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「また今日も、同じ入力作業か……」
「電話が鳴るたびに、心臓がきゅっとなる」
「退屈なのに、気を張って一日が終わるとぐったり」
事務職でこんなふうに感じているなら、それはあなたがわがままだからでも、根気がないからでもありません。HSS型HSPという気質が持つ、ちょっと厄介な”矛盾”のせいかもしれません。
アデペンこんにちは!HSS型HSPのアデペンです!
HSS型HSPは、新しい刺激を求めてワクワクしたい(HSS)のに、人一倍繊細で刺激に疲れやすい(HSP)。この相反する2つを抱えているから、事務職では「単調で飽きる」と「気疲れする」が同時に襲ってくる。これが”向いてない”と感じる正体です。
でも、結論から言うと——HSS型HSPに事務職が向いているかどうかは、あなたのしんどさが「飽き」なのか「気疲れ」なのかで変わります。向いてない面もあれば、驚くほど活きる面もある。この記事では、その見分け方と、続ける・辞めるの判断軸まで、当事者の視点でお伝えします。
※この記事は2026年7月に、最新の検索傾向に合わせて内容を見直しました。
この記事の要点
HSS型HSPとは、刺激探究型(HSS)でありながら繊細(HSP)でもある気質のこと。「新しいこと・刺激が大好き」なのに「人一倍疲れやすく傷つきやすい」という、アクセルとブレーキを同時に踏むような矛盾を抱えているのが特徴です。だからこそ、事務職の悩みは「向いてる・向いてない」のひと言では片づきません。
「HSS型HSPは事務職に向いてない」とひとくくりにされがちですが、しんどさの正体は人によって真逆です。刺激が足りなくて退屈なのか、刺激が多すぎて疲れているのか。まずは下の表で、自分がどのタイプに近いか確かめてみてください。当てはまる行が一番多いところが、あなたのタイプです。
| タイプ | こんなサインが多い | まず効く一歩 |
|---|---|---|
| ①飽き型 (刺激が足りない) | 仕事が単調で退屈/もっと変化や裁量がほしい/覚えてしまうと途端に飽きる | 業務に変化・改善・裁量を自分から作りにいく |
| ②気疲れ型 (刺激が多すぎる) | 電話やマルチタスクで神経がすり減る/人の機嫌や空気が気になって疲れる/退屈より「疲労」が先に来る | 刺激を減らす。静かな環境・タスクの一本化・こまめな休息 |
| ③二重苦型 (両方きつい) | 退屈なのに、なぜかぐったり疲れる/飽きているのに気は抜けない | 刺激と安心のバランスを設計。合わなさが続くなら働き方を変える |
ネットの「HSP 事務職 向いてない」記事の多くは、向いてない理由をただ並べるだけ。でも大事なのは、あなたの”しんどさのタイプ”に合った対処を選ぶことです。以降は、このタイプを手がかりに読み進めてください。
僕もHSS型HSPやけど、”退屈なのにヘトヘト”って感覚がずっと謎やってん。「飽き」と「気疲れ」は別モノ——そう切り分けられてから、対処がぐっと楽になったよ。


まず、「向いてない」と感じる代表的な理由を3つ。それぞれ①飽き型・②気疲れ型のどちらから来るのかも、あわせて見ていきます。
電話をとる前、かける前に、「何を言われるんだろう」「ちゃんと受け答えできるかな」と、頭の中で先回りしていませんか。HSS型HSPは気づく力が強いぶん、たった一本の電話でも相手の声色や間から色々なことを察してしまい、どっと疲れます。事務職で電話対応が必須だと、この気疲れが毎日積み重なっていきます。
実際に、同じ悩みを抱える当事者の声もあります。
電話対応が苦手すぎるHSPです。事務員として入社してから早3年が経ちました。(中略)営業事務の方が手を離せない、または不在の時には、めまいや動悸、足の震えが止まらなくなってしまいました。
Yahoo!知恵袋に寄せられた声より
ここまで身体に出るのは、決して大げさなことではありません。敏感な神経が、電話という「読めない刺激」に強く反応してしまうからです。
書類整理・会計・入力業務など、事務職はルーティン化されやすい仕事です。最初は覚えることがあって楽しくても、慣れてしまうと毎日が同じことの繰り返し。刺激を求めるHSS型HSPにとっては、「同じことの繰り返し」そのものが、じわじわ効いてくる苦痛になります。飽きが強まると、「辞めたい」という気持ちにつながりやすいんです。
HSS型HSPと自認するある方も、こう打ち明けています。
単純作業、データ入力のような同じことをずっと座って1日中繰り返している仕事は苦痛でしんどくて仕方なかったです。
Yahoo!知恵袋(HSS型HSPと自認する方の声)より
仕事内容が変わらない、部署異動もない。事務職は安定している反面、変化が少ない仕事でもあります。HSS型HSPは変化のなかにやりがいを見つけるタイプなので、変化のない環境ではモチベーションが保ちにくく、「このままでいいのかな」という焦りが募ります。



向いていない点もあるけど、実は事務職で”活きる”HSS型HSPの強みもあるんだよ!次で紹介するね。


「向いてない」ばかりが目立ちますが、HSS型HSPの気質は事務職で強みにもなります。辞める前に、この3つも知っておいてください。
HSS型HSPは細かいことによく気づく気質。だからこそ、ミスの許されない発注業務や入力業務で、驚くほど正確な仕事ができます。人が見落とす小さな違和感に気づけるのは、事務職では大きな戦力です。
接客のある事務職なら、HSS型HSPの高い共感力が武器になります。相手が今どんな気持ちで、何を求めているのか——表情や声色から察して先回りできるので、「丁寧で気が利く」と喜ばれることも多いんです。気疲れの原因になる敏感さが、ここでは長所に変わります。
HSS型HSPは気配り上手で、空気を読む力にも長けています。事務職は職場全体を支える役割でもあるので、「ここをこうすればもっと楽になる」と業務改善を提案できるのは大きな強み。刺激を求める気質を”改善のエネルギー”に変えれば、単調さも味方にできます。


「転職しよう」と早まる前に、まずは今の事務職と向き合ってみましょう。ポイントは、自分のタイプに合った対処から試すこと。飽き型と気疲れ型では、効く一歩が真逆だからです。
タイプ別・まずどれから試す?
なぜ事務職が嫌なのか、辞めたいのか、不満を具体的に書き出してみましょう。「なんとなく嫌」のままだと対処のしようがありません。どの仕事の、どんなところが嫌なのか。1日・1か月の流れを振り返って、いつ・どんな時に嫌になるのかを思い出しながら書くと、それが”飽き”由来なのか”気疲れ”由来なのかが見えてきます。
変化がないことが不満なら、小さな変化を自分で作り出せないか考えてみてください。たとえば、今の業務フローに無駄はないか、もっと簡略化できないか。残業や手作業を減らす改善案を上長に提案してみる。ちょっとした工夫でも、「決められた作業をこなすだけ」から「自分で良くしていく仕事」に変われば、退屈は驚くほど和らぎます。
気疲れ型は、変化を増やすと逆効果。むしろ刺激を減らす工夫が効きます。たとえば電話対応が億劫なら、何が億劫なのかを分解してみる。「突拍子もない問い合わせに動揺する」なら、よくある質問のメモやマニュアルを用意しておくだけで、身構える回数が減ります。マルチタスクがつらいなら、タスクを一つずつ片づける時間帯を決める。気を張る場面を一つ減らすだけで、一日の終わりの疲れ方が変わります。



電話対応が特につらい人向けの対処は、別の記事でも詳しく紹介しているよ!
友達の仕事の話を聞いて、なんとなく羨ましくなっていませんか。どんな仕事にも、実際に働いてみないと分からない大変さがあります。不満を書き出したうえで「やっぱり辞めたい」と思うなら、それは立派な判断。でも「他人が羨ましい」「なんとなく」で動くと、次の職場でも同じことを繰り返しがちです。まずは書き出した不満と、この記事の対処を試してから決めても遅くありません。


向き合おうとしても、どうしても消耗してしまう——そんな当事者も、たくさんいます。
前職は、福祉医療系の事務職で(中略)「正直もう会社辞めたいなぁ、、、」と毎日考えていました。
HSP当事者のブログ手記より
対処を試してもやっぱり合わない——そう感じたなら、無理に続ける必要はありません。ただ、次に進むときは「事務職かどうか」より「どんな職場環境か」を見てください。HSS型HSPの働きやすさは、職種そのものより環境で決まる部分が大きいからです。
たとえば、人事評価の基準が明確、有給が取りやすい、残業が少ない、ある程度の裁量がある——こうした条件は、飽き型にも気疲れ型にも効きます。同じ「事務職」でも、環境しだいで働きやすさはまるで変わります。
なお、「HSS型HSPに向いている仕事そのもの」を知りたい方や、事務職に限らず”辞めたい・向いてない”気持ちの整理をしたい方は、あわせて次の記事も参考にしてください。






あります。変化や裁量があり、電話・来客対応が少ない事務職(バックオフィス系・企画寄りの事務など)は、飽き型・気疲れ型どちらにも比較的向いています。逆に、単調な入力だけ・電話が多い環境は負担が大きくなりがちです。
甘えではありません。刺激を求めるのはHSS型HSPの気質であって、意志の弱さではありません。ただし「飽き」は工夫で和らげられる余地も大きいので、辞める前に①飽き型の対処を試す価値はあります。
違います。刺激を避けたい非HSS型のHSPは、静かな事務職が”安心できる居場所”になりやすい一方、刺激を求めるHSS型HSPは同じ環境を「退屈」と感じやすいのが特徴です。同じ「HSP 事務職」でも、HSS型かどうかで感じ方が変わります。
まず不満を書き出し、①飽き型・②気疲れ型の対処を一通り試したかを確認してください。試しても改善せず、心身の消耗が続くなら、無理に続ける必要はありません。その場合は「職場環境」を軸に次を探すのがおすすめです。
「HSS型HSPだから事務職は向いてない」と決めつけて辞めてしまう前に、自分のしんどさが「飽き」なのか「気疲れ」なのかを見極めてみてください。タイプが分かれば、効く一歩は必ず見つかります。
それでも合わないと感じたら、それはあなたが弱いからではありません。向き合ったうえでの「辞める」は、立派な前進です。転職するにしてもしないにしても、あなたが自分らしく働ける場所にたどり着けるよう、応援しています。
この記事を書いた人|ハリピン(HSS型HSPとお仕事と私・運営者)
刺激を求めるのに、人一倍繊細で疲れやすい——そんなHSS型HSPの気質と向き合いながら、自分に合う働き方を模索してきた当事者。「飽きるのに気疲れする」という矛盾のしんどさを自分ごととして、同じように悩むHSS型HSPさんへ、当事者の視点で発信しています。
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このサイトの運営者・ハリピン(HSS型HSP)です。飲食店の店長から営業、東証一部上場(当時)の子会社で社長を5年、転職は6回以上。…で、いまはほぼ無職5年以上続けてます。社長まで行って無職、自分でもすごい振れ幅だと思うけど、これが、わりと本気で「全然オッケー」だと思ってます。 強みも弱みも、やってみないと分からないもので「接客は好きだけど、料理と在庫管理は苦手」って、飲食やって初めて知りました。英語もパソコンも苦手で試めてたことが、AIに助けてもらいながら少しずつできるようになってきた。——つまり、今この瞬間ダメでも、時間が経てば何かが変わるかもしれない。(無職期間も大事ってこと!) 僕がここでやりたいのは、“自分が死ぬ瞬間に自分の人生が「よかったな」と思える様になるキッカケを作ること”。正直、自分自身もまだ模索の途中で、全然偉そうなことは言えません。…でも、だからこそ同じ目線で考えれるかなと思ってます。 健康、睡眠、大事! 死ぬのだけは禁止で!
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