【HSPが働きやすい職場】HSS型HSPが実体験をもとに説明します

【HSPに向いている仕事とは?】HSP当事者が体験をもとにぶっちゃけます

「クレームが怖い」「電話が苦手」など、繊細で内向的な気質を持つ故に、仕事においてもたくさんのことで傷ついてしまうHSP。一体どんな仕事に就いたら、繊細なHSPでも気持ちよく働けるのか気になりませんか?

私自身、繊細で内向的なのに刺激を求めてしまうHSS型HSPなので、仕事で気にしてしまって心を痛める気持ちがとてもよく分かります。私も営業でお客さんと商談するのは大嫌いだったし、クレームを言われた時は身体がガタガタ震えるほど怖かった経験をしており、何度も何度も繊細な自分に向いている仕事を調べました。

そして分かったことは、ぶっちゃけ「HSPだから向いている」という仕事はないということ。(得意な仕事はあるけどね)「そんな、じゃあどうしたらいいの?」と思った方。安心してください!向いている仕事はなくても、「HSPが働きやすい仕事の条件」があります。

そこで今回は「HSPが働きやすい職場」「HSPが働きやすい会社」「体験談」の3本を軸に紹介全て私の実体験から解説させていただきます。今仕事が辛いと悩んでいるHSPの方は、ぜひ最後までご覧ください。

アデペン

私はHSS型HSPの特徴を持つ、WEB系フリーランスのアデペンです。これまで公務員・ホールスタッフ・WEB企業・営業と転職を経験してきました。

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「HSPが働きやすい職場」の特徴

HSPが働きやすい「労働環境」

HSPが働きやすい職場の特徴を「労働環境」ベースに、私のこれまでの実体験でご紹介していきます。今すぐ職場を変えるのは難しいため、今後転職する際にぜひ意識してみてください。

パーソナルスペースがあるか

HSPは気になることがたくさん。人の声、顔色、音、匂い、光、などなど、非常に繊細なため、非HSPからしたら気にならないことでもHSPにとっては強い刺激です。そのため、職場にひとりになって集中できるスペースがあるかないかは非常に重要

私が働きやすい職場と感じたWEB系ベンチャー企業では、集中スペースとして個室が用意されており、ひとりで黙々と仕事に取り組めます。このスペースのおかげで、高い集中力を発揮し、あらゆる想像がキャリアアップを助けてくれました。

休憩を適切にとれるか

HSPは非HSPと比較して気疲れを起こしやすいです。そのため、数時間に一回休憩をとれる環境だったり、お昼休みをきちんととれる労働環境の方が働きやすいです

私の勤めていたWEB系ベンチャー企業では、1時間に1回5分の休憩を設けており、昼休みも1時間しっかり休めます。定期的に休憩をとれるので、毎時間思考をリセットし、高いパフォーマンスで仕事に臨めていました。

休日をとりやすいか

休日をとりやすいかどうかも、HSPの働きやすい職場の労働環境に必須。従って訪問営業や接客業、サービス業の多くは、休日をとりにくい傾向があるため、不向きだと言えるでしょう。逆に休日をとりやすく、他の労働環境を満たしているのであれば、サービス業であってもHSPは働きやすいでしょう。

私の場合はWEB系の仕事であったため、クライアントマターで動くことに固執しておらず、比較的休日をとりやすい仕事でした。メリハリをつけることで頭がクリアになり、仕事へのパフォーマンスが向上します。

傲慢な上司・同僚がいないか

HSPは態度の大きな人や、命令口調できつく指図されたり、大きな声で怒鳴る人が苦手。例え自分が怒られたり指図されていなくても、職場内で誰かが言われているのを聞くだけで気疲れをしてしまいます。

私が公務員の時は、同じ部署に40人ほど勤務しており、ご年配で気難しい職員さんもいたため、ときどき怒号やきつい指示をする声が職場内を飛び交っていました。私は特に言われたことはないのですが、聞こえてくるだけで疲れてしまいます。

ノルマが厳しくないか

営業などで数字に関する厳しいノルマが課されていると、HSPは思うように仕事のパフォーマンスを発揮できずに気疲れしてしまいます。

例えば「今月売上が思うようにあがらない私はダメな人間だ」と思い込んでしまったり、「このペースでノルマ達成できるかな、毎日不安」と常にノルマが頭に残り疲れてしまったり。ノルマが気になりすぎて、思うように仕事を進められなくなってしまいます

これはWEB系企業時代にWEBライティングをしていた話なのですが、、1日3本記事を執筆するノルマが課されており、毎日達成できるか不安になっていました。後にライティングではなく、サイトのディレクション業務になりノルマが自分に課されなくなったため、少しだけ気が楽になったのを覚えています。

残業が常態化していないか

残業が常態化している仕事ではないかも、HSPにとって非常に重要。休憩の項目でもお話したように、HSPは非HSPよりも気になることや刺激の受け方が違うため気疲れしてしまいます。

そのため、長時間労働をしてしまうことで、酷く心と身体を疲れさせてしまうことに。残業が常態化していないかは、自分の心身を守る上で非常に重要です。

飲み会が強制ではないか

飲み会が強制の会社ではないかも、HSPが働きやすい労働環境に大切な要素。一見楽しいイメージが強い飲み会ですが、HSPにとって飲み会の時も気になることがたくさんあります。

例えば「上司のグラスが空きそう」「孤立している人がいるから話しかけなくちゃ」「そろそろ食事頼まないとなくなっちゃうな」「おしぼり冷えてきたかな?」「声大きくないかな?」などなど、飲み会の時に気になることを挙げ出したらキリがありません。

まして職場の人間関係で行われるのですから、友達と飲みに行くのとでは訳が違います。転職する際は、飲み会が強制ではないかチェックしておきましょう。

無理を強いられないか

HSPは仕事を断るのがとっても苦手。そのため、無理に仕事を押し付けてくるような職場では、非常に働きづらさを感じてしまいます。仕事はしっかり分業されているのか、個人の業務内容がきちんと定められているかは確認しておきましょう。

また下記記事では、仕事を断れない方向けに対処法をご紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。

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「HSPが働きやすい会社」の特徴

HSPが良いと共感しやすい事業や商品の特徴

HSPが仕事と上手に付き合っていくためには「働きやすい職場」ともう一つ大切な条件があります。それが「会社に共感しやすい事業や商品」であること。ここでは、具体的にどういった会社がHSPが働きやすい会社かをご紹介します。

1.売上至上主義でない

会社が存続していくためには売上は確かに大切ですが、売上至上主義の事業や商品には共感できない傾向にあります。あくまでも事業や商品は顧客の生活を豊かにするためのものであり、売上ばかりに目が向いているものには共感できません。

私自身、売上ばかりにコミットした事業・商品に関わっていたことがありますが、お客さんに売るたびに罪悪感を抱き、酷く心を痛めていました。

逆に「売上ではなくお客さんに対して誠実な情報を発信して結果として利益をだそう」という理念を掲げていたWEB企業時代では、多少大変でもやりがいを感じながら仕事をしていたのを覚えています。

2.誠実に提供できる

世の中にある事業・商品は必ずしもお客さんのためになるものだけではありません。必ずデメリットのある商品や、お金儲けのためだけに展開しているものもあります。そんな商品を売るために仕事をするのは、酷く罪悪感を抱いてしまうものです。

もし転職をするのであれば、「これならお客さんのために、世の中のためになる」と心から共感できるような、誠実な商品に関わることをおすすめします。

3.お客さんの人生を豊かにできる

どれが誠実に売れる商品なのか分からない時は、「この商品は本当にお客さんの生活を豊かにできるのかどうか」に注目してみると良いです。

そして、その商品がお客さんの生活を豊かにできると確信できた時は、例えば苦手と思われがちな営業・接客であっても、気持ちよく仕事に臨めます。

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転職の際は上記3つの条件を意識しながら、仕事探しをしてみてください。

【体験談】HSPは得意なことを仕事にするが良い

【体験談】可能なら得意なことを仕事にするのも良し

最後に体験談として、私が感じた仕事のエピソードをご紹介します。

WEBを得意としてフリーランスで独立

そもそも私は現在、WEB領域の仕事でフリーランスとして独立しています。仕事内容は、WEBライティングだったり、WEBサイトのディレクションだったり、WEBの活用に関する相談を聞いたりと様々。

どうしてWEB職で独立したのかというと、誠実な情報発信をすることに強く興味を持ち、そして人のためになると考えているからです。フリーランスとなった今では、働く環境を自分で決め、そして自分が正しいと思ったことをクライアント様に提供しています。

この環境は、HSPである私にとって、非常に快適で働きやすい仕事だと言えるでしょう。しかし、いきなりフリーランスになるのは難しいもの。そこで私が提案するのは、WEB業界への転職です

次項で、WEB企業への転職をおすすめする理由についてご紹介します。

WEB業界への転職がきっかけ

そもそも私が今、WEB系のフリーランスとして独立しているのは、WEB業界へ転職したことがきっかけでした。私が公務員・漫画喫茶のホールスタッフを経て転職したのはWEB系のベンチャー企業です。

一見WEB系と言うと、プログラミングを想像しますが、私はWEBライターとして入社しました。そこで私が見たのは、WEBを使った事業がたくさんあること、WEBライティングという仕事があること、そしてWEBの無限の可能性です。

そこから情報をWEBで発信する楽しさ、喜びを見つけ、その後WEBサービスの営業なども行った経験があります。全てはWEB業界への転職が、私の人生を好転させてくれました。

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WEBサービスの営業は人と直接会うこともないからHSPさんにおすすめ

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得意なことは続けやすい

WEB業界は私にとって、非常に働きやすい仕事だと感じていますが、もちろん楽なことだけではありません。時々、遅くまでWEBライティングをしていたり、お客さんと難しい商談をしたりなど、苦労もあります。

しかし、自分自身が「これはお客さんのためになる」と自信を持って取り組んでいるため、辛い時でも頑張れるのです。これはWEB業界へ転職したことで、自分が得意なことがWEB業界だと気づいたからでしょう。

きっと、あなたにも得意になり誠実に取り組める仕事・業界があるはず。ぜひ働きやすい仕事を見つけてください!

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公務員(非常勤事務員)からWEB系ベンチャー企業へ転職した背景については、下記でご紹介。

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HSPが働きやすい職場の見つけ方

「HSPだから向いている」なんて仕事はない

これまで私は営業・接客・事務職・ライター・ディレクターなどたくさんの職種を経験し都度、さまざまな職場を経験してきました。転職を重ねる中で、HSPが働きやすい職場、仕事、会社というものが見えてきました。ここでは、HSPが働きやすい条件について体験を基に解説していきます。

どんな仕事に就いても生きづらさを感じることがある

HSP気質が働いてる仕事はさまざま。事務職・接客業・医療職・カウンセラー・ライターなどなど、さまざまな職種でHSPが頑張っています。私自身もこれまで、公務員として事務職をし、漫画喫茶でホールスタッフをし、WEB系ベンチャー企業でライターやディレクターを勤めました。

そして、WEBサービスの営業まで行っていた経験があります。どの仕事も向いている部分と向いていなかった部分があり、結局「これが一番」なんて仕事はありませんでした

例えば事務職であれば、接客はないものの上司からの圧力に居心地の悪さを感じたり、ずっと同じ場所で仕事をするのが苦しかったり。

また接客業では、1日に何人ものお客さんを相手することに疲れ、クレームに怯える日々を過ごしました。振り返れば私の人生の中で一番働きやすかったのはWEB職でしょう。

後に体験談でもお伝えしますが、WEB系ベンチャー企業でライターやサイトのディレクターを担当していた時が、仕事の内容・やりがい・環境などを考えた時にバランス良かったと思います。

そこで私は考えました。「どうしてWEB職の時は、働きやすいかも?」と感じたのか。分かったことはHSPが働きやすい職場、会社は「労働環境」と「事業や商品の良さに共感できているか」だということに気が付きました

大切なのは「労働環境」と「事業や商品の良さに共感できているか」

「HSPに向いている仕事」はありません。しかし、HSPが働きやすい職場、会社の条件はあります。それが、「労働環境」と「事業や商品の良さに共感できているか」ということ。

前述したように、私はWEB系ベンチャー企業に勤めていた時は、時間を忘れるほど仕事に没頭し成果も出せていました。それはHSPにとって過ごしやすい労働環境であり、事業にしっかりと共感できていたからです。

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そんな職場に出会えた転職は良い決断だったと思っています。HSPさんにはそんな職場に出会ってほしいです

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HSPは少しのきっかけで生きやすくなる

「HSPにはこの仕事が向いている」なんてことはありませんが、HSPが働きやすい職場、仕事は必ずあります。私は転職を重ねてやっとHSPが働きやすい条件に気づきましたが、これを読んだ皆さんなら、ちょっと先回りできるはず。ぜひ働きやすい職場と会社を見つけ、生きやすい毎日を手に入れましょう。

また、下記記事では、HSPが仕事で感じるあるあるをまとめています。ぜひ参考にしてみてください。

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【HSPに向いている仕事とは?】HSP当事者が体験をもとにぶっちゃけます

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この記事を書いたHSPさん

アデペン(HSS型HSP)のアバター アデペン(HSS型HSP) 「HSS型HSPとお仕事と私」サイト運営者

高校卒業後に非常勤事務員として公務員を務めたのち、WEB系ベンチャー企業でマネージャーを務める。その後、WEB系メガベンチャー企業へ転職し、現在はWEBライター・WEBマーケターとしてフリーランスで活動中。HSS型HSPという気質で生きづらさを感じながらも、葛藤してきた経験を活かし、同じ気質や境遇の方に対して何かお手伝いが出来ればと思っております。【プロフィール詳細はこちら】【自己紹介(インタビュー)記事はこちら

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