公務員からベンチャー企業へ転職するメリット【体験者が語る】それぞれの良いとこ悪いとこ

公務員からベンチャー企業へ転職するメリット【体験者が語る】それぞれの良いとこ悪いとこ

安定を捨てて公務員からベンチャー企業へ転職。

一見「冒険しすぎ」なんて思う方もいるかもしれません。実際に公務員から転職した私(アデペン)も、職場の人から「本当にベンチャーに行くの?」と心配されたものでした。

しかし、結果として「転職してよかった」と心から思っています。どうしてそう言えるのか、自身の実体験から良いところ・悪いところを赤裸々にお話させてください。

アデペン

私は、HSS型HSPのアデペンだよ!公務員からWEB系のベンチャー企業に転職し、今はフリーランスでWEBライターやディレクターをやってるよ!

公務員からの転職、本当に迷いますよね。この記事を読むことでベンチャー企業へ転職するべきかどうかのヒントが得られるはず!ぜひ最後までご覧ください。

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公務員から転職を考えている人が絶対通るべき3ステップ

公務員から転職を考えている人が絶対通るべき3ステップ
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公務員からベンチャー企業へ転職する話の前に、先にどうしても伝えたいことがあります!

それは、公務員から転職を考えている人が絶対に通るべき3ステップについてです。

あなたは今、「転職しようかどうか」と頭の中だけで考えていませんか?実は頭の中だけで考えるのは超もったいない。紙に考えをアウトプットしたり、誰かの客観的な意見を聞いたり、市場分析をしたりなど、行動することが大切です。

そこで、この記事を読んだあと、下記3ステップを早速実施してみてください!

頭の中でモヤモヤと考えていたことがクリアになり、「転職しないで、公務員としての将来について考える」「転職して別のキャリアを積み上げる」など決断できますよ!

①まずは市場分析でミイダスに登録

はじめに「ミイダス」で自分が転職市場でどれだけのポテンシャルを秘めているのかチェックしましょう!簡単な質問に回答するだけで「選考の条件に一致した企業数」や「類似ユーザーオファー年収実績」を確認可能。

会員登録をしなくても利用できるので、とりあえず自分が応募できる会社がどのくらいで年収はどれくらいアップさせられるのかが分かります。

「自分って何ができるんだろう?」と悩む前に、まずは市場分析をしてみてください!

②総合型転職エージェントへ登録

次は総合型の転職エージェントに登録してみましょう!私のおすすめは「マイナビエージェントです。

大手転職エージェントかつ、公開求人数が55,599件(※2022/12/05時点)もあるので、幅広い企業の求人情報を確認可能。転職相談などのサポートも充実しているので、現状を話すと的確なアドバイスを貰えます。

アデペン

アデペンも実際に転職エージェントに登録して転職活動を行っていたよ!「こんな企業に応募できるんだ!」という発見がたくさんあって、今後の転職について、どうするべきかさらに考えるきっけけになったよ!

ぜひマイナビエージェントに登録して、転職相談をしてみましょう!

③ベンチャー特化エージェントへ登録

最後はベンチャー企業に特化した転職エージェントに登録してみましょう。ベンチャーに特化したエージェントの中でもおすすめなのは「マスメディアンです。IT・広告などクリエイティブ業界への求人が多く、ベンチャー企業の求人も豊富。業界特化型のエージェントであるため、総合型エージェントではみられない企業の求人も多いです。

その分、マイナビエージェントのように求人数が多くない点はデメリットですが、業界に詳しいエージェントに「ぶっちゃけベンチャーどう?」と質問できるのは大きなメリット。自分の性格やこれからやりたいことなどをエージェントに相談し、未来のキャリアを決めていきましょう。

認識間違ってない?ベンチャー企業の特徴

認識間違ってない?ベンチャー企業の特徴

はじめにベンチャー企業について、おさらいしておきましょ。

そもそもベンチャー企業とは?

そもそもベンチャー企業とは、

「ベンチャー企業について、正確な定義はありませんが革新的なサービスを開発し、 イノベーションを生み出す企業であり、設立数年程度の若い企業です。」

と、日本政策金融公庫で語られているように、まだ設立して間もない若い企業のことを指します。

有名なところで言うと、メルカリ・DMMなどのベンチャー企業。また、リクルートや楽天もベンチャー企業に分類されることがあります。

参考:日本政策金融公庫

実力・行動・結果が求められる

ベンチャー企業は実力・行動・結果が求められます。つまり、ただ座って一日を過ごすことは不可能。自分の頭で考え、自己を高め、利益や実績などの結果を出さなければなりません

従って、「ぬるま湯に浸かって働きたい!」なんて思考の方には向いていないです。

楽しいはやりがいを見出せる人だけ

「ベンチャーは若々しい」「楽しそう」「自由そう」そんなイメージを持たれがちですが、このように思えるのは、やりがいを見出せる人だけ

受け身で指示待ち人間がベンチャー企業に行っても、「大変」「ブラック」と思ってしまうだけ。変化が激しく、結果が求められる企業でいかに自分の力を発揮できるのかが非常に大切です。

公務員からベンチャー企業へ転職するメリット

公務員からベンチャー企業へ転職するメリット

楽しいだけでないベンチャー企業ですが、公務員から転職するメリットは一体どんなことなのでしょうか?実際に公務員からベンチャー企業へと転職した私(アデペン)の体験を基に、公務員からベンチャー企業へ転職するメリットを5つご紹介します。

経験・スキルが豊富に身に付く

ベンチャー企業へ行くと、たくさんの経験とスキルが身につきます。例えば私の場合は、公務員からWEBメディアを運営するベンチャー企業へと転職をしました。そこで最初に身につけたのは「WEBサイトの仕組み」「WEBライティング」「HTMLやCSSなどのプログラミング言語」「ワードプレスについて」「検索エンジンの仕組み」など、非常に幅広いIT知識です。

そして、ベンチャー企業で経験を積んだ私は、マネージャーという社長の1つ下の役職者になり、「社員の教育」「人事管理」など総務的なお仕事も兼任しました。

つまり、クリエイティブなスキルと事務的な管理スキルの両方を学べたのです。その分忙しく、毎日残業をしていましたが、やりがいがあったので楽しく仕事時間を過ごしていました。

刺激的な体験をできる

ベンチャー企業は変化が非常に大きく、「今日やっていたことを明日はやらない」なんてことが多々あります。例えば、「頑張って準備した企画!いよいよ明日からスタート!と思ったら、業界が変わって急遽企画はなし!」なんてことも少なくありません。

それ以外にも、「明日からこの事業をやってみる!」とか、「人採用しよう!」とか、本当にたくさんのイベントが待っています。だから刺激が多く、よく言えば飽きが来ません。

多くのやりがいを見出せる

「利益」「成長」「教育」などなど、携わることの多いベンチャー企業は、やりがいが数多くあります。会社を成長させることはもちろんですが、自身の成長に目を向けて仕事に臨むことも。

私自身は、会社に利益を残すことに対してやりがいを感じているタイプで、会社に利益をもたらすために自分も成長しようという思考で頑張ってきました。これだけ高いモチベーションを維持して働けるのは、ベンチャーのやりがいの多さ故だと思っています。

年収アップも見込める

年功序列の会社とは違い、実績で評価されるベンチャー企業。年齢と共に給料アップではなく、会社に大きな利益を残したり、何かしら発展のための貢献をすることで、年収アップを望めます

公務員の給料と比較すると、最初は低いかもしれませんが、利益次第では大きな金額に変わることも。ここだけの話、私の場合は地方住みで22歳の時、23万円程度の月給をもらっていたため、地方公務員一般職の平均よりも高い金額をいただいていたことになります。

もちろん、この金額が安定して毎年もらえるとは限りませんし、企業によっても異なるでしょう。とはいえ、若手のうちから年収アップの可能性があることは間違いありません。

独立への切符を手に入れられる

ベンチャー企業でたくさんのスキルを身につけられれば、独立も夢じゃありません。現に私は、ベンチャー企業で培ったWEBライティングや、ディレクションの知識を活用しながらフリーランスとして独立しました。

正直、なにもスキルがない状態から独立するのは難しかったことでしょう。これはベンチャー企業を経由したからこそできた独立だと思っています。

公務員からベンチャー企業へ転職するデメリット

公務員からベンチャー企業へ転職するデメリット

続いて、公務員からベンチャー企業へ転職するデメリットをご紹介します。

職を失う不安と隣り合わせ

ベンチャー企業の経営状況にもよりますが、利益を上げ続けられなければリストラされることも考えられます。つまり、職を失う不安と隣り合わせになるということ。

すぐに解雇というのは、日本の法律上考えられませんが、倒産するリスクはあります。ましてチャレンジングな企業であれば、事業で失敗してしまうことも十分考えられるでしょう。

「自分の力で会社に利益をもたらす!」そんな強い意志をもつ必要があります。

年功序列が通用しない

ベンチャー企業では「歳をとったら給料が上がる」という年功序列が通用しません。いくら歳を重ねているからといって、実績を出せなければ給料は低いままです。

例え勤続年数が長くなったとしても、新しく入社した人が実力ですぐに追い越すなんてことも少なくありません。「時間が給料を上げてくれる」なんて、生半可な気持ちではベンチャー企業で生き残るのは難しいです。

実力・結果が求められる

何度も言いますが、ベンチャー企業は実力と結果が求められます。過程でいくら頑張ったとしても、結果がダメであればなかなか評価されにくいです。

実際に私の同僚の中には、努力をしても結果がなかなか出せずに辞めてしまった人がたくさんいました。私も「そんな未来があったのかもしれない」と考えると少し怖いです。ただ、トップを目指して競うことは、ベンチャー企業あるあるでしょう。

実力・良い結果に貪欲にならなければなりません。

ハードワークになる可能性大

ベンチャー企業は、1人が抱える業務範囲が非常に多く、業務過多で残業が避けられない場合もあります。つまりハードワークだということ。

利益を上げて会社が残るように頑張らなければいけない訳ですから、時には必死に仕事をしなければいけません。もちろん、全てのベンチャー企業がそうだとは思いませんが、ある程度仕事にかける時間が多くなることは覚悟した方が良いでしょう。

実際に私が働いていたベンチャー企業も、毎月45時間残業は当たり前なんてところでした。もちろん、その分やりがいがあったので、こうした時間が嫌だとは感じていません。

手厚い福利厚生を受けられない

スタートしてまもないベンチャー企業の場合、手厚い福利厚生を受けられない場合もあります。むしろ働いて利益を残して、「自分達で福利厚生をよくしていこう!」という文化の企業が多いでしょう。

最初から、寒冷地手当だとか、自己研鑽用の手当だとかは期待しない方が良いです。

公務員がベンチャー企業へ行きたいと思う理由

公務員がベンチャー企業へ行きたいと思う理由

次項では公務員からベンチャー企業へ転職した方が良い人と、転職しない方が良い人について紹介しています。が、その前に、そもそもなぜベンチャー企業へ行きたいと考えているのか確認しましょう。

組織体質が合わない

公務員の組織体質が合わないと感じてベンチャー企業へ行きたいと考えるケース。例えば、以下のような文化に嫌気がさしてませんか?

  • 決裁者までが遠い
  • 歳上が偉いという文化がある
  • 形式ばった仕事
  • 新事業に対して明るくない
  • 紙文化である
  • 無駄な工程が多い

どうしても行政職である以上、仕方のない部分はありますが、このような組織体質に合わずに転職を考える人は多いです。

長時間労働に疲れた

公務員は残業が無いように思われがちですが、実は公務員こそ長時間労働を強いられていることがあります。どんな公務につくかでも変わりますが、財政課などであればお正月を返上して仕事をしなければならないことも。

また災害時に出勤したり、不規則な場合もあるため、むしろ民間よりも長時間労働になることがあります。

やりがいを見出せない

国民のため、県民のため、市民のため、と重要な役割を果たしている公務員ですが、時にやりがいを見出せないと転職する方も多いです。

それもそのはず、同じ課にいるのは3年程度で、転勤して別の課にいくことになります。そのため、「やっと仕事に慣れた!」と思ってもまた一から違う仕事をすることに。

中には、新規事業を企画した翌年に転勤が決まって、自分が事業に携わる前にまた別の仕事をしなければならなくなるなど、モチベーションが低くなってしまうこともあります。

人間関係でつまづいた

公務員は、一度人間関係でつまづくと噂が広がり、いづらくなって転職するなんて方も多いです。確かに3年に1度ほどのペースで転勤はありますが、同じ場所に勤務することも多く、一度人間関係でこじれると、気まずくなることが多々あります。

また噂などの広がるスピードも早く、心を痛めてしまったなんて話も少なくありません。

将来に不安がある

「民間で働けるのだろうか?」「自分にはスキルがない」など、将来を不安に感じる方も一定数います。スキルがない・他で働けないなんてことは一切ありませんが、同じ職場で事務職をしていると、周りと比較することがなく、なんとなく将来に不安を感じる方が多いようです。

また、民間企業の早い昇格・昇給の話を聞いて不安になってしまう方もいるでしょう。そんな時に、転職が頭をよぎるものです。

公務員からベンチャー企業へ転職しない方が良い人

公務員からベンチャー企業へ転職しない方が良い人

公務員からベンチャー企業へ転職しない方が良い人について3つご紹介します。

安定を求める人

安定を求める人は、間違いなく転職しない方が良いでしょう。現状は、突然リストラされることのない公務員で勤めていた方がずっと安定して暮らせます。家族がいるなどリスクが取れない場合や、仕事に熱中できない場合は、ベンチャー企業へ行かない方が良いです。

指示待ち人間な人

仕事をする上で、いつも指示を待っている人はベンチャー企業には向いていません。正直、ベンチャー企業でマニュアルが完備されているところは少なく、自ら行動してキャッチアップしながら仕事をしなければなりません。

そのため、ぼーっと指示を待つだけのタイプには、ベンチャー企業は向いていないでしょう。

楽な仕事をしたい人

楽を求めてベンチャー企業へ行くのであれば大間違い。大変な中でもしっかりとやりがいを見つけて、仕事を楽しめる人でなければベンチャー企業への転職は向いていません。

もちろん公務員も大変な仕事の1つですから、転職するにしても続けるにしても、考え方を改めた方が良いです。

公務員からベンチャー企業へ転職した方が良い人

公務員からベンチャー企業へ転職した方が良い人

最後に公務員からベンチャー企業へ転職した方が良い人についてご紹介します。

やりたいことがある人

やりたいことが決まっている人は、ぜひベンチャー企業へチャレンジしてみてください!応援します。もちろん、やりたい仕事かつベンチャー企業に就けたからといって、「はい成功」とはならないでしょう。

ただ人生は一回きり。やってみたいことがあるのに諦めるのは勿体無い!もちろん、守るものがある・リスクはとれない人もいると思います。しっかりと考えた上で、決断してくださいね。

仕事にやりがいを求める人

やりがいのある仕事をしたい・自分の仕事に誇りを持ちたいというアツい思いを持っている方にも、転職をおすすめします。もちろん公務員だって、やりがいを見つけたらあるに決まってますし、誇りをもてる仕事でしょう。

ただ、そのやりがいをどうしても見出せなかったとか、他で活躍してやりがいのある仕事をしたいと本気で思っているのであれば、ぜひベンチャー企業へ飛び込んでみてください。

仕事にやりがい・ワクワクを求める人は、ベンチャー企業でもきっと力を発揮できるはずです。

人生の軸を持っている人

自分は「こう生きたい!」のように、人生の軸を持っている人は、ベンチャー企業への転職をおすすめします。というのも、軸がある人って、私(アデペン)がアドバイスしなくても、もう転職に踏み切るとか、転職しないで頑張るとか自身で決断できているでしょう。

人生という大海原の中で、しっかりと方位磁石のような軸があり、そしてどの方向へ進むべきか舵取りができる人は、ベンチャー企業でも上手くやっていけます。

大きなデメリットもあるがベンチャー企業へ転職してよかった!

結論、私はベンチャー企業へ転職してよかったです。ただ、私は公務員としての仕事にも十分やりがいを感じていました。なので、どっちの仕事も正直好きです。つまり、仕事を楽しめる人は、ベンチャー企業へ行ってもやっていけるんじゃないかと、個人的に思っています。

ぜひ今回のベンチャー企業へ転職するメリットを見ながら、あなたはどうするか考えてみましょう。今後のヒントになれば幸いです。

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この記事を書いたHSPさん

アデペン(HSS型HSP)のアバター アデペン(HSS型HSP) 「HSS型HSPとお仕事と私」サイト運営者

高校卒業後に非常勤事務員として公務員を務めたのち、WEB系ベンチャー企業でマネージャーを務める。その後、WEB系メガベンチャー企業へ転職し、現在はWEBライター・WEBマーケターとしてフリーランスで活動中。HSS型HSPという気質で生きづらさを感じながらも、葛藤してきた経験を活かし、同じ気質や境遇の方に対して何かお手伝いが出来ればと思っております。【プロフィール詳細はこちら】【自己紹介(インタビュー)記事はこちら

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