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ふとした何気ない一言で傷ついてしまうHSP。
あなたは決して、HSPさんを傷つけるつもりで言った訳じゃないのに、考えすぎて落ち込んでしまうことがあります。
そこで今回は、【HSPの人に言ってはいけない言葉】をお伝えします。
彼女や彼氏さん、旦那さんや奥さん、はたまた友人が「HSPかも?」と思ったら、ぜひ参考にしてみてください。
当記事はHSP型HSPの特徴を持つ、HSPのアデペンが書いています。
もしあなたがHSPの人に以下のような言葉を話していたら、言わないように心がけてみてください。
あなたは何か物事を頼まれた時に「仕方ないね」「今回だけだぞ」「やってやるよ」なんて一言を言ったことはありませんか?実はこのような余計な一言は、HSPさんを傷つける原因となります。
もちろん余計な一言は、物事を頼まれた時に限りません。例えば、「〇〇さん凄いですね」とHSPの人に言われた際に、あなたが「ありがとう。でもこれぐらい当たり前じゃない?」と言ったとしましょう。
感謝の気持ちだけで良いのに、「当たり前じゃない?」と余計な一言を加えることで、HSPの人は「不味いことを言ってしまった」と焦り落ち込んでしまいます。
HSPの人は、一度にたくさんの内容を話されると困ってしまいます。というのも、HSPは非常に思慮深く、1つの物事に対して真剣に考える特徴があるんです。
例えば仕事なら、「午前中に書類出してAさんに電話して、午後に来客対応して、その後Bさんにメール送ってもらってもいい?」なんて一度にたくさんのことを言われるとてんやわんや。
言われたことそれぞれの内容別にたくさんのことを考えてしまい、疲れてしまいます。一度にあれもこれもと話すのは避けましょう。
仕事をしている時や、プライベートで料理やゲームをしている時に「いいよ私がやる」とHSPの人がやっていることを奪った経験はありませんか?
これは私が、料理の得意な友人と一緒にチーズタッカルビを作っていた時のお話。キャベツやにんじんを切りお肉を入れ、調味料を入れて混ぜるなんて手順ですが、私の手際が悪すぎて呆れられ「いいよ私がやるから、黙って見てて」なんて言われた経験があります。
その時「あ、私が不手際すぎて呆れられたんだ」「嫌われたかな?」「怒ってるかな?」なんて気にしてしまい、せっかくのチーズタッカルビもモヤモヤした気持ちで食べることに。
きっと相手はそこまで落ち込ませるつもりで言った訳ではないでしょう。シンプルにその時の感情でイライラして放った言葉なんだと思います。
しかし、繊細な私は、ちょっとした酷い言葉で傷ついてしまいました。
今回はプライベートシーンでしたが、おそらく仕事でも同じような経験をしたHSPもいるでしょう。私なら仕事で上司に「いいよ私がやる」なんて言われたら、正直酷く落ち込んで次の日会社に行けなくなってしまうかもしれません。
もしあなたがHSPさんに対して見放したような言葉を話している場合は、ちょっとオブラートに包むように話してみてくださいね。
仕事やプライベートで「これやって」「こうしろ」なんて命令口調で強く指示したことはありませんか?おそらくあなたは、きつく言うつもりはないのでしょう。むしろ、これが「当たり前」と感じて言っているはず。しかし、HSPは命令口調で指示されると、言葉では上手く言い現せない不安や恐怖を感じてしまいます。
私は命令口調で「これやって」と言われると、脅されているかのような感覚に襲われ、びっくりしてしまいます。びっくりした後ひどく落ち込むことはないですが、言われたその瞬間に胸をグサッとさされたような痛みが走り、とても気分が悪くなるんです。
もしあなたがこのような命令口調で話しているのであれば、気をつけてみてください。
あなたはHSPに気を使いすぎる言葉をかけたことはありませんか?過剰に謝ったり、前置きを入れたりなど、「明らかに気を使っている」と分かるような言葉はHSPにとって逆効果です。
例えば「本当に申し訳なくて、〇〇さんが負担になるのすごくわかって、ごめんなさいなんだけど・・・。」「大丈夫だよ、〇〇さんは何も気にしなくてもいいからね。本当に大丈夫だから。」なんて言ったことはありませんか?
こんな言葉を聞くと「私を傷つけまいと過剰に気を遣わせてしまった」「こんなに気を使うなんて私嫌われているのかな?」なんて考えてしまいます。気遣いひとつもバランスが大切です。
「へえ」「そう」「それで?」「ふーん」など、淡白な返答をしたことはありませんか?HSPは淡白な返答をされると、「つまらない話をしてしまった」「機嫌を損ねてしまった」などと考えて焦ってしまいます。
もし一言で返すのであっても、少し抑揚をつけて言ってみたり、明るい声で話してみるなどの気遣いをしてあげると良いですよ。
「だから言ったよね」「どうせ無理だよ」「あなたのせいだよ」などなど、ちょっと嫌味なことをHSPに言ったことはありませんか?自分も不快に感じるような嫌味な言葉使いは避けましょう。
HSPはストレートにバカ・アホなんて言われると、まるで鋭利な刃物で胸を刺されたかのようにグサッと胸が痛くなります。私の場合は、たとえ相手が冗談でいった「バカだね〜」「アホだね〜」なんて言葉でも酷く傷ついてしまいます。
例えば、下記のようなシチュエーションで「バカだね〜」なんて言われても傷付きます。
友達と一緒に道を歩いていると、私は石につまづいた。
咄嗟に友達が「バカだね〜」と呟いた。
おそらく友達は悪意なく言ったのでしょう。しかし、私は「バカ」という言葉をストレートに聞いてしまうので、「自分はバカなんだ・・・」と酷く傷ついてしまいました。
もしあなたも何の気なしに冗談でも罵詈雑言を言っていたら、なるべく口に出さないように気をつけてみてください。
嘘も方便とはいいますが、HSPに対してバレバレの嘘をつくのは止めましょう。HSPは気づく力に長けているため、中途半端な嘘はすぐに矛盾に気がついてバレてしまいます。
そして、「どうして嘘をついたんだろう?」「私に何かバレたくないことがあるのかな?」「嫌われたのかな・・・」なんて落ち込むことも。相手を傷つける嘘をつくのは止めましょう。
あなたはHSPに、他人の悪口を言ったことはありませんか?そもそも悪口を聞くこと自体気持ちの良いものではありませんが、マイナスな言葉の刺激を受けやすいHSPにとって、人の悪口は非常に気分が悪くなるものです。
特に職場内で、お互いが悪口を言い合っていて板挟みになると、自分のことでなくても気分が沈んでしまいます。私自身も、過去の職場でお互いがお互いの悪口を言い合っていて空気が悪くなるなんて経験をしたことがありました。
その時はマネージャー職をしていたこともあって、「どうしたら平和にすむかな」「仲違いさせたのはそもそも私のせいなんじゃないか?」と落ち込んでいたものです。
実際にHSPの人が、ひどい言葉を言われた時のHSPの心境についてご紹介します。
先ほどご紹介したようなひどい言葉を言われると、HSPは「嫌われた」と勘違いをすることがあります。
例え、あなたに「嫌う」などの感情がなかったとしても、酷い言葉から受ける刺激が強いHSPは、否定されたと感じてしまうものです。
HSPは酷い言葉を言われると、「嫌われたと思う」の他にもたくさんの被害妄想をする傾向にあります。私自身、上司に注意された時は「見捨てられる」「クビになる」「明日から仕事もらえないかもしれない」など考えたものです。
実際はそのように思っていなくても、HSPが言葉から受ける刺激は非常に大きく、大きな被害妄想に発展してしまいます。
HSPは酷い言葉を言われると慌てて焦ります。どうしても「相手を怒らせた」「嫌われている」と考えるものですから、冷静にはいられません。中には悟られないように誤魔化す人もいますが、内心では非常に焦っています。
HSPは酷い言葉を言われると、不思議と胸が痛くなります。まるで鋭利な刃物で刺されたかのような感覚。グサッと胸を刺されたような感覚とは、非常に不快なものです。
HSPは酷い言葉を言われると、ネガティブな感情が沸き起こります。言われた当日に気分が沈むのはもちろんですが、酷い言葉が延々と頭の中を駆け巡り、いつまでたっても忘れられないことも。
私は小学校の時に言われた酷い言葉を今でも鮮明に覚えており、時々思い出して胸が苦しくなることがあります。HSPにとっては一度言われた酷い言葉はまるで呪いのようです。
酷い言葉を言われた直後は、相手に悟られないように苦笑いをしたり謝ったり、ショックを受けたことを誤魔化す傾向があります。
これは「もっと嫌われないように」「相手に不快な気持ちをさせないように」と、関係を良好にできるように努めていることがほとんど。
そのため、酷い言葉を言った非HSPには、気づかれないことが多々あります。
HSPの限界サインも合わせて読んでみてね!
もしあなたがHSPを言葉で傷つけてしまった時は、以下の対処法を試してみてください。少しの配慮でHSPは救われます。
もし傷つけたとわかった、もしくは傷つけてしまったかもしれないと感じた時は、素直に謝罪をしてください。HSPは争いごとを好まないですし、平和な解決を望んでいる方が多いです。従って、ストレートな謝りの言葉で気分が晴れることも多いです。
私自身もHSPですが、ストレートに「ごめんね」と言ってもらえると気分もスッキリします。
謝罪した後は、もしあなたに悪気がなかったのであれば、そのことを伝えましょう。HSPは言葉の刺激を強く受けてしまうので、あなたが思っている以上に胸を痛めている可能性があります。
であれば、「軽い気持ちで言っただけ、深い意味はないんだ」と言ってあげてください。そうすることで、被害妄想をしたり、相手に嫌われたと落ち込むことも無くなります。
もし普段からキツイ言葉を癖で言ってしまう方は、「自分は何の気なく、こういう言葉を使ってしまうんだ。」と事前に言っておきましょう。「思ったことをストレートに言ってしまうけれど、傷つけるつもりじゃないよ」と言ってもらえると、安心します。
もし身近な人がHSPで困っているのであれば、下記でご紹介する酷い言葉から身を守る方法を伝えてあげてください。本人が対処法を理解していると、いくらかでも言葉から受ける刺激を軽減できます。
HSPに「相手は酷いことを言った認識がない」ことを理解してもらいましょう。例えば「バカ」「アホ」なんて酷い言葉を言われたとしても、相手はそこまであなたのことを「バカ」「アホ」だと思っていないことがほとんどです。
確かに言われたその瞬間は傷付きますが、その後も長く引きずってしまうようであれば「相手は私を傷つけようとして言った訳ではない」と考えるようにしてもらってください。
私も最初は、言われた酷い言葉に落ち込んで何日も何日も考え込み、寝られなくなる日もありました。しかし、私が落ち込んでいる間、酷い言葉を言った本人は何も気にせずお風呂に入ったり美味しいご飯を食べていたりするものです。
そう考えると、自分が悶々と酷い言葉を引きずっているのがバカらしくなります。まずは相手が酷いことを言った認識がないことを理解してもらいましょう。
「仕方がない」「いいよ私がやる」など傷つく言葉はたくさんあるでしょう。しかし、言葉の認識ってみなそれぞれ微妙に違います。
例えば「仕方がない」という一言。私からしたら「面倒だな」「嫌だな」などのニュアンスを含む言葉だと認識していますが、人によっては仕事を引き受ける時の枕詞としてとりあえず言うのが癖になっている人もいます。
つまり、「相手と自分の言葉の解釈が異なる」ということ。これを理解していれば、「相手は私を不安にさせようとして言ったんじゃないんだな」と考えられるようになります。
中には攻撃するために酷い言葉を言ってくる人もいますが、どんな言葉を言われたとしても「相手は自分を否定しているんだ」と思わないようにしましょう。
私は繊細ゆえに、どんな言葉でもまるで自分が否定されたかのように聞こえてしまうことがあります。しかし、ほとんどの場合は相手の一時の感情で出た言葉がほとんどであり、あなたを全否定するために酷い言葉を言うことは滅多にありません。
たまたま相手が機嫌悪いとか、天気が悪いとか、そんな何気ない環境が相まって出る酷い言葉だってあるでしょう。どんな酷い言葉を言われても、まずは自分が否定されている訳ではないと考えることが大切です。
相手が話している言葉をテレビの画面の向こうの人が話しているような感覚で聞くのも、身を守る上で大切です。よくニュースやバラエティを見ていると、画面の向こう側で酷い言葉が飛び交っていますよね?
確かにテレビ越しであっても酷い言葉を耳にすると気分はよくありませんが、自分に言われている訳ではないので胸に激痛が走ることはありません。
この感覚を対面での会話でも活用し、「相手がテレビの向こう側で話している」という感覚で聞いてみましょう。
最後にうまく行くHSPの人との付き合い方をご紹介します。
HSPと非HSPでは考え方、気づくことの量、刺激の受け方が違います。だから非HSPがHSPを理解することは不可能ですし、逆にHSPが非HSPを理解することも不可能です。
だから、自分ができる範囲で常に思いやりを持つことが大切。一緒に話す時、遊ぶ時、仕事をするとき、どんな時でも思いやりを持って接することで、HSPと良好な関係を築けます。
そして、ちょっと言いすぎた、やりすぎたなと思った時は、軽く謝ることが大切です。
何でも自分の尺度で考えないようにしましょう。
例えば、HSPが頑張ってあなたに相談してきたとします。相談内容が、あなたにとっては全然気にならないことで「なんでそんなことで悩むんだろう?」と感じたとしても、「そっか、大変だったね」って言ってあげてください。
その他、何か言葉をかける時でも、「この人だったら傷つくかもしれない」と相手の感じ方ベースで言葉をチョイスしてあげると、HSPはとても生きやすくなります。
HSPは少し気遣いをしてあげるだけで救われます。別にHSPは特別扱いをされたい訳じゃありません。「これ言ったら傷つくかな?」「ストレートに言わずに指摘しよう」など、ちょっとした気遣いで大丈夫です。
その気遣いがあると、非HSPが思う以上にずっと生きやすくなります。もし身近な人がHSPで困っているのであれば、少しの気遣いを意識してみてください。
HSPあるあるも合わせて読んでみてね!
それぞれ対処法なども別記事でまとめているので、身近な人がHSPで困っていたら、ぜひ参考にしてみてください。
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高校卒業後に非常勤事務員として公務員を務めたのち、WEB系ベンチャー企業でマネージャーを務める。その後、WEB系メガベンチャー企業へ転職し、現在はWEBライター・WEBマーケターとしてフリーランスで活動中。HSS型HSPという気質で生きづらさを感じながらも、葛藤してきた経験を活かし、同じ気質や境遇の方に対して何かお手伝いが出来ればと思っております。【プロフィール詳細はこちら】【自己紹介(インタビュー)記事はこちら】
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