなかった」と責めるのでなく、「何が引っかかったのか」を一行だけメモしておくと、次の線引きに使えます。頼まれた相手、時間帯、仕事の種類。同じ条件で断れていないことに気づけたら、それが次の一歩になります。

自分の仕事じゃない依頼が続く時は、公的な窓口に聞いていい

言い方を工夫しても、担当外の仕事が増え続けたり、断ると不利益を受けそうだったりする時は、職場の中だけで抱えなくて構いません。何が業務として命じられる範囲なのかは、雇用契約や就業規則など個々の事情で変わるため、ここで一般論として断言はできません。

そうした時は、厚生労働省が各都道府県労働局などに設けている総合労働相談コーナーのような公的窓口に相談できます。職場でのトラブル全般について、第三者の立場から話を聞いてもらえます。自分で抱えず、公的な窓口に聞いていいのです。

自分の仕事じゃない 断る|よくある質問

自分の仕事じゃない依頼を断る時、どう言えばいいですか?

「これは誰の担当でしたっけ」と聞き返し、今の仕事との兼ね合いを伝える形が角が立ちにくいです。断る言葉より、理由と代案を添えると、協力する気持ちは残したまま断れます。

自分の仕事じゃないと思う依頼を、断ってもいいですか?

役割が決まっていない依頼や、他の人の担当業務の肩代わりは、線引きを確かめていい依頼です。当番や分担で決まっている作業は自分の仕事の場合もあるので、先に確認してください。

「それは私の仕事じゃありません」と言ってもいいですか?

言い切りは、関係が硬くなりやすい言い方です。「担当を確認させてください」「今の作業が止まってしまいます」のように、確認や状況説明の形にすると伝わりやすくなります。

上司から頼まれた自分の仕事じゃない雑務は、断れますか?

断るより、優先順位の相談にするのがおすすめです。「今◯◯を進めています。どちらを先にしますか」と聞けば、判断を上司に戻せます。命令の範囲に迷う時は、総合労働相談コーナーなどの公的窓口で確認できます。

雑務ばかり頼まれるのは、断れない自分のせいですか?

自分のせいと決めつける必要はありません。誰の担当とも決まっていない雑務は、頼みやすい人に集まりやすい仕組みがあります。分担の話し合いを上司に持ちかけるのも、ひとつの方法です。

断ったあとに気まずくなった時は、どうすればいいですか?

「また別の形で手伝えることがあれば言ってください」と一言添えておくと、区切りがつけやすくなります。気まずさを引きずる日は、一行メモして次の言い方に生かしてください。

まとめ|自分の仕事じゃない依頼は、断る前に線引きを確かめる

自分の仕事じゃないと感じた時は、いきなり断らず、まず誰の仕事かを確かめる。聞き返しと持ち帰りを入れるだけで、断りは角が立ちにくくなります。

全部を一度に変えなくて構いません。次に頼まれた時、「これは誰の担当でしたっけ」と一言聞いてみる。その一回が、自分の仕事を守る入口になります。

自分の仕事じゃない 断る|頼まれた雑務を角を立てずに断る言い方と、断れない時の線引き

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この記事を書いたHSPさん

ハリピン(HSS型HSP)のアバター ハリピン(HSS型HSP) 「HSPとお仕事と私」サイト運営者

このサイトの運営者・ハリピン(HSS型HSP)です。飲食店の店長から営業、東証一部上場(当時)の子会社で社長を5年、転職は6回以上。…で、いまはほぼ無職5年以上続けてます。社長まで行って無職、自分でもすごい振れ幅だと思うけど、これが、わりと本気で「全然オッケー」だと思ってます。 強みも弱みも、やってみないと分からないもので「接客は好きだけど、料理と在庫管理は苦手」って、飲食やって初めて知りました。英語もパソコンも苦手で試めてたことが、AIに助けてもらいながら少しずつできるようになってきた。——つまり、今この瞬間ダメでも、時間が経てば何かが変わるかもしれない。(無職期間も大事ってこと!) 僕がここでやりたいのは、“自分が死ぬ瞬間に自分の人生が「よかったな」と思える様になるキッカケを作ること”。正直、自分自身もまだ模索の途中で、全然偉そうなことは言えません。…でも、だからこそ同じ目線で考えれるかなと思ってます。 健康、睡眠、大事! 死ぬのだけは禁止で!

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