「HSS型HSPはすぐ泣く！？」理由と対処法を解説します

人一倍涙もろい傾向があるHSS型HSP。

と気にしている方も多いと思います。

この記事では、HSS型HSPがすぐに泣く理由と対処法を解説しながら、泣くことの効果をご紹介します。

HSS型HSPとは？

HSS型HSPとは、刺激に敏感なのに刺激を求めてしまうHSPさんのこと。

一見アクティブで明るいためHSPと見られず「かくれ繊細さん」とも言われます。

HSS型HSPの特徴って？

大まかにHSS型HSPの特徴を挙げると以下になります。

・外に出かけるのが好き↔︎刺激を受け取りすぎてぐったり
・何にでも興味を持つ↔︎飽きて続かない
・初対面の人と打ち解けられる↔︎二回目以降距離ができる

好奇心旺盛で行動的な印象と異なり、繊細で傷つきやすい一面があります。

HSS型HSPについてさらに知りたい方はこちら！

HSS型HSPがすぐ泣く理由

HSS型HSPはHSSによる好奇心旺盛さが目立ちますが、根本的には繊細で傷つきやすいHSPが根底にあります。

「すぐに泣いてしまう自分をどうにかしたい」と感じるなら、まずは泣いてしまう理由を知っておかないといけません。

そこで、HSS型HSPがすぐ泣く理由から解説しましょう。

HSS型HSPがすぐ泣く理由はこちら！

感受性が豊か

感受性が非常に豊かなHSS型HSP。

音楽、芸術、映画などにとても感動して、勝手に涙が溢れてくる経験がある方も多いと思います。

感受性とは「ものを感じ取る能力」のこと。

HSS型HSPは感受性が強いため、出来事の背景にある情報を人よりも多くキャッチしてしまうのです。

そのため「え？今泣く場面あった？」と他の人が思う場面でも泣いてしまうことがあります。

共感力が高い

感受性だけでなく共感力も高いHSS型HSPは他の人の喜怒哀楽や感動、寂しさなどに感情移入しやすい傾向があります。

自分が実際体験したように、悲しくなったり、辛くなるために涙が出てしまうのです。

自分のことじゃないのに、どうしてそんなに泣けるの？

と周りから思われることもあります。

感情が昂る

という経験はありませんか？

HSS型HSPにとって自分の思いや本音を伝えるのは、異常に感情が昂理、感情を頭で整理できなくなる行動です。

そのため、感情の昂りがストレスとなって涙が溢れてしまいます。

ネガティブになりやすい

HSS型HSPはちょっとしたことでネガティブになりやすい傾向があります。

例えば、仕事で些細なミスをして注意されただけで、頭の中からミスのことや、注意された時の状況が離れてくれません。

その結果、ずっと自分を責めてしまい泣いてしまうのです。

ストレスを抱え込む

人間関係や仕事のプレッシャーなどにストレスを抱えやすいHSS型HSP。

ストレスを溜めに溜め込んだ結果、気持ちが大爆発して泣いてしまうこともあります。

周囲に気を遣ってストレスで泣くほどHSS型HSPさんが辛い思いをしているのに、周りを振り回す人がノーストレスなのは何だか腹立たしいですよね（笑）

自ら泣く状況に行く

HSS型HSPさんは自覚していないかもしれませんが、自分から泣く状況や場面に飛び込んでいるケースもあります。

つまり、刺激を求めてアクティブに行動するために、泣く場面に遭遇しやすいということです。

例えば

・広島旅行に行って原爆記念館を訪れる
・話題の感動的な映画を見に行く
・暗いテーマのドラマを見てしまう

など興味関心に惹かれて泣く状況を自ら作っている場合もあります。

HSP気質自体、泣きやすい傾向にある

HSPという気質自体がそもそも高い感受性や共感力を持っているので泣きやすい傾向があります。

限界で一人で泣いてしまう

HSS型HSPに限らず、HSP自体ストレスを感じやすい気質です。

そのため、会社や学校など外で気を張って頑張りすぎて、家に帰った時や1人になった時に限界で泣いてしまうこともあります。

自分の事ことを話す時に泣く

自分の本音を人に話すことが苦手なHSPさんは非常に多いです。

そのため、本音や自分のことを話そうとすると感情が先に出て泣いてしまう人もたくさんいます。

本音を言えない心理には「本音を言うと嫌われるかも」と言う心配や相手を傷つけるかもしれない恐怖から自分の本心を隠しがちです。

すぐ泣くのは悪いこと？

何となく私たちは「泣くこと」＝「恥ずかしいこと」「弱いこと」と悪いことのように感じがちです。

しかし、泣くことはリラックス効果など心と体に多くのメリットがあります。

この章では、泣くことの効果について見ていきましょう。

「泣く」ことの効果

泣くことによって以下の効果が期待できます。

涙にはストレスホルモンを体の外に出す効果や、心を落ち着ける効果があります。

また、思い切り泣いた後は寝つきが良くなり安眠効果も。

あえて感動的なものを見て涙を流す「涙活」が話題になりましたが、実は理にかなっているのです。

HSS型HSPが「すぐに泣く」時の対処法

HSS型HSPさんがすぐに泣いてしまう場合の対処法をご紹介します。

そもそも「すぐ泣く」のは刺激を受けすぎている

HSS型HSPは刺激に敏感なため、すぐ泣いてしまうのは刺激を受けすぎている時です。

そのため、ストレスの緩和や気持ちを落ち着けるためにも思い切り泣くことも大切です。

泣ける状況の時は我慢せずに涙を流しましょう。

家で涙活する

ストレスを溜め込んで爆発してしまうことを避けるために、家で涙活しておくことはおすすめです。

感動できる映画やドラマなどで泣くと心がスッキリします。

ただし悲しいドキュメンタリーは、泣けますが逆に辛くなってしまうため注意してくださいね！

こまめに負の感情を吐き出す

感情の爆発を防ぐには、こまめに負の感情を吐き出しておくことが重要です。

例えば

「嫌なことや怒りを覚えたことを紙に書き殴る」
「日記をつけて気持ちを整理する」
「友人や家族に愚痴る」

上記のように負の感情を溜めないようにしましょう。

感情を抑え込みすぎなければ、意図せず泣いてしまうことを減らせます。

瞑想

自分を責めすぎる傾向がある場合は、瞑想を取り入れてみてはいかがでしょうか。

瞑想とは、目を閉じて呼吸に集中し、自分を見つめ直す行為をいいます。

正直、常に何かを考えているHSS型HSPさんにとって難しいかもしれません。

ようは、何も考えないようにして心落ち着けることが重要。

瞑想と調べるとたくさんの方法が紹介されているので、興味がある方はチャレンジしてみてください。

人前で泣きたくない時の対処法

泣くことは悪いことではないですし、思い切り泣くことでストレス発散もできます。

しかし、人前では泣きたくないですよね。

そこで、人前で泣きたくない時の対処法をご紹介します。

「今ここで泣きたくない」と言う時は職場や相手に怒られている状況が多いと思います。

HSS型HSPさんは良くも悪くも真面目すぎるため、相手の話を真正面から受け止めすぎる傾向が強いです。

泣いてしまいそうな時は、話半分に聞いたり別のことを考えるなど気をそらしましょう。

正直怒っている人は同じ話をずっと繰り返しているだけなので、最初の方だけ聞いておけば何の問題もありません（笑）

【注意】無意識に涙が出るのは危険

すぐ泣くことが危険なサインの場合もあります。

「無意識に涙がこぼれる」
「気がついたら泣いている」

上記はうつ病の初期症状の可能性も。

感情が揺さぶられたり、昂った訳でもないのに泣いてしまう方は注意が必要です。

気になる方は以下の記事で確認してね。

HSS型HSPはすぐ泣く？→泣くのは良いこと！

HSS型HSPさんはすぐ泣きやすい傾向があります。

しかし、泣くのはとても心身に良いこと！

泣きたい時は思いっきり泣いてください。

とはいえ、「泣きたくない」状況もあるでしょう。

そんな時は、この記事で紹介した「人前で泣かない方法」をぜひお試しください！