「HSPは頭悪いって本当？」その誤解を解きます！

このように、自分のことを「頭が悪い」というHSPさんをよく見かけます。

確かにHSPさんは、繊細すぎるあまりに、自分の能力が発揮できないことも多いです。

しかし、「HSPだから頭が悪い」というのは全くのデマ！！

「頭が悪い」と思っている方は合わない環境で力を発揮できていないだけなのです。

この記事では「HSPが頭悪いと思われる理由」や「合わない環境でできる工夫」をご紹介します。

HSPは頭が悪い？

学生時代から勉強とか全然ダメだった

物覚えが悪くて仕事でよくミスしちゃう

この記事をご覧の方の中には上記のように、学力などに自信がない方も多いと思います。

しかし、HSPだからと言って勉強の成績が悪いというデータはどこにもありません。

学校の成績が良かったHSPさんもいれば、そうじゃない人もいます。

HSPが頭悪いと思われる理由

一体どうしてHSPについて調べると「頭悪い」という関連ワードが出てくるのでしょうか。

ここでは「HSPが頭悪いと思われる理由」を考えていきます。

マルチタスクが苦手

HSPは同時または短時間に2つ以上の作業を行うマルチタスクが苦手な傾向があります。

マルチタスクが苦手なため「要領が悪い」「情報処理能力が低い」と思われるのが、頭が良くないと思われる原因です。

緊張しやすい

HSPは人前や新しい環境などさまざまな場面で緊張しやすく、自分の力を発揮できないこともあります。

・入試などの試験
・大勢の前で発表する
・仕事中に上司の視線を感じる

力を発揮できずテストの点数が低くなったり、仕事のミスを犯すと「頭悪い」という印象を持たれる可能性があります。

自己肯定感が低い

自分に自信が持てず自己肯定感が低い傾向があるHSP。

自分の能力や学力を過小評価しがちです。

「私頭悪いから」「昔なら何してもダメで」など自分のことを話すときに言っていませんか？

自分で「頭悪い」と決めつけているのです。

集中力が保てない

「隣の人の話し声が気になって集中できない」
「プライベートの悩みが頭から離れなくて仕事中も考えてしまう」

などHSPはさまざまな刺激に反応してしまい集中力を保てない傾向があります。

集中できない状況下ではケアレスミスが増えて、その結果「頭が悪い、仕事ができない」と評価されてしまうのです。

実はHSPは頭が良い

実はHSPって記憶力が良いという特徴があるのをご存知ですか？

と記憶力が良いと言われてもピンとこない方も多いでしょう。

実はHSPの記憶力にはある秘密があります。

それは、HSPは「感情を伴った記憶力はずば抜けて良い」ということです。

例えば

「感動した映画のストーリーを細かく覚えている」
「理不尽なことで怒られた記憶が鮮明に残っている」

など感情とセットで記憶しています。

つまり勉強が苦手だった人は、感情や興味が湧かない勉強では記憶力が発揮されなかったという訳です。

しかし、学力では活かせなくても、仕事や日常生活では活かすことができます。

HSPが「頭悪い」と自信がないのは合わない環境のせい

あなたが「私って頭悪いから」と自信が持てないのは、合わない環境にいるからかもしれません。

そこで、きちんと力を発揮するための工夫をご紹介します。

集中できる環境作りを心がける

周囲の刺激によって集中を保てないHSPさんは、集中できる環境づくりを意識しましょう。

例えば

・音に敏感な人はイヤホンや耳栓を使用する
・光に敏感な人は自然光が届かない席で作業する

など環境を整える工夫をしてみてください。

仕事や勉強は1つずつ

仕事や勉強を行うときは「あれもこれもしなきゃ」と思わず、1つずつ作業をこなすことを心がけましょう。

その際、やることをまとめてリスト化したToDoリストを活用すると良いです。

ストレスの原因から離れる

人間関係や労働環境のストレスなどで、疲れてしまい力を発揮できない場合は思い切ってストレスの原因から離れるのが良いでしょう。

例えば職場の人間関係やコミュニケーションでストレスが多いなら、在宅勤務に切り替えたり、転職するのも手です。

「HSPは頭悪い」は誤解です！

冒頭で言った通り、HSPと頭の良し悪しは全く関係ありません。

しかし、合わない環境で能力が発揮できてない可能性は大いにあります。

「頭が悪い」と自信がない人は、自分のHSP気質や得意不得意を理解して、自分を生かす工夫をしてみましょう。