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朝、席に着く。向こうから、あの人の足音が近づいてくる。まだ何も言われていないのに、背中が固くなって、パソコンの画面から目が動かせない。
「今日は機嫌いいのかな、悪いのかな」
「声をかけられる前に、トイレに立っておこうかな」
「あの人と同じ空間にいるだけで、夕方にはぐったりしている」
「怖い人 職場」と検索したあなたは、仕事がつらいというより、たった一人の人のせいで、毎日の呼吸が浅くなっているのだと思います。人と関わること全般が怖いわけではない。その人だけが、怖い。その感覚は、おかしくありません。
先に答えをお伝えします。職場の怖い人は、好きになる必要も、変える必要もありません。やることは、会う回数を減らす、話の終わらせ方を決めておく、相手の機嫌を自分の責任にしない、の3つで、まずは「距離」を作ることです。ただし、怒鳴る、人格を否定する、といった言動が続いているなら、距離の取り方ではなく、相談先の話になります。その線引きも、この記事の後半で書きました。
「人と関わること自体が怖い」という方は、人と関わるのが怖い人の安心して働ける仕事の選び方のほうが近いかもしれません。この記事は、「職場の特定の人が怖い」場面に絞って書いています。
※本記事は医療的な診断・治療を勧めるものではありません。つらさが続くときは、医療機関や専門の相談窓口に頼ってください。
この記事の要点
職場に怖い人がいると、人は二つのことを同時に消耗します。一つは、言われた言葉そのもの。もう一つは、「いつ来るか分からない」と待ち構えている時間です。
足音、ドアの閉め方、メールの一文目。そういう小さな合図を、あなたはずっと拾い続けています。気が弱いのではなく、危険の合図を拾う力が高い人ほど、その人のそばでは一日中アンテナが立ちっぱなしになる。疲れるのは、当然です。
だから、「もっと強くならなきゃ」「慣れなきゃ」と自分を責めなくて大丈夫です。怖い人に慣れる必要はありません。目指すのは、慣れることではなく、消耗を減らすことです。

周りの人は普通に話してるのに、私だけ怖がってるみたいで…。
怖がってるのが、あなただけとは限らんよ。顔に出さん人が多いだけや。まずは「怖い」を「おかしい」に変えんことやな。
職場の怖い人との距離は、「物理」「会話」「心」の順に作ると、手をつけやすくなります。いちばん効くのは、気持ちの持ち方ではなく、顔を合わせる回数を減らすことです。気持ちの工夫は、あとから効いてきます。
相手が怖いのは、近くにいるからです。できる範囲で、接点を減らしてみてください。
これは逃げではありません。相手が変わらないなら、自分の動線を変えるのは、いちばん現実的な手です。
怖い人に呼び止められると、頭が真っ白になって、会話をどう終わればいいのか分からなくなります。だから、終わらせる言葉を、先に2〜3個、手帳かスマホのメモに用意しておくと、会話の途中で固まりにくくなります。
もう一つ。用件は、自分から先に言ってしまうのも手です。相手のペースで雑談や説教に流れる前に、「この件で、確認が1つあります」と先に枠を作ります。
怖い人のそばにいる人ほど、相手の顔色から機嫌を読んで、先回りして動いてしまいます。その努力は、あなたをすり減らすだけで、相手の態度を変えてはくれません。
機嫌が悪いのは相手の事情で、あなたの失敗ではありません。自分がコントロールできるのは、頼まれた仕事を期限内に出すところまで。その先の「どう受け取るか」は、相手の領分です。
「あの人はああいう人だ」と、期待を下げて眺める。仲良くなろうとしない。これだけで、肩の力が少し抜けます。



無視したほうが楽になるのかな…。
あからさまな無視は、あとで自分がやりにくくなる。挨拶は短く返して、必要な話だけする。それが「距離」やで。
これは僕の意見ですが、次の3つは、その場は楽になっても、あとで自分を苦しくしやすいです。
怒鳴り声そのものがつらい方は、怒鳴り声が怖いHSPさんの対処法にも、その場でできる切り返しをまとめています。
ここまでの距離の工夫は、「口調がきつい」「近寄りがたい」くらいの怖さに向いています。でも、暴言や侮辱、仲間外れ、無理な要求が続いているなら、距離の取り方で乗り切る話ではなく、パワハラかもしれない場面です。
厚生労働省は、職場のパワーハラスメントの代表的な行為を6つの類型に整理しています。「精神的な攻撃(脅迫・名誉毀損・侮辱・ひどい暴言)」「人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)」「過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害)」などです。(厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために」)
ただ、あなたの職場の出来事が、パワハラに当たるかどうかは、僕には判断できません。当たるかどうかは、言動の中身や頻度、立場の関係など、個別の事情で変わります。大事なのは、「判断はできなくても、相談はしていい」という点です。
会社で対応してもらえないときや、社外で相談したいときは、お近くの総合労働相談コーナーが窓口になります。匿名でも大丈夫で、プライバシーは守られ、相談は無料と案内されています。(厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために」)
相談に行く前にできることが、一つあります。いつ、どこで、何を言われたかを、日付つきでメモしておくこと。これは僕のおすすめですが、あとで話すときに、あなたの記憶に頼らずに済みます。つらい出来事を思い出すのはしんどいので、起きたその日に、一行だけで構いません。



これくらいで相談していいのか、分からなくて…。
「これくらい」で迷う時点で、もう十分しんどいんよ。当たるかどうか分からんままでも、あったことをそのまま話してええんやで。
日曜の夜になると胃が重い。朝、家を出る前に動悸がする。夜中に、あの人に言われた一言が頭の中で何度も再生される。こうした日が続いているなら、距離の工夫を増やす前に、休むことを選択肢に入れてください。
休むのは、負けではありません。怖い人の近くにいる時間が長いと、疲れも抜けにくくなります。有給を1日使う、早めに帰る、というところからで構いません。
眠れない日や、朝に体が動かない日が続くときは、かかりつけ医や心療内科など、医療機関に一度相談してください。僕は診断ができないので、病名や原因は言えません。それでも、「怖い人がいて、こんな症状が出ている」と、そのまま話して大丈夫です。
毎日、怖い人のそばで仕事をしているだけで、あなたはもう十分に頑張っています。今日をやり過ごせた自分を、少しだけ認めてあげてください。
あからさまな無視はおすすめしません。仕事に必要な連絡まで止まると、あなたが困るからです。挨拶は短く返し、必要な話だけする、という距離の置き方が現実的です。
会話の終わらせ方を、先に用意しておくと固まりにくくなります。「確認して午後までに戻します」「このあと打ち合わせがあるので失礼します」など、2〜3個をメモしておき、口頭より先にチャットやメールで用件を出す方法もあります。
機嫌を伺ってしまうのは、気を張って自分を守っているからで、おかしなことではありません。ただ、相手の機嫌は相手の事情です。あなたが責任を持つのは、頼まれた仕事を期限内に出すところまで、と線を引くと、少し楽になります。
二人きりになる場面そのものを、できる範囲で減らしてみてください。報告をチャットにする、面談に別の人の同席をお願いする、動く時間をずらす、などです。難しいときは、信頼できる上司や人事に、「二人だと緊張が強いので」と相談する手もあります。
耐える以外の手もあります。接点を減らす、席や担当の見直しを相談する、社外の窓口に相談する、休む、などです。暴言や侮辱が続いている場合は、我慢で済ませず、総合労働相談コーナーなどに相談してください。(厚生労働省「職場におけるハラスメントの防止のために」)
分からなくても、相談して大丈夫です。当たるかどうかは言動の中身や頻度など、個別の事情で変わります。いつ、何を言われたかを日付つきでメモしておくと、相談のときに説明しやすくなります。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断を行うものではありません。つらさが続くときは専門機関にご相談ください。


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このサイトの運営者・ハリピン(HSS型HSP)です。飲食店の店長から営業、東証一部上場(当時)の子会社で社長を5年、転職は6回以上。…で、いまはほぼ無職5年以上続けてます。社長まで行って無職、自分でもすごい振れ幅だと思うけど、これが、わりと本気で「全然オッケー」だと思ってます。 強みも弱みも、やってみないと分からないもので「接客は好きだけど、料理と在庫管理は苦手」って、飲食やって初めて知りました。英語もパソコンも苦手で試めてたことが、AIに助けてもらいながら少しずつできるようになってきた。——つまり、今この瞬間ダメでも、時間が経てば何かが変わるかもしれない。(無職期間も大事ってこと!) 僕がここでやりたいのは、“自分が死ぬ瞬間に自分の人生が「よかったな」と思える様になるキッカケを作ること”。正直、自分自身もまだ模索の途中で、全然偉そうなことは言えません。…でも、だからこそ同じ目線で考えれるかなと思ってます。 健康、睡眠、大事! 死ぬのだけは禁止で!
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