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あなたは今、勇気を出してHSPをカミングアウトしたが理解されないと落ち込んでいませんか?もしくは、周りでHSPが話題に上がった時に否定された経験はありませんか?
HSPは非常に繊細な気質を持った人のことを指しますが、まだまだ認知度が低く周りに理解されないことが多いでしょう。
そんな私は、周りにカミングアウトをしていないのですが、ふとテレビやニュースなどで話題になって友達と話した時に、「結局は気の持ちようでしょ?」なんて言われた経験があります。
理解されないと何だか否定された気持ちになりますよね。しかし、落ち込む必要はありません。ここではHSP当事者の私の経験から、他者にHSPを理解してもらう必要はないことについて解説します。
私は繊細で内向的なのに刺激を求める気質のHSS型HSPのアデペンです。自身の経験を元に解説していきます。
HSPだと打ち明けた時やHSPが話題に上がった時に、否定的な意見を言われることもあるでしょう。はじめにHSPが理解されない時のあるあるをご紹介します。
あなたがHSPを打ち明けた時、もしくは話題に上がった時に「結局気にしなければいいだけだよね」なんて言われたことはありませんか?
非HSPにとってHSPが気にしてしまうことは分かりません。例えば、HSPにとって酷い言葉だとしても、非HSPはその言葉を受け取る時にHSPほど刺激を受けないため、酷い言葉だと認識しないことがあります。
例えるなら、英語と一緒。仮にAppleという単語が分からない場合、この単語がりんごを意味していると認識できないですよね?
これと一緒で、HSPが受ける刺激を非HSPは分かりません。したがって、そもそも理解することが難しいのです。
(※決して非HSPが劣っていると言いたいのではありません。気にしないことが良い、気にすることが悪いと決めつけている訳ではなく、あくまでも違いのお話です。どちらもメリット・デメリットが存在します。)
HSPだと打ち明けて「結局どうしたらいいの?」と言われた経験はありませんか?私はカミングアウトしたことないのですが、友達との会話でHSPが話題に上がった際に「結局HSPに対してどう接したらいいんだろうね?」と言われた経験があります。
これに対しては私自身も「結局どうしたらいいんだろう?」と思います。相手が話す言葉に制限をかけるのも何だか違う気がしますし、優しく接して欲しい訳でもありません。
ただ、直接的に「結局どうしたらいいの?」なんて言われると、ちょっとドキッとして落ち込んでしまいます。
「HSPって甘えじゃないの?」と言われたことはありませんか?これまた友達との会話でHSPが話題に上がった際に「結局甘えてるだけな気がする」なんて言われたことがあります。
これは直接的に言われてしまうと、かなり落ち込む一言ですね。HSPってとっても頑張り屋さんが多いからこそ、なんだか今までの努力も全て否定されたような気持ちになってしまうでしょう。
このように、HSPが理解されないシーンはたくさんあるかと思います。しかし、必ずしも他者にHSPを理解してもらう必要はありません。その理由について、私の持論を次項から紹介していきます。
その他のHSPのあるあるについては下記で触れているので、ぜひ合わせてご覧ください。
HSPを理解してもらう必要は主に4つ。1つずつみていきましょう。
HSPは個性の1つであり病気ではありません。あくまでも繊細で内向的であるという気質。よくよく考えてみると、気質ってHSPの他にもたくさんあります。
例えば、自由とか大雑把とか、神経質だとか、さまざまです。そんな気質の1つだと考えれば、受け入れるのが難しい人がいるのも納得できませんか?あなたも「これだけは理解できない」なんて気質があるでしょう。
このように考えれば「仕方ないか」と少しでも思うものです。
私たちは一緒に過ごす人を選ぶ自由があります。そして、この自由は相手も一緒。「この人繊細なら絡むのやめようかな」と思われるのであれば、逆に「刺激的な人とは一緒にいられない」と引くのも自由なんです。
だから必ずしも理解される必要はありません。理解されなかった時は、少し寂しいかもしれませんが関わる人を変える選択肢もあります。
HSPを理解してもらったとしても、過ごしやすい快適な環境は自ら作り上げなければなりません。他者に依存した快適な環境は簡単に崩れてしまうので、気をつけましょう。
だからこそ、理解されなかったからと落ち込む必要はありません。
誰にでも理解できないものはあります。あなたも理解できないこと・偏見を持つことはあるでしょう。これは人間が集団を作って生き残っていくためには仕方のないこと。
多様性を受け入れることは確かに大切ですし、自分も受け入れるように生きているつもりです。しかし、どうしても理解できないものを理解させようと努力するのは難しいでしょう。
HSPが理解される必要はないと言いましたが、中には必要に迫られて打ち明けたのに理解されなかった場合もあるでしょう。
例えば仕事の環境があまりにも酷く、HSPだと打ち明けて改善をお願いしたシーンや、家族に共感してもらいたくて打ち明けたが理解されずに関係が悪化したシーンなど。そんな時にどうしたら良いか、シーン別に対処法を解説します。
職場でHSPが理解されなかった場合は転職を検討してみましょう。もしかしたらあなたの今の職場は、わざわざHSPだとカミングアウトをしなければ過ごせないほど環境が悪いのではありませんか?
HSPには気質上どうしても合わない仕事というものがあります。向いている仕事に転職することで過ごしやすくなることもあるでしょう。よほど仕事に思い入れがあるのであれば別ですが、心を壊す前に転職を検討することも大切です。
下記の記事ではHSPに向いている仕事をまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
もし友人にカミングアウトして理解されなかったのであれば、距離を置くことも検討しましょう。HSPだとカミングアウトするくらいですから、あなたとしては余程大切にしたかった友人関係なのでしょう。
しかし、理解を強要することはしてはいけませんし、相手を変えようとするのは非常に労力がいることです。もし友達の発言や行動が刺激的で今苦しんでいるのであれば、あなたの方から距離をとり、また違う人間関係を築くのも1つの手段です。
ただ人と離れることは悲しいですし、「そんなに簡単に言わないで!」と思うでしょう。その気持ちは痛いほど分かります。ただ、別れることでできた時間が新しい人との出会いをサポートし、そして相手もまた然り離れることで新しい出会いがあります。距離を置くことは悪いことばかりではありません。
恋人にカミングアウトして理解されなかった時。これは非常に難しい問題だと感じました。ただ無責任なことを言ってしまいますが、恋人についてはあなた次第だと思います。
理解されずとも好きなのであれば、一緒にいるべきでしょう。ただ、理解されず我慢して一緒に過ごすのであれば、別れることも考えた方が良いと感じます。
我慢してこの先何年も一緒にいられる覚悟があるなら別ですが、果たしてできるでしょうか?私には難しいです。
対処法としては、自分に素直になること。人生は長いのですから、最期に後悔を残さないように生きるためにはどうしたら良いかを考えてみてください。
家族にカミングアウトして理解されなかった場合は、まず感謝を伝えてください。HSPについて聞いてくれたことへの感謝、今まで育ててくれたことへの感謝をし、「困った時は助けて欲しい」と伝えてください。
もし、このように伝えてもそっけない態度をとられた時は非常にショックですが、仕方ないと思うようにしましょう。
家族は一番身近な存在であり、人によっては最も信頼できる存在でしょう。しかし、家族も他人です。こんなことを言うと、少し冷たく聞こえるかもしれませんが、一番大切にするべきは自分のこと。
カミングアウトして受け入れられず、そして冷たい態度を取られるのであれば家族と距離を置くことも時には必要です。
実はアデペンは周りにHSPだとカミングアウトをしていません。
カミングアウトしない理由としては、そもそも理解して欲しいと思っていないこと。そして、結局HSPである自分が快適に過ごすためには自ら行動して過ごしやすい環境を作っていかなければいけないと考えているからです。
カミングアウトしない理由については、下記記事でさらに詳しくご紹介しているので、ぜひ合わせてご覧ください。
分からないものは分からない。これは仕方のないことです。決してHSPへの理解を他者へ強要するのは辞めましょう。そして、理解されなかった時は、自ら対処していく必要があります。
きっとカミングアウトするくらいですから、よほど打ち明けなければいけない辛いことがあるのだと思います。その辛さがカミングアウトすることで解決したら良いですが、他者を変えるのは難しいこと。
距離をとる・割り切るなど、自ら行動をして環境を変えなければなりません。ぜひ落ち込みすぎずに、前を向いてみてください。
もしネガティブな気持ちでいっぱいな時は、下記記事もおすすめです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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高校卒業後に非常勤事務員として公務員を務めたのち、WEB系ベンチャー企業でマネージャーを務める。その後、WEB系メガベンチャー企業へ転職し、現在はWEBライター・WEBマーケターとしてフリーランスで活動中。HSS型HSPという気質で生きづらさを感じながらも、葛藤してきた経験を活かし、同じ気質や境遇の方に対して何かお手伝いが出来ればと思っております。【プロフィール詳細はこちら】【自己紹介(インタビュー)記事はこちら】
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