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夜、布団の中でスマホを開く。タイムラインには、昇進の報告、資格の合格、海外の夕日、きれいに整えられた朝ごはん。指が止まらないまま、気づけば30分たっている。
「みんな、ちゃんと前に進んでるな」
「どこを見ても、すごい人ばっかり」
「それに比べて、私は今日、何をしただろう」
「SNS すごい人 ばかり」と検索したあなたは、誰かを妬みたいわけではないと思います。見たくて見ているわけでもないのに、画面を閉じたあとに、自分だけが置いていかれたような重さが残る。それが、しんどいのだと思います。
先に答えをお伝えします。SNSがすごい人ばかりに見えるのは、世の中がそうだからではなく、「すごい部分だけが集まって見える仕組み」の中にいるからです。やることは、見えているものの正体を知る、タイムラインを整える、比べる前に一言はさむ、の3つです。あなたの中身が足りないという話ではありません。
この記事の要点
SNSを開くと、なぜか「頑張っている人」「輝いている人」ばかりが並んでいる。これには、見え方の仕組みがあります。
人が投稿するのは、報告したいこと、見せてもいいこと、うまくいった瞬間です。寝坊した朝、返信が溜まった夜、どうでもいい昼ごはんは、たいてい流れてきません。
一方で、自分のことは違います。うまくいかなかった日も、ぼんやりした午後も、ぜんぶ知っています。相手の見せ場と、自分の一日まるごとを比べているのだから、負けた気になるのは当たり前です。勝負の土俵が、最初からそろっていません。
フォロー欄を思い出してみてください。憧れて追加した人、勉強になりそうで追加した人、昔からの知り合い。ほとんどが、「いつか自分もああなりたい」と思った人ではないでしょうか。
つまりタイムラインは、世の中の平均ではなく、あなたが選んだ「すごそうな人」の寄せ集めです。そこだけ見て「みんなすごい」と感じるのは、自然な錯覚です。
これは僕の見立てですが、多くのSNSは、反応が集まりやすい投稿が見えやすくなる作りになっています。派手な成果、きれいな写真、勢いのある言葉は、反応を集めやすい。地味で穏やかな投稿は、そもそも目の前に流れてきにくい。そう考えると、「すごい人ばかり」に見える画面は、そもそも偏って届けられている面があります。

頭では分かるんです。でも、見るとやっぱり落ち込んじゃって…。
頭で分かっても、胸に来るもんは来るよな。それは弱いからやなくて、ちゃんと受け取ってる証拠やで。次の章で、その受け取り方の話をするわ。
同じタイムラインを見ても、さらっと流せる人と、いつまでも引きずる人がいます。引きずる側の人は、投稿の中身だけでなく、その人の頑張り、背景、熱量まで一緒に受け取ってしまうことが多いです。
HSPの人には、刺激や情報を深く処理する傾向があると言われます。これは個人の診断ではなく、あくまで傾向の話ですが、思い当たる方は多いと思います。落ち込みやすいのは、心が弱いからではなく、見たものを深く味わってしまう人だからです。その力は、別の場面ではあなたの武器になります。
ただ、深く受け取る人にとって、SNSは相性のいい場所とは言えません。数秒ごとに、他人の人生のハイライトが次々に入ってくるからです。感じ取る力があるぶん、見れば見るほど、体の中に他人の「すごさ」が溜まっていきます。
だから、「もっと気にしないようにしなきゃ」と、自分の感じ方を直そうとしなくて大丈夫です。直すのは、感じ方ではなく、入ってくる量と中身のほう。次の章からが、その具体的なやり方です。
有名人との比べ方そのものを見直したい方は、SNSで他人と比較してしまう時の、比較しないで楽になる方法も合わせてどうぞ。この記事は、「比べる考え方」より前の、「何を目に入れるか」の整え方に絞っています。
気持ちの持ち方を変えるより、まず楽になるのが早いのは、目に入るものを変えるほうです。順番に、手をつけやすいものから書きます。
フォロー欄を上から眺めて、一人ずつ、次の問いに答えてみてください。
基準は、その人が立派かどうかではありません。あなたの心が、どうなるかです。立派な人でも、見るたびに焦る相手なら、今のあなたには合っていないだけです。
「フォローを外すのは感じ悪いかな」と迷う人は多いです。そういう時は、多くのSNSにあるミュート機能が使えます。相手に知らせずに、投稿だけを自分の画面から見えなくする機能です(Instagramでは、ミュートしたことは相手に通知されないと案内されています。Instagramヘルプ「ミュート」。機能名や使い方はSNSによって違うので、お使いのアプリの設定で確認してください)。
関係を切らずに、自分の目だけ守れるのがミュートの良いところです。数か月たって気持ちが落ち着いたら、戻すこともできます。
これは僕のおすすめですが、心が削れやすい場面でSNSを開かないだけでも、だいぶ違います。たとえば、次のような場面です。
代わりに、昼休みの15分だけ、のように「開く場面」を先に決めておきます。なんとなく開くのをやめて、見る理由がある時だけ開く。それだけで、浴びる量が変わります。



情報が入らなくなるのも、取り残されそうで怖いです…。
その怖さもあるよな。せやから、全部やめんでええんよ。ほんまに必要な人と場面だけ残す。そのくらいから試してみ。
環境を整えても、ふと開いて、きらきらした投稿に胸がざわつく日はあります。そういう日のために、落ち込む前にはさむ一言を、先に決めておくと、気持ちの沈み方が変わります。自分の言葉に直して、メモに入れておいてください。
もう一つ、使える見方があります。胸がざわついたら、「羨ましい」で終わらせずに、何が羨ましかったのかを一行だけ書いてみる。肩書きなのか、自由な時間なのか、認められている感じなのか。羨ましさは、自分が本当は何を欲しがっているかを教えてくれる、ただの合図です。
そして、すごい人がいることと、あなたに価値がないことは、まったく別の話です。誰かが輝いて見えても、あなたの一日の価値は、1ミリも減りません。
人と比べて落ち込む気持ちそのものを、もう少し深く知りたい方は、人と比べて落ち込むHSPへ|劣等感の原因と楽になる対処法に、SNS以外の場面も含めてまとめています。
SNSを開く前から気が重い日が続くなら、それは「もう受け取りすぎている」というサインかもしれません。しばらくアプリを開かない日を作る、身近な信頼できる人に「最近SNSがしんどい」と一言話してみる。そんな小さな休み方から、始めてみてください。
よくあることで、おかしくありません。投稿は見せたい一場面が中心で、フォローしている相手も自分で選んだ顔ぶれだからです。「みんな」ではなく「そう見える画面にいる」と考えると、少し距離が取れます。
外すのが気まずければ、ミュートで十分です。Instagramなど多くのSNSでは、相手に知らせずに自分の画面から投稿を見えなくできます(Instagramヘルプ「ミュート」)。自分の心を守ることを、先に考えて大丈夫です。
全部やめる必要はありません。見たあとに重くなる人や場面だけを減らす、というやり方もあります。仕事や連絡で必要な場合は、見る時間と相手を絞るところからで十分です。
取り残されているのではなく、人によって歩く道とペースが違うだけです。SNSには、他人の歩みの「途中経過」は映りにくく、「到着した場面」ばかりが映ります。自分の道は、画面の外で進んでいます。
気持ちが疲れている時ほど、自慢や主張が強い投稿に反応しやすくなることがあります。タイムラインが「見ると嫌な気持ちになる人」で埋まっているなら、手順1のフォローの棚卸しとミュートが、そのまま使えます。目に入る顔ぶれを変えるだけで、画面の印象はかなり変わります。
そうなりやすい傾向はあるかもしれません。刺激や他人の感情を深く受け取る人ほど、数秒ごとに切り替わる投稿の情報量で疲れやすいことがあるからです。ただ、これは個人の診断ではなく傾向の話です。見る量と場面を減らす工夫は、気質に関係なく試せます。


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このサイトの運営者・ハリピン(HSS型HSP)です。飲食店の店長から営業、東証一部上場(当時)の子会社で社長を5年、転職は6回以上。…で、いまはほぼ無職5年以上続けてます。社長まで行って無職、自分でもすごい振れ幅だと思うけど、これが、わりと本気で「全然オッケー」だと思ってます。 強みも弱みも、やってみないと分からないもので「接客は好きだけど、料理と在庫管理は苦手」って、飲食やって初めて知りました。英語もパソコンも苦手で試めてたことが、AIに助けてもらいながら少しずつできるようになってきた。——つまり、今この瞬間ダメでも、時間が経てば何かが変わるかもしれない。(無職期間も大事ってこと!) 僕がここでやりたいのは、“自分が死ぬ瞬間に自分の人生が「よかったな」と思える様になるキッカケを作ること”。正直、自分自身もまだ模索の途中で、全然偉そうなことは言えません。…でも、だからこそ同じ目線で考えれるかなと思ってます。 健康、睡眠、大事! 死ぬのだけは禁止で!
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