\ 教えて掲示板 /
\ つながろう /
\ 色んな経験/
平日の夜11時。やっと家に着いて、シャワーを浴びて、ようやく座ったのに、職務経歴書のファイルを開いたまま、カーソルがぴくりとも動かない。
頭のどこかでは「やらなきゃ」と分かっているのに、体が言うことをきかない。気づけばスマホで転職サイトの求人を眺めて、そのまま日付が変わっていく。
「みんな、こんなに忙しいのにどうやって転職活動してるんだろう」
「仕事で手一杯なのに、転職活動まで頑張れるわけない」
「これくらいで音を上げるなんて、やっぱり私は根性が足りないのかな」
そんなふうに自分を責めながら、「在職中 転職活動 しんどい」と検索していませんか?
結論から言うと、在職中の転職活動がしんどいのは、あなたの根性が足りないからではありません。いまの仕事をこなしながら、もうひとつ「転職活動」という仕事を抱えているのだから、しんどくて当たり前です。
刺激や人の感情を人より深く受け取る気質のHSP(Highly Sensitive Person/繊細な気質)の人は、とくに面接や連絡のやりとりで消耗しやすく、疲れが表に出やすい傾向があります。
この記事では、転職活動が「できない」ほど疲れる理由、時間・書類・面接日程の具体的なやりくり、そして「いったん止めていい」と言える目安までを、場面ごとにお話しします。
この記事の要点
「甘えかもしれない」と感じる気持ちは、よく分かります。
だって、誰かに強制されているわけじゃない。自分で「転職したい」と決めて、自分で動いているのに、それでもしんどい。だから余計に、弱音を吐く資格がない気がしてしまいます。
在職中の転職活動がしんどいのは、仕事が二つ分あるからです。今の職場の仕事に、応募書類づくり・企業研究・面接・日程調整・結果待ちの不安が、まるごと上乗せされています。
しかも転職活動は、終わりの日が見えません。今週頑張れば終わる、という種類の忙しさではないので、気力のゲージが少しずつ削られていきます。
本当に甘えているなら、そもそも疲れるほど動いていません。しんどいのは、ちゃんと動いてきた証拠です。
動いとる人ほど疲れるもんやで。サボってへん証拠や。
「ほかの人はできているのに」と比べてしまう夜もあるかもしれません。でも、周りの人が同じ条件でやれているかどうかは、外からは分かりません。残業の量も、通勤時間も、気質も、みんな違います。
人の気配や空気を細かく拾うHSPの人ほど、仕事の時間そのものでエネルギーを使い切っていて、そこから転職活動の分を捻出するのは、人より重い作業になりやすいのです。
「転職活動をしたいのに、できない」と感じる時、実はつまずきの場所は人によって違います。ここを取り違えると、頑張り方を間違えて余計に疲れてしまいます。
次の3つのうち、いちばん近いものを探してみてください。
残業が多い、通勤が長い、持ち帰りの仕事がある。この場合は、気合いの問題ではなく、物理的に時間が空いていません。毎日少しずつ進めようとすると、毎日失敗して、毎日自分を責めることになります。
必要なのは「毎日30分」の根性ではなく、まとまった時間を週に一度つくるやり方に切り替えることです。
平日にため込んだ疲れが休日に出て、気づけば日曜の夕方。そんな状態で「休日に転職活動を」と考えても、体が動かないのは自然です。
この場合は、転職活動を足す前に、休む時間をまず確保する順番になります。休めていない人に必要なのは、予定の追加ではなく休息です。
時間も体力も何とかなるのに、転職のことを考えると胸が重くなる人もいます。不採用が続いた、そもそも何がしたいか分からない、辞めた後が怖い。そんな気持ちが、手を止めています。
これは「やる気がない」のではなく、次の一歩を踏み出すだけの安心が足りていない状態です。いきなり応募を増やすより、気持ちの整理を先にした方が、結局は早く進みます。
僕も、頑張るために休むことがなかなか許せず、休みの日まで気を張って空回りしていた時期があります。休むことも段取りのうちだと思えるようになるまで、少し時間がかかりました。
疲れの原因が時間にあるなら、やることを「毎日」から「まとめて」へ移すだけで、かなり楽になります。ここでは場面ごとに、削れるものを削る工夫を並べます。
職務経歴書や履歴書は、平日の夜に少しずつ書くと、毎回「前回どこまで書いたっけ」から始まって、思い出すだけで疲れます。休日の午前中など、頭が動く時間に2時間だけ確保して、一気に書き上げるのがおすすめです。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。まずは「ひと通り埋まった状態」を一度つくり、あとから応募先ごとに直す、という二段構えにします。
たくさん応募すればいつか決まる、と考えるほど、書類作成も面接も増えて消耗します。気になる求人を何十件も保存して眺めているだけでも、頭の中のタブが増えて疲れます。
在職中は、広く浅くより「ここなら」という数社に絞るほうが、体への負担が小さくなります。月に応募する数の上限を、先に決めてしまうのも手です。
求人サイトを見るのは、通勤中や昼休みなど、すでにある隙間の時間だけにします。家に帰ってまで画面を見ない、と決めておくと、夜の時間を休息に使えます。
仕事と転職活動のやりくりを全体で見直したい時は、仕事をしながらの転職活動で、やってはいけない6つの過ちも役に立ちます。
全部ちゃんとやろうとせえへんでええよ。削るのも技術やで。
在職中の転職活動で、いちばん心がざわつくのが面接の日程調整かもしれません。平日の日中に呼ばれる、急に「明日来られますか」と言われる、断ったら印象が悪くなるのでは、と不安になります。
日程調整のメールを書く時間さえ惜しく、返信が遅れるたびに焦る。それも、仕事をしながら進める人が抱えやすい疲れのひとつです。
「いつでも大丈夫です」と答えると、そのぶん自分が振り回されます。仕事の都合がつく曜日と時間帯を、あらかじめ自分の中で決めておき、候補をこちらから出す形にすると、主導権を取り戻せます。
たとえば、夕方以降や、早い時間帯なら出られる日を、2〜3個並べて伝える形です。候補がそろっていれば、企業側もそこから選ぶだけで済むので、調整が早く進みやすくなります。
面接の日がバラバラだと、そのたびに休みを取る理由を考えたり、予定を空けたりと、気を使う回数が増えます。可能な範囲で、面接を同じ週に寄せると、消耗が少なくなります。
面接は「点在させず固める」。これだけで、職場に気を使う回数が減ります。
面接が終わったあと、結果が来るまでの数日がいちばんつらい、という声も少なくありません。仕事中もスマホが気になって、集中が切れてしまいます。
結果待ちの目安と過ごし方は、転職の一次面接の結果が早いのは合格フラグ?何日待つ?にまとめています。待っている間も、仕事の時間は仕事に使えるよう、通知を見る時間をあらかじめ決めておくだけでも違います。
面接の前後は、予定を詰めすぎず、帰りに少しだけ寄り道して気持ちを落ち着ける時間を取ってください。
HSPの人が転職活動で疲れやすいのは、時間の問題だけではありません。ひとつひとつの場面で、人より多くの刺激を受け取っているからです。
面接官の表情や言葉のトーンを細かく読み取ってしまう。帰り道、答え方を何度も頭の中で再生してしまう。不採用の通知が来たら、「自分という人間が否定された」ように受け取ってしまう。
面接が終わっても、HSPの頭の中ではまだ面接が続いていることがよくあります。これが、人より疲れやすい正体のひとつです。
不採用は、あなたの価値を決めるものではなく、募集している枠との相性の結果にすぎません。そう頭では分かっていても、感情が追いつかない日があります。それも自然なことです。
面接の日は、そのあとの予定を軽くしておく。不採用が続いたら、数日は応募をお休みする。反芻が止まらない夜は、頭の中の反省を紙に書き出して「今日はここまで」と閉じる。そうした小さな区切りが、HSPの転職活動には効いてきます。
反省会は一回だけ。紙に書いたら、もう終わりにしてええんよ。
疲れやすいのは弱さではなく、受け取る力の大きさです。その力は、自分に合う職場を選ぶ時には、ちゃんと味方になります。
ここまでの工夫をしても、しんどさが抜けない時があります。そんな時は、いったん立ち止まって休んでいい、と僕は思います。
転職活動を一時停止することは、転職をあきらめることではありません。体力が落ちた状態で面接を受けても、本来の良さは出せません。休むことは、次に動くための準備です。
「やめどき」を考える時は、次の2つだけ、静かに見つめてみてください。
理由が変わっていないなら、ペースを落として続けます。理由が揺らいでいるなら、数週間止めて、気持ちが戻るか様子を見るのもひとつです。
「今の仕事を続けるか、辞めるか」の見きわめについては、向いてない仕事に見切りをつけるタイミングと期間も参考にしてみてください。
次のような状態が続く時は、転職活動より先に、自分の体と心を守ることを優先してください。
こうした時は、家族や信頼できる人、職場の産業医や相談窓口、専門機関など、話せる先に早めに声をかけてください。一人で抱えなくて大丈夫です。
※本記事は医療的な診断・治療を勧めるものではありません。つらさが続く時は専門機関へ相談してください。
甘えではありません。今の仕事をしながら、書類づくりや面接、日程調整まで並行しているのだから、負担が大きいのは当たり前です。しんどいと感じるのは、それだけ動いてきたからです。
まず「時間・体力・気力」のどれが足りないのかを見分けます。時間なら作業を休日にまとめる、体力なら先に休む、気力なら気持ちの整理を優先する、と対処が変わります。それでも進まない時は、いったん止めて大丈夫です。
どちらが正しいということはなく、いまの体調と生活の余裕で決めます。しんどさで体調に影響が出ているなら、無理に在職中にこだわらなくても大丈夫です。迷う時は、まず数週間だけ応募を休んで、気持ちの変化を見てみてください。
「いつでも大丈夫です」と答えず、出られる曜日と時間帯を2〜3個、こちらから伝えます。面接を同じ週に寄せると、職場に気を使う回数も減らせます。
転職したい理由がいまも変わっていないかを、一度だけ確かめてみてください。理由が変わらないなら、休んだあとに再開できます。理由が薄れているなら、今の場所で整える選択もあります。どちらを選んでも、間違いではありません。
HSPかどうかで決まるものではありませんが、人の反応や空気を深く受け取る気質の人は、面接や連絡のやりとりで疲れやすい傾向があります。疲れやすいことを前提に、予定を詰めすぎない進め方を選ぶと続けやすくなります。
この記事を書いた人|ハリピン(HSS型HSPとお仕事と私 運営者)
繊細な気質と向き合いながら「自分に合う働き方」を模索してきたHSS型HSP当事者。同じように仕事で悩むHSPさんへ、当事者の視点で発信しています。
※この記事は一般的な情報提供を目的としており、医学的な診断を行うものではありません。つらさが続くときは専門機関にご相談ください。


この記事が気に入ったら
フォローしてね!
このサイトの運営者・ハリピン(HSS型HSP)です。飲食店の店長から営業、東証一部上場(当時)の子会社で社長を5年、転職は6回以上。…で、いまはほぼ無職5年以上続けてます。社長まで行って無職、自分でもすごい振れ幅だと思うけど、これが、わりと本気で「全然オッケー」だと思ってます。 強みも弱みも、やってみないと分からないもので「接客は好きだけど、料理と在庫管理は苦手」って、飲食やって初めて知りました。英語もパソコンも苦手で試めてたことが、AIに助けてもらいながら少しずつできるようになってきた。——つまり、今この瞬間ダメでも、時間が経てば何かが変わるかもしれない。(無職期間も大事ってこと!) 僕がここでやりたいのは、“自分が死ぬ瞬間に自分の人生が「よかったな」と思える様になるキッカケを作ること”。正直、自分自身もまだ模索の途中で、全然偉そうなことは言えません。…でも、だからこそ同じ目線で考えれるかなと思ってます。 健康、睡眠、大事! 死ぬのだけは禁止で!
\ 最後まで読んでくれてありがとうございます /
しんどさの形は人それぞれですが、会社に籍を置いたまま休んで生活費を受け取れる制度があることは、知っておいて損はありません。
無料。追加した直後に、目安の出し方と窓口が1枚届きます。伝わるのは表示名だけ。読むだけでも大丈夫です。















