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ドラマや映画ですぐに泣いてしまう
注意されただけで涙が止まらない
自分の気持ちを話そうとすると泣いてしまう
昔から泣き虫だったと言う方もいれば、最近涙もろくなったと言う方もいると思います。
また、泣きたくない場所や状況でも泣いてしまって悩んでいる方も多いでしょう。
「すぐ泣いてしまう」のはストレスやホルモンバランスなど様々な要因があります。
実は、その要因の1つに「HSP」が関係することもあるのです。
HSPって聞いたことあるけど、私も当てはまるのかな?
そこで今回は「私ってもしかしてHSPなのかな?」という方に向けて簡単なHSP診断を用意しました。
セルフチェックをしながら、HSPや「すぐに泣いてしまう」時の対処法について理解を深めましょう。
HSPとは「生まれつき感覚が敏感で、刺激の影響を受けやすい人」のことです。
HSPを提唱したアーロン博士によると、以下の4つの特徴的な性質を持つといわれています。
①深く処理する
・・・すぐに結論が出る物事であっても、深く考える
②過剰に刺激を受けやすい
・・・刺激に対する反応が強く表れ、疲れやすい
③感情の反応が強く共感力が高い
・・・人と心の境界線が薄く、人の感情による影響を受けやすい
④些細な刺激に気づく
・・・周りが気づかない音、光、ニオイ、雰囲気など些細な刺激にすぐに気づく
HSPは人よりも刺激に強く反応するため、恐怖や不安を感じやすいです。
人の気持ちを察知したり、物事を深く考えられる反面、小さなことで傷ついたり、ストレスを溜めてしまうこともあります。
私ってHSPなのか知りたいな
病院で診断して貰えばいいのかな
実は病院でHSPを診断してもらうことはできないんです
なぜならHSPは病気ではなく、生まれ持った気質。
つまり、個性やキャラクターと考えてもらえたら良いのです。
じゃあどうすればHSPってわかるの?
そんな方のために簡単に行えるHSP診断を用意しました!
30秒ほどで終わるので、ぜひやってみてください。
次の質問に「はい」か「いいえ」で答えてね!
当てはまる項目が0から2個
当てはまる項目が0から2個の場合、HSPの可能性は低いです。
しかし、1つしか当てはまらない場合でも、その度合いが強い時はHSPの可能性があります。
当てはまる項目が3から7個
当てはまる項目が3から7個の場合、HSPの可能性があります。
なんとなく他の人と物の感じ方に違和感を感じる場合はHSPについて理解し、心地よく過ごす方法を取り入れましょう。
当てはまる項目が8個以上
当てはまる項目が8個以上あった場合、HSPの可能性が非常に高いです。
刺激によるダメージや、感情の浮き沈みに悩む方もたくさんいます。
うまくHSPと向き合い、自分に合った快適に過ごす方法を取り入れましょう。
今回のテスト結果は、医学的な診断ではありません。
あくまでも自分自身の繊細さを知るヒントにしていただくためのものです。
この診断チェックは簡易的!
もっと詳しく診断したい方はこちらを見てね!
実は「すぐ泣いてしまう」のはHSPの方に多い傾向の1つです。
この章では「HSPがすぐに泣いてしまう理由」について解説します。
HSPは人よりも受け取る刺激や情報が多く、心を動かされやすい傾向があります。
つまり
「周りの雰囲気の変化を察知する」
「相手の顔色をうかがってしまう」
「相手の言葉を重く受け取る」
など無意識にストレスを溜め込んだり、傷ついてしまうため涙もろい方が多いです。
HSPの特徴の1つには、共感力が非常に高いことがあります。
「人が悲しんでいると自分も辛くなる」
「悲しいニュースで心を痛める」
「ドラマや映画に感情移入しすぎる」
など共感力の高さにより、他の人やドラマなど自分のこと以外でも、まるで自分も同じ状況になったかのように感じます。
そのため、感動、悲しみ、喜び、悔しさなどの感情を受け取ることで涙を流すのです。
「自分の本音や気持ちを伝えようとすると涙が出る」
「自分の意見を話すと泣いてしまう」
HSPにとって自分の気持ちや本音を伝える行為は、異常に感情が込み上げる原因の1つです。
この感情の昂りを処理するために脳に大きなストレスがかかり、涙が流れてしまうのです。
HSPさんが「すぐ泣いてしまう」のは、言いたいことが伝えられなくて涙が流れるケースもあります。
「相手の反応が怖い」
「相手にどう伝えれば良いか考えるうちに言葉が出なくなる」
上記のように、相手に配慮したり、言葉を選んでいるうちに声ではなく涙が流れてしまうのです。
また、伝えられないもどかしさで、さらに涙が止まらなくなります。
そもそもあなたは「泣くこと」を良くないこと、恥ずかしいことだと考えていませんか?
そんなあなたに伝えたいことがあります。
それは「泣くことは悪いことではない」ということです。
この章では、泣くことの効果について解説します。
「泣くこと」には以下のメリットがあるといわれています。
思いっきり泣くと気持ちがスッキリした経験はありませんか?
実は涙にはストレス解消、リラックス、安眠効果があるといわれています。
涙がストレスを洗い流してくれるんだね!
また「泣くこと」で、自分の本当の気持ちや内面の弱さに気づき、自分自身を解放できる人もいます。
泣くことのメリットの中でも「自分自身の解放」がHSPにとって大きな意味を持ちます。
HSPは、自分の感情を表に出すことが苦手。
相手や周りの雰囲気に気を遣って、自分の意見や感情を抑える傾向があります。
抑えていた感情が我慢できずに泣いちゃう時もあるよね
自分の気持ちや感情を表現するのが苦手なHSPにとって、「泣くこと」は感情を表に出すとても大切な手段なのです。
だから、無理に泣くのを堪えないでいいんだよ!
「泣くのは我慢しなくて良い」といわれても、職場や人前など泣きたくない状況があると思います。
そこで、この章では「すぐ泣いてしまう」時の対処法をご紹介。
ぜひ参考にしてください。
感情が溢れ出して泣きそうな場合は、一旦気持ちを落ち着けることが重要です。
気持ちを落ち着かせる簡単な方法が深呼吸。
そこで、効果的な深呼吸の方法をご紹介します。
①楽な姿勢で座り背筋を伸ばす
②両手をおへその下にあて、口から息を吐き出す
③鼻からゆっくりと息を吸い込む
④口からゆっくり息を吐き出す
(鼻から空気を吸う時よりも2倍の時間をかけてゆっくり吐くのがポイント!)
⑤この深呼吸を5回ほど行う
息を吸うときに下腹部を膨らませ、吐く時に下腹部をへこませる呼吸を腹式呼吸と言います。
腹式呼吸は、自律神経を調節し、全身の緊張を緩ませる効果も。
泣きそうな時は、深呼吸で心と体の緊張をほぐしましょう。
参考:ふじたまちかど保健室 – 地域包括ケア中核センター – 藤田医科大学
「すぐそばで同僚が上司に怒られている」
「飲食店のテレビで悲惨なニュースを見てしまった」
など刺激的な状況によって、涙が出そうな時は刺激から離れるようにしましょう。
人の悲しみなどに感情移入しやすい人は、その場から離れることで泣くことを回避できます。
涙が出そうになるほど感情がたかぶる場合は、その気持ちを言葉にするのがおすすめです。
信頼できる人に気持ちを話したり、ノートや日記に感情を書いておくのも良いでしょう。
言葉にして感情を吐き出すことで、気持ちを整理し、心を落ち着かせることができます。
気持ちを話すと泣いちゃう人は、日記がおすすめだよ!
泣きそうになった時に「泣いたらダメだ」と思うと余計に泣いてしまうことはありませんか?
「泣いたらダメ」と意識が泣くことに向いてしまうと、さらに涙が出てしまうのです。
涙を堪えようと「泣いちゃダメだ」と自分に言い聞かせるのが逆効果だったなんて…
また、怒られると泣いてしまう人も、怒られた状況やミスしたことばかり考えてはいつまでも涙が止まりません。
全く別のことを考えて「泣くこと」「泣く原因になったこと」から意識をそらしましょう。
「今日のご飯何食べようかな」とか全く他のことを考えてみて!
ストレスや疲労が溜まり、心身ともに疲れていると涙もろくなる傾向があります。
「最近涙もろいな」と感じる方はストレスが溜まっているかもしれません。
ストレスで心が限界になる前に、ストレスを発散しましょう。
ストレス解消は人それぞれですが、思いっきり自分の好きなことを楽しんでくださいね!
おすすめのストレス解消法はこちら!
ここからは、もう少しHSPについて理解を深めていきましょう。
HSPというと「生きづらい」「傷つきやすい」などネガティブなイメージを持たれがちですが、HSPだからこその良さもたくさんあります。
HSPの長所はこちら!
HSPは「空気を読む」ことに優れています。
そのため周りの小さな変化を感じ取ることが得意です。
「相手が悩んでいたり、落ち込んでいることにすぐ気づく」
「飲み会でつまらなそうにしている人に話しかける」
「仕事の書類などのミスに気づける」
など、他の人が気づかない事もすぐに察知するので、自然な気配りができる長所があります。
空気が読めるのは素晴らしい才能だよ!
空気を読むことが得意で、自然な気配りができるHSPは、その共感力の高さから人に寄り添える優しい心を持っています。
例えば、悩んでいる人の話を聞いて自分のことのように感じることができるので、相手を思いやる行動が自然にできるのです。
このように誰にでも気配りができ、思いやりのある行動ができるので、相手から好かれやすい傾向もあります。
「相談しやすい」「優しい」ってよく言われるんじゃない?
HSPは想像力が豊かな特徴があります。
想像力は特に日常生活や仕事で発揮される場面が多いです。
例えば、日常生活では相手の立場が想像できるので、相手がして欲しい行動を先回りできます。
具体例
友人が仕事で疲れているので、好きなスイーツを用意する
人に質問するときは、答えやすい質問の聞き方をする
企画のアイデアや課題の解決方法がパッと浮かぶ
このようにHSPが持つ豊かな想像力は、あらゆる場面で役に立ちます。
HSPは根が真面目で何をやるにしても一生懸命取り組みます。
うまい、ヘタは置いといて何事も一生懸命!
例えば、職場の掃除を頼まれた時を考えてみましょう。
掃除って正直面倒な仕事。
しかし、指示されたことをきちんとやらないと気が済まないHSPは「ゴミ1つ残すまい」と丁寧に掃除する方が多いです。
これは「与えられた仕事を最後まで行う責任感の強さ」「残っているゴミが気になってしまう」というHSPの気質が関係しています。
このように、HSPは何事にも誠実かつ丁寧な姿勢で取り組むため好感を持たれやすいです。
HSPは刺激に人一倍敏感で影響を受けやすいため「生きづらさ」を感じている方も多いです。
この章では、HSPの方によくあるお悩みとそれぞれの対処法をご紹介します。
刺激に敏感なHSPは、普通に生活するだけで疲れやすい傾向があります。
HSPが無意識に受け取る刺激の例を見てみましょう。
・通勤の満員電車
・街の雑音
・隣の人の話し声
・電話の着信音
・眩しい光
・きつい匂い
・天候による気圧の変化
などざっと挙げただけでも沢山あります。
人ごみや環境から受け取る刺激によって、仕事に行って帰るだけで動けないほど疲れてしまう人も多いです。
毎日の生活で取り入れられるリラックス方法を持っておきましょう。
疲労を溜めずに、日常生活を送ることがポイントです。
HSPは日常生活で受ける刺激だけでなく「人間関係」「仕事のプレッシャー」などさまざまなことでストレスを溜めやすい傾向があります。
そのため、些細な一言で傷ついたり、落ち込むなど感情が大きく揺れ動く場面が人よりも多いです。
感情の影響によって、生きにくさを感じることもあります。
「日記を書く」など感情を吐き出したり、「趣味に没頭する」などストレスをこまめに発散しましょう。
また、ヨガや瞑想など心身を落ち着ける方法も効果的です。
HSPは最近耳にすることが増えたとはいえ、まだまだ一般的に知られていません。
そのため、HSPで生きづらさを感じていても「気にしすぎ」「誰でもそういう部分がある」と理解されない辛さがあります。
まず他人に理解してもらおうとしないことが大切です。
人に理解されようとするのではなく、自分が自分自身のことを理解する方が重要。
「どのようなことが苦手でストレスを感じるのか」
「どのような環境だと快適に過ごせるのか」
など自分が快適に過ごせる考え方や環境を整えると良いでしょう。
当記事では「すぐ泣いてしまう」のってHSPなの?と感じている方に向けて「簡単HSP診断」「泣くこととHSPの関係」「HSPの良さやお悩み」をご紹介しました。
当記事でHSPを知った方や、ご自身が「HSPかもしれない」と認識した方もいると思います。
HSPは病気ではなく気質(性格)です。
あなたのキャラクターと言ってもいいかもしれません。
あなたがこの記事に出会ったきっかけは「すぐ泣いてしまうのはどうして?」というあなたの疑問だと思います。
すぐに泣いてしまうことにコンプレックスを感じている方も多いでしょう。
しかし、涙もろさを直すことではなく、自分がどのような気質なのかを理解し、少しでも心を楽にして過ごせるようにするかが大切だと思います。
当記事があなた自身を知るきっかけになると嬉しいです!
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塾講師やWEB会社の営業を経て、現在は小学生の子供を持つ主婦ライターとして活動中。日々、育児と家事に追われながらなんとか頑張っています!HSP要素は中ぐらい。
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