「美容師向いてない！」向いてないなら辞めるしかないの？

など美容師に向いてないと感じていませんか？

もしくは「お前美容師向いてないよ」とオーナーや先輩から言われた経験がある方もいるかも知れません。

失敗したり思うようにいかないと「美容師向いてない」と悩みやすいですよね。

そこで今回は「代表的な美容師に向いてない理由」や「悩みの乗り越え方」をご紹介。

記事を読み進めながら「あなたが本当に美容師に向いてないのか」を一緒にチェックしていきましょう。

ぜひ最後までご覧ください。

「美容師向いてない」と感じる理由

美容師が向いてないと感じる代表的な理由はこちらです。

技術習得が遅い

頑張っているのに、結果が出ないと悔しいしブルーになってしまいますよね。

まして、テストに落ちると「美容師に向いていません」と言われているようで、落ち込んでしまうでしょう。

美容師は技術が上達しなければ、できる仕事がありません。

上手くできないことがあると「美容師に向いてない」と感じてしまいます。

忍耐力がない

技術を上達させるには日々練習あるのみ。

しかし、技術を磨くための努力や辛いことに耐える忍耐力がない人は美容師に向いていません。

美容師のアシスタント期間は平均3年といわれています。

この下積み期間にコツコツ努力した人だけが、スタイリストになれるのです。

手荒れ、腰痛

シャンプー、薬品による手荒れや、立ち仕事による腰痛は美容師の職業病です。

手荒れや腰痛が重症になる人は、痛みで仕事どころではありません。

手袋をして施術するなど対策しても、忙しい時は手袋をつけたり、外したりも難しいでしょう。

実際に手荒れが原因で「美容師に向いてないから」と退職する人も多いです。

「手荒れぐらいで」と美容師業界を知らない人は言うかもしれませんが、手荒れや腰痛は美容師にとって深刻な問題。

向いてない理由の1つになるのです。

人間関係が苦手

美容師は上下関係が割と厳しい業界です。

そのため、コミュニケーションや上下関係などの人間関係が苦手な人は美容師に向いてないでしょう。

例えば

「先輩に注意されるとイライラする」
「自分が悪くても謝りたくない」

と感じる場合は、上手く職場に馴染めない可能性が高いです。

また、スタッフ同士だけでなく、人間関係はお客様との間にもあります。

「お客様と会話が続かない」など接客が苦手という人も「美容師に向いてない」と感じることが多いです。

協調性がない

美容室の仕事はチームワークが必要です。

スタイリストとアシスタント、アシスタント同士の連携がうまく取れることでスムーズな施術ができます。

指示通りに動けない、自分優先なタイプの人は、協調性の無さで怒られることが多く「美容師に向いてない」と感じるでしょう。

休めない

美容師は営業時間外の拘束時間がとても長い仕事です。

営業前の練習、営業後の練習や講習、休日も外部の講習会に参加したりと、とにかく練習など技術向上の為に多くの時間を使います。

ましてや20代前半なら友人と遊びたい誘惑も多いでしょう。

休日も仕事、友達とも遊べず疲れは溜まるばかり。

休みの少なさに限界を感じ「美容師に向いてない」と退職を決意する方も多いです。

お金がない

長い拘束時間の割には給料が安いといわれる美容師。

「こんなに働いているのに、生活がきつい」と収入の少なさが理由で美容師を辞める方もたくさんいます。

「今は苦しいけど頑張ってスタイリストになるんだ」と頑張る気力がなくなるんですよね。

気力がなくなってしまうと「嫌になるってことは美容師には向いてないんだ」と感じてしまいます。

「美容師向いてない」悩みの乗り越え方

「美容師に向いてない」と感じてしまう時は、辞めるしかないのでしょうか。

もしかすると、向いてないと自分で思い込んでいるだけかもしれません。

そんな時の悩みの乗り越え方をご紹介します。

「できない」に焦らない

テストに受からなかったり、思うように技術が上達しないときは「できない」ことに焦らないでください。

「できない」からといって「向いてない」ではありません。

誰だって得意なことがあれば、苦手なこともあります。

シャンプーは得意だけど、ワインディングが苦手な人もいれば、その逆も人もいるでしょう。

1度教えてもらうとすぐにできる人もいれば、練習を重ねて少しずつ上達する人もいます。

成長スピードは人それぞれ。

素直に教えを聞く

上下関係などの人間関係に悩んでいる場合は、改めて「素直になる」ことを意識しましょう。

美容師の仕事は経験が活きる仕事です。

先輩や上司があなたにアドバイスすることは、その経験に沿った教え。

「うるさいな」「細かいな」と感じることもあるかもしれませんが、素直に受け取ってみましょう。

素直に教わっていると、人間関係が良い方向に進む可能性があります。

目標を設定する

目標を見失ってしまうと何のために頑張っているのか分からなくなります。

あなたはまず「美容師になりたい」という目標を国家試験に合格した時点で叶えました。

しかし、国家試験合格はスタートライン。

「将来独立したい」「トップスタイリストで活躍したい」など、どのような美容師になりたいかという大きな目標、夢があるはずです。

もし目の前に上手くいかないことがあっても「美容師に向いてないから」と諦められるのか、もう一度思い出してみましょう。

と目標を持っていれば、きっと乗り越えられるでしょう。

聞き上手を意識する

接客に苦手意識があったり、協調性の無さを指摘された場合は「まず人の話を聞く」ことを意識しましょう。

基本的に接客はお客様の話を聞くのがメインです。

聞き上手を意識すると接客の苦手意識が減る可能性があります。

また、チームワークを乱しがちな人は、人の話を聞かない傾向が強いです。

きちんと人の話を聞き、何をすべきなのか判断できるように心がけましょう。

あなたが向いてないのは美容師？今のお店？

美容師に向いてないと悩む方は「向いてないから美容師を辞めたい」と思いがちです。

しかし、あなたは本当に美容師に向いてないのでしょうか。

もしかすると、美容師ではなく「今のお店」が向いてないのかもしれません。

この章では、あなたが本当に美容師に向いてないのか一緒に考えてみましょう。

あなたの「美容師に向いてない理由」は何ですか？

あなたが「美容師に向いてない」と感じる理由は何ですか？

「手荒れがひどい」
「働いてみたら美容師の仕事が苦痛」

など美容師自体が向いてない、辞めたいと感じるなら思い切って美容師以外の道に進む方が良いでしょう。

しかし

「職場に馴染めない」
「先輩のあたりがキツイ」
「入社前と条件が違う」

上記のような環境が原因の場合は美容師を諦める必要はない可能性があります。

今の環境に向いてない可能性もある

・人間関係
・給与、休みなどの待遇
・会社に将来性がない
・先輩が教えてくれない
・客層が合わない

などあなたが「美容師に向いてない」と悩む根本的な原因がお店の労働環境にある場合があります。

その場合は、他の美容サロンに転職することで、悩みが解消する可能性も。

技術テストに受からず落ち込んでいる人はお店のやり方や教え方に合わないケースもあるので、他の美容サロンに移ると一気に上達できることもあります。

現役美容師の7割は転職している

実は、美容師は自分のスキルアップや働きやすさを求めて、転職するのは珍しくありません。

こちらのグラフをご覧ください。

引用：美容師の転職事情2022年版｜転職理由や働く美容室に求めることは？

上記は現役美容師500人のアンケート結果です。

こちらを見てわかるように、なんと7割もの美容師が転職経験があります。

これまで1つの美容室でしか働いたことがなく「美容師に向いてない」お悩みの方は、他の美容室に転職することを考えてみてはいかがでしょうか。

働きやすい美容サロンとは？

あなたにとって働きやすい美容サロンとはどのような環境でしょうか。

・給料が高い
・結婚、出産しても続けやすい
・社会保険がある
・土日休みが可能

など求める条件があるでしょう。

今や美容業界でも働き方を見直す会社が多く、休日が多い会社や働きやすい労働環境を重視しているところもあります。

他の美容サロンで心機一転頑張りたいなら、ぜひこちらをチェックしてみてね！

→案件

美容師以外の選択肢

「美容師に向いてないから他の仕事をしたい」という方も多いと思います。

この章では、美容師から転職する人が多い職種をご紹介します。

美容系営業職

美容メーカーやディーラーの営業職に転職する方も多いです。

美容師の経験や知識を活かしつつ、美容業界に携われます。

元美容師という肩書きがあると、お客様（美容室のオーナー、店長）と話が弾みやすく、営業として活躍できる可能性が高いです。

サービス業

美容師のコミュニケーションスキルを活かしてサービス業に就く方も多いです。

美容師の方はファッションやメイクが好きな方が多いので、アパレルや美容部員として活躍している方もいます。

事務

土日休みや安定した職種を希望し、事務職に転職する方もたくさんいます。

事務職はある程度のパソコンスキルがあれば、未経験からでも採用されやすい傾向があります。

事務職を希望する方は、基本的なパソコン操作ができるようにしておきましょう。

異業種の転職…覚悟ある？

美容師から異業種に転職するのも、もちろん1つの選択肢です。

しかし、これから異業種でやっていく覚悟はできていますか？

どんな仕事でも辛いことはあります。

美容師から他の仕事に転職すると未経験スタート。

初めての仕事に戸惑うこともあるし、新しく覚えることもあるでしょう。

もし「努力が嫌だ」「楽して稼ぎたい」と思っているなら、一度考えを改めた方が良いです。

美容師は確かに厳しい正解ですが、他の仕事もその仕事ならではの大変さがあります。

美容師向いてない？環境が変われば解決することもある！

「美容師に向いてない」とお悩みの方に向けて「悩みの乗り越え方」や「向いてない時の選択肢」をご紹介しました。

今「向いてない」と感じていても、考え方をちょっと変えてみたり、他の美容サロンに行くと解決できる可能性もあります。

もちろん、美容師と異なる道に進んだ方がハッピーになる場合もあります。

あなたの人生はあなただけのもの。

あなたにとってこれからどうすれば良いかしっかり考えてみましょう。

当記事があなたのきっかけになれば嬉しいです。