\ 教えて掲示板 /
\ つながろう /
HSPへの理解を深めようと検索しやってきたあなた。ありがとうございます。
当記事を執筆している私は、HSP気質を持つアデペンです。
繊細・内向的などの特徴を持つHSPは、非HSPと上手く付き合うのが難しい傾向にあります。そして、難しいのは非HSPにとっても同じ。
思ってもない言葉でHSPを傷つけてしまったり、追い込んでしまったり、どのように接したら良いか困っている方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、HSPな私から非HSPの方へ向けて、HSPさんとの接し方、付き合い方をご紹介します。繊細さんにとって身近な人の気遣いが支えになります。
ぜひ最後までご覧いただき、周りのHSPさんに優しくしてあげてください。
この記事はHSPのアデペンが書いています。
HSPは非常に繊細な気質を持つ人のことを指し、病気ではありません。例えば、音・光・匂いに敏感であり、非HSPよりも非常に大きな刺激を受けます。
また音・光・匂いに限らず、人の表情や雰囲気などを察する力にも長けており、人のマイナスな感情による影響を受けやすいです。
HSPさんは非HSPよりも受ける刺激が非常に強いです。したがって、もしもあなたの家族・友達・同僚・部下にHSPさんがいるのであれば、円満に付き合っていくために、以下のことに気をつけてみてください。
「こんなこと!」と思わず、まずはストレートに受け取ってみて!
HSPはあれこれと振り回されるのが苦手。これは仕事でもプライベートでも同じです。例えば仕事であれば、突発タスクをたくさん与えたり、一度お願いしたことを突然変更するなど振り回さないように注意しましょう。
HSPはとても思慮深く、たくさんのことに気づく力があります。そして、同時にとてつもない集中力を発揮します。
従って、あれこれと突発タスクを振ってしまったり、一度話したことを二転三転されると困ってしまうんです。どうしても振り回す必要があるのであれば、事前に謝りを入れたり労ってから伝えてあげてください。
仕事でもプライベートでも、HSPに一度にたくさんのお願いをしないように気をつけましょう。HSPは1つ1つのお願いに対して真摯に向き合います。従って、一度にたくさんのお願いをしてしまうとキャパオーバーになってしまうことも。
複数お願いしたい時は、1つ1つ片付いてから順番にお願いをする。お願いを取捨選択するなど工夫をしてください。
HSPは口調で大きく傷ついたりします。そのため、何か指示をする時は命令口調にならないように気をつけてください。「これをやれ」「こうしろ」と強く命令されると、HSPは言葉の圧力に圧倒されて、胸を痛めてしまいます。
HSPが何か落ち込んでいる時は、変に気を使って話しかけるのではなく静かに見守ってあげてください。これを聞くと少し面倒だなと思うかもしれませんが、HSPは気を遣われすぎることに対しても嫌悪感を抱きます。
なぜなら「私の気持ちのせいでこの人に迷惑をかけた」「気を遣わせてしまった」などと考えてしまうから。もしHSPの人が落ち込んでいたら、静かに見守ってあげてください。
いくら相手がHSPだからといって、きつい言葉を言わなければいけない瞬間もあるでしょう。例えば、仕事上でどうしてもきつく言わなければいけない場面や、友達として厳しいアドバイスを言わなければいけない場面など、言わざるをえない状況もあると思います。
そんな時は、できる限りオブラートに包んだ言い方としてあげてください。例えば、ストレートに「この資料は駄目だ」なんて否定するのではなく、「この資料の見出し2のところ、本来の主旨からズレていて修正した方がいいよ」のように、具体的に言ってあげましょう。
HSPを急かすのは辞めましょう。HSPは慎重であらゆるリスクに気が付き、回避しながら物事を進める傾向があります。急かされてしまうと、いつもの思考プロセスを踏めずに焦ってしまうため、焦りパフォーマンスが低下してしまうんです。仕事でもプライベートでも急かさず見守りましょう。
HSPは非HSPと比べて刺激を受けやすく疲れやすいため、しっかりと休息を与えてあげましょう。もしあなたがHSPの上司などであれば、有給を取得させてあげる。
もし恋人・婚約者がHSPなのであれば、休んでてと優しく伝えてあげる。もし家族なのであれば、あれこれ言わずに見守ってあげるなど、休息を与えることが大切です。
HSPは自分の繊細な気質さえも責めて、自分を否定してしまう傾向があります。従って、HSPの周りの方は理解を示してあげましょう。
HSP自身が「HSPは甘えだ」と勘違いしていることもあります。決して甘えだなんて言わずに、HSP気質を理解してあげてください。
HSPの人が何か問題を起こしたとしても、100%悪いと責めないようにしましょう。問題を起こしたことが本当に悪いことであれば、そのことについて具体的に伝えてあげる、そして良い解決法がないか前に進めることが一番大切です。
当たり前ですが、自分が嫌なことはHSPにしないようにしましょう。HSPでなくても、嫌なことはされたくありません。相手に思いやりを持って接することが大切です。
HSPは五感が優れており、音・光・匂いに敏感。そのため、必要以上に刺激を受けてしまいます。職場でもプライベートでも、静かで刺激の少ない落ち着いた環境を与えてあげてください。
HSPはいつも聞き役になりがちです。なぜなら、人に自分の意見を伝えたら嫌われるんじゃないか、自分の意見を否定されるんじゃないかと恐れているからです。だから、いつも聞き役になり、人に自分のことを打ち明けられずにいます。
私もなかなか自分のことを話せないタイプで、仕事・プライベートの両方で聞き役になりがちでした。だからこそ、周りの人には「困っていることはない?なんでも聞くよ?」と訪ねて、話に耳を傾けて欲しいのです。
HSPは怒っているような大きな声に敏感。声からマイナスなオーラを察して、胸を痛めてしまいます。声を荒げないように、ゆっくりと落ち着いた声で話してあげましょう。
HSPと接する時や、一緒の空間にいる時は負の感情を出しすぎないようにしましょう。HSPは人の感情を察する能力に長けているため、あなたの不機嫌な感情を「声」「表情」「仕草」などの細かいことで気が付きます。
また、HSPは負の感情によるマイナスな影響を受けやすく、落ち込んでしまったり、あなたが機嫌悪いのは私のせいだと過剰に気にしてしまうことも。一緒にいるときは、負の感情を出しすぎないように気をつけましょう。
罵詈雑言など、棘のある言葉を使わないようにしましょう。HSPに言ってはいけない言葉については、下記記事でもまとめてあります。合わせてご確認ください。
最後にHSPの人と接するときの注意点について3つご紹介します。円満に付き合っていくために確認しましょう。
「HSPだから」「繊細だから」と過剰に気を使って、腫れ物に触るような態度は逆効果です。HSPは過剰に気を使われると、察する力から「無理して気を使っているのかな」「私のせいで気を使わせている」と気にしてしまいます。
相手がHSPだと分かっていても、自然体でいましょう。
非HSPにとって、HSPが受けている刺激を理解するのは難しいです。よくHSPと非HSPを例える時に、HSPを「網目の細かいあみ」非HSPを「網目の粗いあみ」と言われることが多いのですが、まさにその通り。
HSPは「網目の細かいあみ」を持っているため、拾いたくないものまで引っかかってしまいます。一方、「網目の粗いあみ」を持つ非HSPは、拾いたくないものには気付きません。
従って、非HSPの尺度でHSPが受ける刺激を考えないようにしましょう。「もしかしたらもっと胸を痛めているのかもしれない」と少しだけ考えてあげるだけで、HSPは気が楽になります。
HSPは「せっかち」「真面目」「素直」などの気質の一種です。決して病気ではないので、勘違いしないようにしましょう。
HSPの人への理解を深めようと、当記事を読んでくださりありがとうございます!HSPは身近な人の気遣いで、本当に救われます。
毎日、仕事・人間関係・将来のこと・自分のこと・道行く人のこと・今日関わった人のこと・ニュースなどなど、たくさんのことに気が付き気にしてしまうため、疲れを溜めやすいです。
そして、人に打ち明けるのが苦手なため、ストレスを発散できていない人も多いはず。かくいう私もそうでした。
ぜひ身近にHSPの人がいる方は、言葉遣いや態度など少しだけでも気遣ってみてください。
この記事が気に入ったら
フォローしてね!
高校卒業後に非常勤事務員として公務員を務めたのち、WEB系ベンチャー企業でマネージャーを務める。その後、WEB系メガベンチャー企業へ転職し、現在はWEBライター・WEBマーケターとしてフリーランスで活動中。HSS型HSPという気質で生きづらさを感じながらも、葛藤してきた経験を活かし、同じ気質や境遇の方に対して何かお手伝いが出来ればと思っております。【プロフィール詳細はこちら】【自己紹介(インタビュー)記事はこちら】
この記事のご感想をお待ちしてます