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上司に書類の承認をお願いしたら「500円!」と冗談を返された。とっさに「高いですね…」としか言えず、あとで「もっと気の利いた返しがあったよな」とひとり落ち込む——。冗談を言われるたびに、こんなふうに困った経験はありませんか?
「何て返したら正解なの?」「ツッコんだら失礼かな」と考えているうちに会話は流れ、結局あいまいに笑ってごまかすだけ。そして家に帰ってからも、あの場面を何度も思い出してしまう。
でも、安心してください。冗談は「面白く返す」ゲームではありません。とっさに固まってもいい。冗談を3つのタイプに分けて「最低限の一手」を持っておけば、もう振り回されずにすみます。
この記事の要点
僕も昔から、上司の冗談を真に受けて固まってしまうタイプやってん。繊細で刺激は好きなHSS型HSP気質やから、「ボケ殺し」してしもて家で落ち込む…なんてことばっかりやったよ。だからこそ見つけた、ラクになるコツを話すね。
※この記事は2026年6月に内容を見直し、最新の研究や具体的な返し方を追記して更新しました。


冗談にうまく返せないのは、あなたが鈍いからでも、ノリが悪いからでもありません。「相手を不快にさせたくない」と気づかい、冗談を真に受けて深く考えてしまう——その繊細さこそが理由です。
ノリのいい人は冗談を「ただの空気あそび」として受け流せます。でも繊細な人は、「これはどういう意味だろう」「変な返しをしたら失礼かな」と、一つひとつの言葉を真剣に受け止めてしまう。だから返事に時間がかかり、固まってしまうのです。
そして、これは「気にしすぎ」で片づけていい話ではありません。つまらない冗談を言いすぎる上司は、部下の感情的な疲労や燃え尽きを招き、仕事の満足度まで下げる——そんな研究結果もあるのです。
出典:ランダル・ピーターソン氏(ロンドン・ビジネス・スクール)らの研究チームが学術誌『Academy of Management Journal』(2024年)で報告。「冗談を言い過ぎる上司は従業員の表層演技を増やし、極度の感情的疲労や燃え尽き症候群を引き起こし、仕事の満足度を低下させる」とされています。
つまり、上司の冗談に疲れてしまうのは、あなたが弱いからではありません。気の合わない冗談にずっと付き合わされれば、誰だってすり減ります。だからまず、「返せない自分」を責めるのだけは、やめてほしいんです。
こんな「あるある」、ありませんか?
冗談を言われた時、どう返すのが正解か分からず、こう言ったら失礼?などと考えてしまい、結局笑ってごまかすだけになってしまうことが多いです。(「USBお借りしていいですか?」「500円!」に対して)私はただ「高いですね^^;」くらいしか言えません。もともとノリが良いタイプではないので、自分を盛るような冗談が苦手です。
― Yahoo!知恵袋に寄せられた声より
同じように悩んでいる人は、本当にたくさんいます。「自分だけがうまく返せない」なんて、思わなくて大丈夫。次の章から、僕がラクになれた具体的な返し方を見ていきましょう。
この「うまく返せない」モヤモヤ、ひとりで抱えてきましたか。あなたも匿名で、そっとつぶやけます。


返すたびに迷ってしまうのは、すべての冗談に同じ熱量で返そうとするから。冗談を3タイプに分け、タイプごとに返し方を変えれば、迷う場面が一気に減ります。
まずは下の早見表で、あなたが困っている冗談が「どのタイプ」かを見分けてみてください。いちばん当てはまる行が、あなたが取るべき対応です。
| タイプ | 見分け方 | おすすめの返し方 |
|---|---|---|
| ①軽いボケ・ノリの冗談 | 悪意ゼロ。場を和ませたいだけ(「500円!」など) | 0秒で軽く乗る/笑う。気の利いた返しは不要 |
| ②寒い・つまらない冗談 | おやじギャグ系。リアクションに困る | 整えるだけ。無理に盛らず「もう先輩ったら(笑)」で十分 |
| ③失礼・傷つくいじり | 容姿・ミス・家族・下ネタなど。笑えない | 返さなくていい。受け流す/真顔でスルー/線を引く |
ポイントは、①と②は「ちゃんと返さなきゃ」とがんばらないこと。そして③は「返さない」が正解だということ。順番に見ていきます。
悪意のない軽いボケは、「面白く返す」より「すぐ反応する」ほうが何倍も効くのがコツです。僕の実感では、相手のボケにとにかく早く反応するだけで、中身がなくても「お、ノってくれた」と受け取ってもらえます。
たとえば書類にサインをお願いして「高いよ〜」と言われたら、すぐに「今日はおまけしてくださいよ〜(笑)」。当たり障りのない返事でも、テンポよく返すだけで「お、ノってくれた」と伝わります。中身よりスピードです。
「面白く返したい」と気負う必要もありません。むしろ、ひねった返しを考えるより素早い反応そのものが“面白さ”になるのがこのタイプ。言葉を探して固まるより、0.5秒で何か返すほうが場は温まります。
反応に困る「寒い冗談」は、盛り上げようとしなくて大丈夫。職場での返しは「否定しない・短く・角度をずらす」が基本です。無理に笑わなくても、場を“整える”だけで十分。
苦笑いで「もう、先輩ったら(笑)」とやんわり受ける。あるいはとりあえず笑顔で「もう〜!(笑)」と言うだけでも、意外と乗り越えられます。気の利いた言葉そのものより、表情やトーンのほうが相手に伝わるもの。さらっと流すのがポイントです。
容姿やミス、家族、下ネタをネタにする「いじり」は、もう冗談ではありません。返さなくていい冗談です。ここで笑ってしまうと「傷ついていない」と受け取られ、いじりがエスカレートすることもあります。
有効なのは、笑わず真顔でスルーすること。または「またまた〜」と賛同せずに受け流す。それでも繰り返されるなら、真顔のまま「それはちょっと…」と短く一言だけ伝えるのも、自分を守る立派な対応です。無理に笑ってあげる義務はありません。詳しい線引きは後半の「返さなくていい冗談」で解説します。
全部のタイプに気の利いた返しをしようとせんでええんよ。①と②は「軽く受ける」、③は「受けない」。これだけで、ずいぶん肩の力が抜けるはずや。
タイプを見分けている余裕すらない瞬間のために、「考えずに口から出せる」万能フレーズを用意しておきましょう。これがあれば、固まって沈黙する事故を防げます。
先ほどの3タイプのうち、①軽いボケ・②寒い冗談には、下のどれを使ってもOKです(③失礼ないじりには使わず、スルーが正解)。気に入ったものを2〜3個だけ覚えておけば十分です。
大切なのは、「冗談に返事をするのは仕事ではない」と割り切ること。あまり気を張らず、さらっと流す。それで十分やと、僕は思います。



返し方は分かった。でも正直、もう上司の冗談に付き合うこと自体がしんどい…。これって私が我慢たりないだけ?
我慢が足りひんのとちゃうよ。冗談がしんどいのは、立派な「サイン」やからね。今どのくらい消耗してるか、いっしょに確かめてみよ。
返し方を身につけても消耗が止まらない時は、「自分の状態」を段階で見極めることが大切です。下の3段階のうち、今のあなたはどこにいますか?
| 段階 | こんなサイン | 次の一歩 |
|---|---|---|
| ①ちょっとモヤッと期 | 冗談のあと少し引きずるが、家に帰れば忘れられる | セルフケア。この記事の返し方を試す/書き出して切り替える |
| ②気を張って疲れる期 | その人と話す前から緊張する。週末も仕事のことを考えてしまう | 距離を取る・人に話す。物理的に関わりを減らし、信頼できる人や相談窓口へ |
| ③会社に行きたくない期 | 冗談が嫌で出社が憂うつ。眠れない・食欲がない日が続く | 働き方そのものを見直す(→後述)。心身のサインが強い時は早めに専門家へ |
①なら、ここまでの返し方で十分ラクになります。②に心当たりがあるなら、無理に「うまく返す」ことより「その人と距離を取る」「気持ちを誰かに話す」ほうが先。職場の人には言いづらいことでも、同じHSPの誰かになら、匿名でぽろっと言えたりします。ひとことこぼすだけでも、抱えこむよりずっとラクですよ。ひとりで抱えこまないでください。
※③で、眠れない・食欲がない状態が2週間以上続くときは、我慢のしすぎです。セルフケアやガマンで乗り切ろうとせず、心療内科などの専門家に相談してください。あなたの心と体が最優先です。


ここまで返し方を紹介してきましたが、いちばん伝えたいのは「すべての冗談に、うまく返す必要はない」ということ。とくに、あなたを傷つける冗談は、笑わなくていいし、返さなくていいのです。
下のような「冗談」は、もう冗談の範囲を超えています。受け流す・真顔でスルーするのが、自分を守る正しい対応です。
これらに無理して笑って合わせると、相手は「平気なんだ」と勘違いし、いじりがエスカレートします。笑わない・賛同しないことが、いちばんの「返し」です。
僕も元々は、上司の冗談に上手く対処できない人間でした。繊細で内向的な性格もあって、冗談を言われると全部まともに受けてしまう。「うるさいな!」と言われたら「本当にうるさいと思われてるのかな…」と落ち込み、何時間も引きずっていました。
でも今になって振り返ると、僕が冗談に過剰に考え込んでいたのは、「上司から嫌われたくない・変な人だと思われたくない」という思いが強すぎたからでした。わざわざ気の利いた言葉を探して、好かれようと頑張っていたんですね。
今思うのは、「もっと自然でよかったなあ」ってこと。思ったことを素直に「僕、冗談苦手なんで真に受けちゃいます(笑)」って言えてたら、ずっとラクやった。あなたも、自分が過ごしやすいように返したらええんよ。
先ほどの消耗度診断で③(会社に行きたくない期)に近いと感じた人へ。返し方を変えても、距離を取っても、それでも「あの人の冗談が嫌で会社に行きたくない」という気持ちが消えないなら——。それは、あなたが弱いからではありません。先ほどの研究のように、合わない冗談に毎日さらされ続ければ、心はすり減って当然です。
我慢して心を壊してしまう前に、「その環境から離れる」という選択肢も、ちゃんと持っておいてください。冗談の合う・合わないは、職場の文化によって大きく違います。今の職場が「冗談がきつい文化」なら、もっと穏やかな環境はいくらでもあります。
僕自身、自分の意見を言うても潰されへん職場に移って、ほんまにラクになったよ。「逃げ」やなくて「自分が過ごしやすい場所を選ぶ」だけ。下の記事に、HSPさんに合う転職の進め方をまとめてるから、しんどい時はのぞいてみてな。


A. 無理に面白く返す必要はありません。「否定しない・短く・角度をずらす」が基本です。「もう、先輩ったら(笑)」と苦笑いで整えるだけで十分。盛り上げ役を引き受けようとしないことがコツです。
A. 「冗談だよ」で済まされても、あなたが傷ついた事実は本物です。容姿やミスをネタにする冗談は、冗談ではなくいじり。無理に笑って合わせず、真顔で受け流してOK。繰り返されるなら、信頼できる人や相談窓口に話してください。
A. 文字の冗談は、対面より気楽に考えて大丈夫。スタンプや絵文字ひとつ(笑、😅、👍など)で十分な「返し」になります。とっさの言葉が浮かばなくても、リアクションを返すだけでテンポは保てます。
A. 病気ではないので、安心してください。冗談を真に受けやすい・考えすぎてしまうのは、むしろ人の気持ちを大事にできる繊細な気質(HSPなど)の特徴のひとつ。治す/治さないという話ではなく、この記事のように「返し方の引き出し」を持つことで、ぐっとラクになります。
上司の冗談って、本当に何て返したらいいか困りますよね。僕も真に受けて落ち込む上に、冗談が通じない堅物なので、よく焦っていました(笑)。でも、ポイントを押さえれば大丈夫です。最後に要点を振り返ります。
冗談は「うまく返す」より「振り回されない」が勝ちやで。あなたが過ごしやすいように、ゆるっと付き合っていこな。最後まで読んでくれてありがとう!
上司の冗談以外にも、HSPが仕事で困ること・あるあるは下の記事にまとめています。同じHSPだと感じた方は、合わせてご覧ください。


「これってHSPあるある?」——上司の冗談に困った小さなエピソードも、ここでは毎日つぶやかれています。あなたの「わかる」も、誰かの安心になります。
✔ 匿名・ニックネームでOK
✔ ひとことだけでもOK
✔ 読むだけでもOK
この記事を書いた人|HSS型HSPとお仕事と私
刺激は好きなのに人一倍繊細で疲れやすいHSS型HSP当事者「ハリピン」。上司の冗談を真に受けて固まり、何度も落ち込んできた経験から、4度の転職を経て「自分が過ごしやすい返し方・働き方」を模索。同じように人づきあいで消耗するHSPさんへ、当事者の視点で発信しています。
【PR】本コーナーにはプロモーションが含まれます。


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このサイトの運営者・ハリピン(HSS型HSP)です。飲食店の店長から営業、東証一部上場(当時)の子会社で社長を5年、転職は6回以上。…で、いまはほぼ無職5年以上続けてます。社長まで行って無職、自分でもすごい振れ幅だと思うけど、これが、わりと本気で「全然オッケー」だと思ってます。 強みも弱みも、やってみないと分からないもので「接客は好きだけど、料理と在庫管理は苦手」って、飲食やって初めて知りました。英語もパソコンも苦手で試めてたことが、AIに助けてもらいながら少しずつできるようになってきた。——つまり、今この瞬間ダメでも、時間が経てば何かが変わるかもしれない。(無職期間も大事ってこと!) 僕がここでやりたいのは、“自分が死ぬ瞬間に自分の人生が「よかったな」と思える様になるキッカケを作ること”。正直、自分自身もまだ模索の途中で、全然偉そうなことは言えません。…でも、だからこそ同じ目線で考えれるかなと思ってます。 健康、睡眠、大事! 死ぬのだけは禁止で!
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