\ 教えて掲示板 /
\ つながろう /
\ 色んな経験/
会議で「あの人、何でもできるよね」と言われた帰り道。褒め言葉のはずなのに、胸のどこかがざらつく。履歴書の「得意なこと」の欄を前に、ペンが止まったまま時間だけが過ぎていく。
「何でもそこそこできるけど、これだけは誰にも負けない、というものがない」
「専門のある人を見ると、自分は空っぽに思えてくる」
「器用貧乏って、結局ただの中途半端なんじゃないか」
「器用貧乏 コンプレックス」と検索したあなたは、できないことが悩みなのではなく、できるのに「これだ」と言い切れるものがないことが、ずっと胸に引っかかっているのだと思います。
先に答えをお伝えします。器用貧乏のコンプレックスは、「能力が足りない」という悩みというより、「自分の幅広さに名前がついていない」という悩みであることもあると言われます。まずは、幅広さを「欠点の名前」から「持ち物の一覧」に書き換えるところから始めるのが近道です。周りの顔色や求められていることを細かく拾える人ほど、あれもこれもと引き受けて身につけていき、気づけば広く浅く、という形になることもあります。僕は心理の専門家ではないので、あなたの中身を言い当てることはできません。ただ、そう考えると見え方が少し変わるかもしれません。
なお、器用貧乏に向いている仕事そのものを知りたい方は、器用貧乏に向いてる仕事を紹介した記事のほうが近いです。この記事は、その手前にある「気持ち」の置き場所に絞って書いています。

何でもできるって言われるのに、全然うれしくないんです…。
その「うれしくない」には理由があるんよ。まずそこから一緒にほどいてみよか。
つらさの正体は、「できない」ではなく「決め手がない」という感覚です。同じ言葉で検索する夜は、次の3つのどれかに近いのではないでしょうか。
名刺に書ける一つの強みがあれば、自己紹介は一言で済みます。でも自分の場合は、あれもこれも説明しないと伝わらない。説明が長くなるたびに、「結局、何の人なの」と自分に問われている気がしてきます。
慣れてくると面白さが薄れ、次のものに目が移る。それが続くと「飽きっぽい自分はダメだ」という自己嫌悪につながることがあります。ただ、手応えを感じる前に逃げているのでなく、できるようになるのが早いから、次が見えてしまうのかもしれません。
のめり込める人を見ると、自分には熱が足りないのかと思えてきます。そう感じるのは、本当は自分にも熱中できる何かを探しているから、なのかもしれません。
ひっかかりを感じること自体が、自分の仕事ぶりをちゃんと見つめているからこそ、とも言えます。気にならなければ、そもそも立ち止まらないはずです。
同じ器用貧乏でも、「誰かと比べた夜」にだけコンプレックスが強くなる、ということもあります。自分の幅広さは変わっていないのに、SNSで誰かの実績を見た夜や、専門職の同期と話した夜だけ、急に自分が小さく見えるからです。
もしそうなら、問題は自分の中身でなく、比べる相手と物差しの選び方にあるのかもしれません。専門家の物差しで測れば、広く浅い人は分が悪くなります。でも調整役の物差しで測れば、評価が逆になることもあります。
人と比べて落ち込んでしまう気持ちの動きは、人と比べて落ち込むHSPへ|劣等感の原因と楽になる対処法でも整理しています。



比べないようにしようって思っても、勝手に比べちゃうんです…。
比べるんは止められへん。せやから「今夜は物差しを替える」くらいでええんよ。
頭の中のもやもやは、紙に出して並べるだけで、形が変わって見えてくることがあります。消そうとせず、書き換えます。
「事務ができる」「接客ができる」ではなく、「聞き取る」「段取りを組む」「相手の温度を読む」「足りないところを埋める」のように、動詞で書きます。肩書きで並べると薄く見えたものが、動詞で並べると共通の線が見えてくることがあります。
自分では普通だと思っていても、周りから繰り返し頼まれることには、他の人があまり持っていない何かが隠れていることがあります。好き嫌いではなく、「頼まれた回数」で見ます。
一つで一番になれなくても、二つ三つの組み合わせなら、重なる人は少なくなります。「現場の流れを読めて、文章で整理できる」のように、動詞を二つつなげた一言を作ってみてください。完成度は気にしなくて構いません。仮の名札です。
自分でも気づいていない強みの見つけ方は、HSPの得意なこと・強み13選も参考になります。
「器用貧乏から抜け出す」方法はたくさん語られています。専門を一つ決める、発信する、掛け算で価値を作る。どれも一つの道なのでしょう。ただ、気持ちが「ダメな自分」という前提に立ったままだと、どの方法を試しても、また「やっぱり自分は」と戻ってきてしまうことがあります。
方法を足す前に、「自分は欠けている」という前提を、「自分は広く持っている」に置き換える時間を取ってみてください。前提が変わると、同じ方法でも、負けを取り返す作業でなく、持ち物を磨く作業に感じられるようになります。
周りの空気や相手の気持ちを細かく拾うタイプの人は、HSPと呼ばれる気質に近いのかもしれません。もしそうなら、広く浅く見えるのは、関心の幅が広いからだけでなく、場に合わせて自分を変える器用さを身につけてきた結果でもある、と考えることもできます。
自己嫌悪が何週間も続いて、眠れない、食べられない、仕事に行く気力が湧かないといった状態があるなら、一人で抱えず、専門の人に話してみる頃かもしれません。
仕事を続けながら使える窓口として、厚生労働省のこころの耳があり、電話・SNS・メールでの相談ができます。職場の産業医や相談窓口、かかりつけの内科から始める方法もあります。
※本記事は医学的な診断・治療に代わるものではありません。つらさが続く時は専門機関へ相談してください。
今夜できたことは、自分の気持ちを見にきたこと。それだけで、一歩です。



幅広いだけの自分でも、何か意味があるんでしょうか…。
意味は「名前をつける」ことで見えてくるんよ。まず動詞を3つ書くとこからやな。
「専門」と言える決め手がなく、自分の価値を説明しにくいことが、劣等感につながりやすいと言われます。周りの専門家と比べた時に、幅広さが「薄さ」に見えてしまうこともあります。
「何者か」を一つの肩書きで答えようとすると苦しくなります。まずは「できること」を動詞で3つ書き出して、仮の名札を作ってみてください。名札は途中で変えて構いません。
飽きやすさは、習得が早いことの裏側であることもあります。無理に直すより、変化のある環境を選ぶ見方もあります。向いている仕事は、器用貧乏に向いてる仕事にまとめています。
専門を一つ決める方法もありますが、それだけが道ではありません。複数の得意を組み合わせて一言にする、調整役やつなぐ役に回る、といった道もあります。
比べて落ち込むのは、自分の中身が変わったからでなく、物差しが「専門家の物差し」になっているからかもしれません。落ち込みの動きを整理した人と比べて落ち込む理由と対処法も参考にしてください。
HSPだから器用貧乏になる、と言い切れる根拠は確認できていません。ただ、周りの空気や相手の求めを細かく拾う人は、頼まれることが増えて、結果として幅広くなっていくこともあります。強みの見つけ方はHSPの得意なこと・強み13選で紹介しています。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断を行うものではありません。つらさが続くときは専門機関にご相談ください。


この記事が気に入ったら
フォローしてね!
このサイトの運営者・ハリピン(HSS型HSP)です。飲食店の店長から営業、東証一部上場(当時)の子会社で社長を5年、転職は6回以上。…で、いまはほぼ無職5年以上続けてます。社長まで行って無職、自分でもすごい振れ幅だと思うけど、これが、わりと本気で「全然オッケー」だと思ってます。 強みも弱みも、やってみないと分からないもので「接客は好きだけど、料理と在庫管理は苦手」って、飲食やって初めて知りました。英語もパソコンも苦手で試めてたことが、AIに助けてもらいながら少しずつできるようになってきた。——つまり、今この瞬間ダメでも、時間が経てば何かが変わるかもしれない。(無職期間も大事ってこと!) 僕がここでやりたいのは、“自分が死ぬ瞬間に自分の人生が「よかったな」と思える様になるキッカケを作ること”。正直、自分自身もまだ模索の途中で、全然偉そうなことは言えません。…でも、だからこそ同じ目線で考えれるかなと思ってます。 健康、睡眠、大事! 死ぬのだけは禁止で!
\ 最後まで読んでくれてありがとうございます /
しんどさの形は人それぞれですが、会社に籍を置いたまま休んで生活費を受け取れる制度があることは、知っておいて損はありません。
無料。追加した直後に、目安の出し方と窓口が1枚届きます。伝わるのは表示名だけ。読むだけでも大丈夫です。