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仕事の人間関係や労働環境などのストレスが原因で発症する適応障害。
「職場に怖くて行けない」「毎朝吐き気が止まらない」などの症状に悩まされ、退職を考えている方も多いでしょう。
しかし、退職を上司や家族に相談しても
適応障害かなんだか知らないけど、それで辞めるのは逃げだから
こんな理由で仕事を辞めて、この先どうするの?
と適応障害について理解してもらえないと多くの方から聞きます。
「体調不良で辞めるなんて甘えなんだ」と自分を縛り付けてる人もいるし
この記事は「退職するのは逃げじゃない。もし逃げただとしても、それであなたを守れるならいいじゃないか」ということを伝えるための記事です。
ぜひ最後までご覧ください。
適応障害で退職するのが逃げじゃない理由
環境を変える方法
適応障害で退職する時の手順
適応障害とは「置かれている環境に適応できず、ストレスが原因で生活に支障が出る状態」のこと。
会社の労働環境、人間関係、仕事内容などからストレスが大きな負担となり適応障害を発症する人も多いです。
適応障害から回復するには、ストレスから離れて体調を整えるのが重要。
つまり、退職するのは適応障害の治療に効果的な方法であり、「逃げ」ではありません。
適応障害に理解がない人は「体調不良で辞めるなんて逃げだ!甘い!」という人もいますが、全く気にしなくて大丈夫です。
仮に「逃げ」だと言われても、あなたの健康が守れるなら逃げたっていいじゃないですか。
自分の健康が最優先!
どうして適応障害で退職するのは「逃げ」と言われるのでしょうか。
それは、次のような考え方が私たちの中に強く残っているからです。
・1つのことをやり続けることがすごい
・つらくても耐えて頑張るのが当たり前
・自分よりも人もため、組織のために行動すべき
つまり、「適応障害になったとしても耐えるのが美徳」「退職や転職はよくないこと」という風に考える人が多いです。
上司世代にこういう考えが多いのが厄介なんだよね…
改めて適応障害で退職するのは逃げじゃない理由をご紹介します。
適応障害を放っておくと、さらに重大な精神疾患を引き起こす可能性があります。
ストレスの原因から離れ、症状を軽減させることが大切です。
「辞めると会社に迷惑がかかる」「逃げと思われる」など周りのことを気にせずに、自分の身を守ることを1番に考えましょう。
きちんと治療し心の健康を取り戻せば、いくらでもやり直すことができます。
元気があればなんでもできる!
今や退職、転職は当たり前の時代。
むしろ1つの仕事を定年まで続ける人の方が珍しいかもしれません。
いくらでもやり直しが効くので、退職しても大丈夫なのです。
「仕事を辞めたら生活ができない」「一度仕事を辞めると社会復帰できるか不安」などお金や将来の心配が多くて仕事を辞められないと思っていませんか?
実は、失業保険や就労支援サービスなどをきちんと利用すれば、お金や将来もなんとかなります。
生活が心配だからといって、体を壊してまで働く必要はないのです。
適応障害の特効薬は環境を変えることです。
ここでは環境を変える方法について解説します。
適応障害の原因が人間関係などの場合、部署を異動することで解決することもあります。
しかし、異動願いを出しても必ず異動できるとは限りません。
また、従業員数の小さい会社では部署異動が難しく、異動ができても社内に噂が広まり居づらくなるケースもあるようです。
異動願を出す前上司に異動ができるか相談してみよう
ストレスの原因から離れ、症状を軽減させるために休職制度を利用する方法もあります。
休職してゆっくり休む間に、今後どうするかについて考えると良いでしょう。
しかし、休職しても労働環境などストレスの根本的な原因が変わらなければ、同じことを繰り返す可能性があります。
とはいえ休職は一旦ストレスの原因から離れられるので、手っ取り早い方法だよ!
適応障害になった原因が職場にある場合、転職して環境を変えることが根本的な解決方法といえます。
ストレスの原因が人間関係、労働条件、パワハラなど何で合ったとしても確実に縁を切ることが可能です。
新しい環境でやり直そう!
「とにかく会社を辞めたい」と思うならば、すっぱり退職して休養することもできます。
「転職したいけど在職中は、転職活動する余裕がない」という方にもおすすめです。
傷病手当や失業手当を貰いながら、自分に合った仕事についてゆっくり考えることができるでしょう。
失業手当の受給中に再就職が決まると条件を満たせば再就職手当を受給できるよ!
退職をしたいけど、適応障害を理解してもらえない
退職を言い出すのが怖い
退職したいけど、自分で退職を伝えづらい場合は、退職代行を利用する方法もあります。
退職代行とは、あなたに代わって退職の意思を伝えるサービスで、会社に出社せずに退職することも可能です。
退職代行の利用者は年々増加し、退職方法の1つとしてメジャーになりつつあります。
適応障害を理由に退職する場合の手順を確認しておきましょう。
手順は大きく分けて次の3つ!
まずは心療内科など医療機関から診断書をもらってください。
退職するために診断書は必須ではありませんが、診断書があると退職が承認されやすくなります。
また、診断書は傷病手当などの社会保障給金を申請する場合に必要なので必ずもらっておきましょう。
傷病手当など難しい給付金の申請は、サポートしてくれるサービスがあるよ
診断書をもらったら、直属の上司に退職の意思を伝えます。
ここで、ポイントなのですが退職を伝えるときは「相談」ではなく「報告」。
「辞めようと思ってるのですが〜」ではなく「〇日付けで退職させていただきます」と言い切ってください。
退職理由は本来「一身上の理由」で問題ありません。
しかし、「一身上の理由」と伝えても納得しない上司がほとんどです。
その場合は、「体調不良」と診断書を添えて言えば、認められやすくなるでしょう。
退職理由はこちらの記事も参考にしてね
退職が承認され、退職日が決まったら退職届を提出します。
ただし、会社によっては退職届の提出が不要なケースも。
また、退職届は法律で義務づけされていないため、体調が悪く出社できない場合は出さなくても大丈夫なケースもあります。
「適応障害は転職で印象が悪い?」 と不利にならないか気になりますよね。
結論としては、 不利になる可能性があるので言わないことをおすすめします 。
履歴書や職務経歴書、面接で個人の病歴を伝える義務はありません。
退職理由が適応障害の場合でも、条件が揃っていれば失業保険は受けられます。
さらに適応障害が原因で退職した場合は自己都合退職でも「特定理由離職者」扱いのため、通常2カ月の給付制限期間なく失業保険を受け取ることが可能です。
「特定理由離職者の場合は、失業保険がもらえる日数が多くなるケースもあります
結論は、2週間で辞められます。
民法では、正社員(期間の定めのない雇用者)はいつでも退職を申し入れることができ、退職を申し込んで2週間すれば会社の承諾がなくても退職が可能です。
適応障害は周りに理解されにくく、退職することが「逃げ」と言われることもありますが、実際は全く逃げではありません。
むしろ、適応障害から回復するための最善策ともいえます。
適応障害を治療するにはストレスの原因から離れることが重要。
今の環境を変えるには、退職以外にも休職や部署移動などの方法があります。
当記事を参考に、あなたが回復するにはどの方法がベストか考えてみてください。
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塾講師やWEB会社の営業を経て、現在は小学生の子供を持つ主婦ライターとして活動中。日々、育児と家事に追われながらなんとか頑張っています!HSP要素は中ぐらい。
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