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最近話題の人間関係リセット症候群。 Twitterでトレンド入りするなどSNSやメディアで大きな話題となり知っている方も多いでしょう。
人間関係リセット症候群についてSNS上で検索すると「めっちゃわかる」「自分もやったことがある」など共感の声が多く寄せられています。
また、実際にリセットする行動をしていなくても「SNSでの繋がりがうざいと感じてアカウントを消したくなる」など心当たりがある方も多いのではないでしょうか。
人間関係をリセットされた側からすると、「悪いことしたかな?」とか「なんで?」と心配だよね。
この記事では、「人間関係リセット症候群のこと」と「なりやすい人の前兆と傾向」を解説しながら、人間関係をリセットする人の気持ちをお伝えします。
人間関係リセット症候群とは、ストレスなどから人間関係が煩わしいと感じ、衝動的にこれまでの人間関係を断ち切ってしまう人のことです。
これは、あくまで心理状態を表す言葉で、人間関係リセット症候群という病気があるわけではありません。
人間関係リセット症候群の行動や性格の特徴はこちらです。
それぞれみていきましょう。
人間関係が面倒だと感じると、今まで楽しくしていたLINEなども嫌になってしまうことはありませんか?
昨日まで普通にやりとりしていたのに、急に返信しなくなる。ブロックやミュートにして既読すらつけない。ひどい時はアプリごと削除してしまった経験がある方もいると思います。
人間関係リセット症候群の方は急に音信不通になりがちです。
社会人になると職場の人間関係が悩みの種だったりしますよね。合わない人がいたり、険悪な職場の雰囲気などが嫌になってしまうと仕事に行くこと自体が苦痛に感じてしまいます。
そんな時、いっそ退職して関わりをリセットしたくなるもの。人間関係が理由で転職を繰り返す方も少なくありません。
インスタやTwitterなど今やSNSは私たちの生活の中で当たり前のツールです。リアルの友人だけではなく、SNS上の交流が広がり同じ趣味のコミュニティに参加したり楽しく活用している方も多いでしょう。
しかし、ふとSNSの人間関係がうざいと感じることはありませんか?不特定多数の方と交流できるSNSは時に面倒な人間関係に発展するケースも。
その結果、突然アカウントを全削除するなど、バッサリと人間関係をリセットしてしまうこともあります。
人間関係リセット症候群には、これまでの人間関係を断ち切るというよりも、過去の自分と決別したいというパターンもあります。
その場合「誰も知らない土地に行きたい」という衝動に駆られ、地元を遠く離れた土地に就職・転職するなど思い切った行動をしがちです。
人間関係リセット症候群の特徴には行動だけでなく、性格的な特徴もあります。その1つが「人当たりが良い」こと。
一見社交的で、人当たりが良い方の中には、心の中でたくさん我慢やストレスを抱えていることもあります。
その我慢が限界に達し、プツンと糸が切れたように音信不通になってしまうというケースも。
人当たりが良い人の全てがそうではありませんが、人間関係リセット症候群の方は人当たりが良い方が多いです。
こちらも心の中に我慢やストレスを溜めやすいことに繋がりますが、人間関係リセット症候群の方は自分を出すことが苦手な傾向があります。
自分の気持ちを相手に伝えたり、自分の悩みを人に相談できないなど、心のモヤモヤを解消するのが苦手です。
このような性格の方は人間関係でストレスを受けやすく、人との繋がりが邪魔くさく感じることもあります。
どのような人が人間関係リセット症候群になりやすいのでしょうか。人間関係リセット症候群になりやすい人の傾向は以下の9つです。
早速みていきましょう。
「相談できる人が少ない」「自分の悩みを相談できない」という人は人間関係リセット症候群になりやすい傾向があります。
前の章でも書きましたが、人に相談するのが苦手な方は、人間関係の悩みを消化できないことが多いです。
そのため「いっそのこと人間関係をリセットしてしまおう」という思考に陥りやすくなります。
基本的に何でもネガティブに考えてしまう人は、人間関係リセット症候群になりがちです。
ネガティブ思考の方はほとんどが自己肯定感が低い傾向があります。そのため自分に対して自信がなく、ちょっとしたきっかけで「自分はダメなんだ」と思いがち。ネガティブな感情が限界になると「傷つきたくない」と自己防衛のために人間関係を断ち切ってしまう場合もあります。
「自分の基準を曲げられない」「他の人が自分のペースを見出すと予定通りにできなくてイライラする」など完璧を求めてしまう人ほど人間関係リセット症候群になりやすいといわれています。
完璧主義者の方は、自分の基準や理想を他の人にも求めてしまいがちです。
これは恋愛で考えるとイメージしやすいでしょう。例えば、パートナーに対して理想の行動や関係性を求めてしまうことはありませんか?
しかし、実際には自分の思う通りには中々いきませんよね。すると理想とのギャップに耐えられず、急激に冷めてしまい別れてしまうこともあります。
最近は蛙化現象も話題だよね
「人の目が気になる」「人に気を使いすぎてしまう」など対人関係でストレスを溜めやすい人も人間関係リセット症候群になりやすい特徴の1つです。
普段から人間関係の悩みやストレスを受けていると、突然何もかもが嫌になってしまうこともあります。
すると、急に今までの人間関係に参加しなくなる、連絡を返さなくなるなどの極端な行動をとってしまいがちです。
ストレスが自分の許容範囲を超えてしまうんだね
意外かもしれませんが生活習慣が乱れやすい人も人間関係リセット症候群になりやすいです。
生活習慣の乱れは想像以上に心や身体に影響しています。例えば寝不足が続いていると、イライラしたり、いつもより疲労感を感じることはありませんか?
実は、生活習慣が乱れている人は疲れを溜めやすく、情緒も不安定になりやすいです。
イライラしたり落ち込んだりすることが増えると「誰とも関わりたくない」と人付き合いが嫌になることもあります。
買い物や外食など1人で行動する方が好きな人は、人間関係リセット症候群になりやすいタイプです。
「おひとりさま」が好きな人は、自分のペースを他人に乱されることが嫌い。
そのため、他の人と関わることが増えると、人間関係を面倒だと思う傾向が強いです。
人間関係が面倒だと思いやすいために、「人間関係がだるいな」と感じると関係を切ってしまいます。
突然ですが「見捨てられ不安」という言葉をご存じですか?見捨て慣れ不安とは恋人や友人などとの間に少し距離を感じると、人間関係が壊れてしまうのではないかと強い不安や孤立感を感じることをいいます。
見捨てられ不安の気質がある方は、少しでも人間関係に違和感を感じたり辛いことがあると「これ以上辛い思いをしたくない」という心理が働きます。
その結果、自分から人間関係を断ち切り自分を守ろうとするケースも。見捨てられ不安が強いほど、リセットしたいと感じやすい傾向があります。
仕事でも何でも要領よくこなす人ってかっこいいですよね?しかし、要領が良すぎる人も人間関係リセット症候群になりやすい特徴の1つ。
なぜかというと、要領が良すぎるあまりに他人の行動にもどかしさを感じやすいからです。さらに自分でする方が物事がスムーズに進むため、人に頼ることをしません。
そのため「イライラするくらいなら、この人と付き合う必要がない」と関係をリセットする傾向があります。
「LINEが来るとめんどくさい」「人付き合いがめんどくさい」「遊びに行くのもめんどくさい」などめんどくさがり屋さんな人も人間関係リセット症候群になりやすいタイプです。
めんどうくさがりな人は、プライベートで誰かのために時間を割くのがストレスに感じます。
また、めんどくさがりな人にとっては、LINEなどの返信をしなかったり、友人と連絡を取らなくなることも、大した問題ではないと思っているかもしれません。
Twitterでトレンド入りするほどの話題となった人間関係リセット症候群。なぜこれほど人々の共感を集めるのでしょうか。
世間の声や共感を呼ぶ理由をみていきましょう。
人間関係リセット症候群に対する共感の声を集めてみました。
「良好な人間関係を求めている」って意見が個人的には刺さるなぁ。
好きな人たちと繋がっていたいからこそ、リセットしたくなる人もいるんだよね。
社会学者の石田光規教授によると、人間関係リセット症候群に共感する人が多い理由として以下の2点を挙げています。
石田教授によると、「現代社会では個々人の尊重や『人それぞれ』が横行する中、私たちはお互いが深く関わる機会を徐々に失っていきました」と述べています。
確かに人それぞれ色んな事情があるから、あまり突っ込んだ話は仲の良い友達にも聞けないかも
2つ目の理由として「SNSの台頭と共に、つながりを自身で操作する傾向が高まった」と石田教授は説明しています。
SNSでは、友人の範囲や連絡への返信、ブロックなど交流のあり方をある程度操作できます。また、嫌なものや好みじゃないものを飛ばし、好きなものや必要なものだけを見るという習慣がSNS世代では当たり前。
そのため、ブロック、削除といった操作が簡単にできることが「リセットしやすい」要因の1つと考えられています。
人間関係リセット症候群を検索すると、関連ワードにHSPというワードがよく出てきます。
実は、人間関係に疲れやすいHSPには、人間関係リセット症候群に心当たりがある方も多いです。
下記の記事では「人間関係リセット症候群とHSP」というテーマで対処法や経験談をご紹介しています。
HSPの方や繊細さゆえに人間関係に疲れやすい方は、ぜひ一度ご覧ください。
正直、人間関係をリセットしたいと感じる時は誰にでもあります。しかし、ブロックや連絡先の削除などの行動には賛否があることも事実です。
実際、人間関係をリセットする行動を取れる人もいれば、リセットされた側の気持ちを考えると罪悪感でリセットできない人もいます。
また人間関係のリセットは、極端な行動だという印象を持たれがちですが、実は人間関係をむしろリセットすべきという意見もあります。
そこで以下の記事では、人間関係に疲れた人に向けて「人間関係に疲れた時のリセット方法」や「人間関係をリセットすべきな理由」を解説しています。
人間関係で悩んでいる方や、断ち切りたい人間関係があるけどどうしたら良いかわからない方はこちらもお読みください。
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塾講師やWEB会社の営業を経て、現在は小学生の子供を持つ主婦ライターとして活動中。日々、育児と家事に追われながらなんとか頑張っています!HSP要素は中ぐらい。
このサイトがHSP自覚の薄い方へ何かのきっかけになればうれしいです!
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