仕事 ミス 不安 取り越し苦労|まだ起きていない失敗を心配してしまう理由と、確かめる3つの手順【HSP向け】

仕事 ミス 不安 取り越し苦労|まだ起きていない失敗を心配してしまう理由と、確かめる3つの手順【HSP向け】
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送信ボタンを押した瞬間、胃のあたりがすっと冷たくなる。宛先は合っていたか、添付は付けたか、数字は一桁ずれていなかったか。

「あの資料、間違ってたらどうしよう」

「明日、上司に呼ばれるんじゃないか」

「何も言われないのは、もう呆れられているからかもしれない」

まだ何も起きていないのに、頭の中では最悪の場面がもう再生されている。そんな夜を過ごしている人は、少なくないと思います。僕も、送ったあとに読み返したくなるほうなので、その落ち着かなさはよく分かります。

先に答えをお伝えします。仕事のミスが不安で仕方ない時、その心配の多くは「まだ起きていない失敗への先回り」で、取り越し苦労で終わることもあります。ただ、不安を我慢で消すより、確かめて小さくするほうが早いです。この記事では、取り越し苦労かどうかを自分で確かめる手順まで、順に書きます。

途中に出てくるHSPは、刺激や人の感情を細かく受け取りやすい気質を指す言葉で、病名ではありません。

確認したのに、まだ不安が消えない…。

ハリピン

消えへんのは、真面目に見てる証拠やで。まず、どこまでが事実かを分けてみよ。

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仕事のミスが不安で取り越し苦労かもしれない時、最初に確かめたいこと

取り越し苦労とは、まだ起きていないこと、あるいは起きるか分からないことを、先にあれこれ心配することです。仕事のミスの不安が取り越し苦労かどうかは、心配の中身を「起きた事実」と「想像」に分けると見えてきます。

心配の中身を、起きたことと想像に分ける。これだけで、頭の中の重さが変わることがあります。たとえば「資料の数字が間違っているかもしれない」は想像で、「上司に怒られる」はその想像の先にあるさらに先の想像です。事実として手元にあるのは、「資料を送った」ということだけかもしれません。

もちろん、本当にミスをしていて、すぐ報告が要る場面もあります。その見分け方は、後ろの「確かめる3つの手順」で書きます。

仕事のミスが不安で取り越し苦労になりやすい3つの場面

同じ「ミスが不安」でも、不安が湧くのは決まった場面に偏ります。自分の場面が分かると、どこで手を打てばいいかが見えます。

送信・提出したあとに、急に不安になる

メールを送った、書類を出した、報告を終えた。手を離した直後に「あれで合っていたかな」と戻りたくなる場面です。作業中は集中していて気づかなかった細部が、手を離した途端に一気に浮かんできます。

この時の不安は、作業の質というより、「もう直せない」という状態そのものに反応していることが多いです。

新しい仕事を任された日の前夜

初めての仕事、初めての担当、初めてのお客さん。やり方が分からない部分が多いほど、頭は先回りして失敗の場面を作ります。当日の朝、まだ何も始めていないのに疲れている、ということも起きます。

何も言われないのが、逆に怖くなる時

上司から返事がない、先輩が黙っている。それだけで「ミスに気づいて呆れているのでは」と読み込んでしまう場面です。相手の表情や間を細かく受け取る人ほど、この想像が膨らみやすくなります。返事がないのは、ただ忙しいだけということも、実際には多いのですが。

返信がないだけで、もう呼び出される気がしてくる…。

ハリピン

その想像、読み取る力が高いぶん、勝手に先まで走ってしまうんやな。

仕事のミスが不安になるのは、HSPの先回りする力が働いているから

ミスが不安で、まだ起きていないことまで心配してしまうのは、気が小さいからでも、弱いからでもありません。細かい違いに気づき、先の展開を想像する力が、不安の方向に使われているだけです。

心が弱いのではなく、見えすぎる目がリスクを先に拾っている。不安が強い人ほど、確認は丁寧にできていることが多く、細部に気づけるのはこの気質の強みでもあります。

ただ、その力が休まらないと、仕事が終わっても頭の中の「確認作業」が止まりません。帰宅後も、休日も、同じ場面を何度も再生して、疲れだけが積み上がります。必要なのは不安を消すことではなく、確認のやめどきを自分で決められる状態です。

仕事のミスが取り越し苦労かを、自分で確かめる3つの手順

ここからが、この記事でいちばん使ってほしい部分です。気持ちの持ちようではなく、手を動かして確かめる方法に絞りました。

手順1:心配を紙に書いて、「起きたこと」と「想像」に分ける

スマホのメモでも構いません。頭の中で回していた心配を、そのまま1行ずつ書き出します。次に、それぞれの横に「事実」か「想像」かを付けます。

たとえば「数字が違っていたら怒られる」は、数字が違っているかどうかを確かめていない時点で想像です。事実の欄に残ったものだけが、実際に動く必要のあるものです。

事実の欄が空なら、今の不安は取り越し苦労に近い状態です。空にならなければ、次の手順で確かめます。

手順2:確認は「1回だけ、見る場所を決めて」やる

不安な時の確認は、際限なく続きがちです。そこで、確認する場所を3つまでに決めて、1回だけ見ます。宛先、金額、日付、といったふうに、ミスが起きやすい場所だけで構いません。

見終わったら、「ここまで見た」と声に出すか、メモに残します。次に不安が来た時は、「もう見た」という記録が手元にあるので、2回目の確認に戻らなくて済みます。

手順3:不安が残るなら、確認の一言を先に出す

自分で見ても不安が残る時は、一人で抱えず、一言だけ出してしまうほうが早く楽になります。長い謝罪も要りません。

「先ほどお送りした資料、念のためご確認いただけますか。数字の箇所が少し気になっています」。このくらいの短さで十分です。ミスが本当にあれば早く直せますし、なければ「大丈夫です」と返ってきて、不安に区切りがつきます。

黙って待つより、確認の一言を出すほうが傷が浅いのは、ミスがあった場合も、なかった場合も同じです。

一言を出すのが怖い。迷惑じゃないかな…。

ハリピン

「念のため」の一言を嫌がる人は少ないで。黙ってる時間のほうが、自分には重いかもしれへん。

取り越し苦労と言い切れない時の見分け方|過去のミスの記憶との違い

ここまで読んで、「自分のは取り越し苦労というより、過去の失敗が頭から離れないほうかもしれない」と感じた人もいるかもしれません。

まだ起きていない失敗を先に心配するのが取り越し苦労。すでに起きたミスや叱られた場面が、勝手によみがえって苦しいのは、少し別の話です。後者が中心の方は、仕事のトラウマ|ミスや失敗がフラッシュバックして働けない時の対処法で詳しく整理しています。

叱られた直後に頭が真っ白になる、という方は「怒られるとポンコツになる」のはなぜ?頭が真っ白になる仕組みと、叱られている最中のしのぎ方【HSP向け】も、今日の場面で使えます。怒られたことが夜まで残る方は、怒られたことが頭から離れない夜に|HSPが一日中引きずる3つのタイプと、当事者が抜け出せた小さな手順を先に読んでも構いません。

不安が続いて眠れない日が増えた、食事がとれない、仕事に行く前に動悸や吐き気が出る、といった状態が続く時は、かかりつけ医や心療内科に相談してください。

※本記事は医療的な診断を行うものではありません。つらさが続く時は専門機関へ相談してください。

仕事のミスが不安で取り越し苦労が続く時に、仕事そのものを見直す目安

手順を試しても、毎日のように同じ不安が戻ってくる時は、気持ちの問題だけでなく、仕事の仕組みが合っていない可能性もあります。

確認の体制がなく、すべて一人でチェックしている。ミスをすると必要以上に責められる。仕事の量に対して、見直す時間がない。そうした環境では、誰でも不安が膨らみます。

不安の原因が自分か環境かを、一度分けて考えると、次の動き方が決めやすくなります。環境側に原因がありそうなら、確認の仕組みを上司に相談する、担当を減らしてもらうといった手があります。

それでも変わらないと感じるなら、働く場所を変えることも立派な選択肢のひとつです。急いで決めなくていいので、まず今日の不安を、紙に書き出すところから始めてみてください。

仕事のミス・不安・取り越し苦労に関するよくある質問

仕事のミスが不安で、取り越し苦労ばかりしてしまうのはなぜですか?

細かい違いに気づく力が強い人ほど、まだ起きていない失敗まで先に想像しやすくなります。気が小さいからではなく、確認を丁寧にしようとする働きが不安の方向に出ているだけです。心配は書き出して事実と想像に分けると軽くなりやすくなります。

取り越し苦労かどうか、どう見分ければいいですか?

心配を紙に書いて、「実際に起きたこと」と「想像」を分けてみてください。事実の欄に何も残らなければ、取り越し苦労に近い状態です。残ったものがあれば、それは確かめる価値のある心配です。

仕事でミスしそうで怖い時、どうすれば落ち着きますか?

確認する場所を3つまでに絞って1回だけ見る方法が使えます。見終わったら「ここまで見た」とメモに残すと、2回目の確認に戻りにくくなります。

ミスをしていないのに、した気がして不安になるのは普通ですか?

珍しいことではありません。作業の直後は、細部の記憶が曖昧になるぶん、「間違えたかも」という感覚が出やすくなります。不安が強くて眠れない日が続く時は、かかりつけ医や心療内科に相談してください。

ミスを引きずって、いつも先回りして心配してしまう自分は、仕事に向いていないのでしょうか?

向いていないとは限りません。細かい違いに気づけるのは、確認の多い仕事では強みにもなります。環境に確認の仕組みがない場合に、負担が大きくなっている可能性もあります。

まとめ|仕事のミスの不安は、取り越し苦労かどうかを確かめれば小さくなる

仕事のミスが不安な時の心配は、先回りして想像した失敗であることが多く、事実と想像を分けるだけで重さが変わるものです。

今日できることは、いま頭にある心配を、メモに3行だけ書き出すこと。結論を出さなくて構いません。ここまで丁寧に仕事をしてきた自分を、責めなくて大丈夫です。

仕事 ミス 不安 取り越し苦労|まだ起きていない失敗を心配してしまう理由と、確かめる3つの手順【HSP向け】

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この記事を書いたHSPさん

ハリピン(HSS型HSP)のアバター ハリピン(HSS型HSP) 「HSPとお仕事と私」サイト運営者

このサイトの運営者・ハリピン(HSS型HSP)です。飲食店の店長から営業、東証一部上場(当時)の子会社で社長を5年、転職は6回以上。…で、いまはほぼ無職5年以上続けてます。社長まで行って無職、自分でもすごい振れ幅だと思うけど、これが、わりと本気で「全然オッケー」だと思ってます。 強みも弱みも、やってみないと分からないもので「接客は好きだけど、料理と在庫管理は苦手」って、飲食やって初めて知りました。英語もパソコンも苦手で試めてたことが、AIに助けてもらいながら少しずつできるようになってきた。——つまり、今この瞬間ダメでも、時間が経てば何かが変わるかもしれない。(無職期間も大事ってこと!) 僕がここでやりたいのは、“自分が死ぬ瞬間に自分の人生が「よかったな」と思える様になるキッカケを作ること”。正直、自分自身もまだ模索の途中で、全然偉そうなことは言えません。…でも、だからこそ同じ目線で考えれるかなと思ってます。 健康、睡眠、大事! 死ぬのだけは禁止で!

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