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「繊細で人の言葉に傷つく」などのネガティブなことが多いHSPですが、実は悪いことだらけではありません。繊細で内向的なHSPだからこそ出来る得意なことがたくさんあるんです。そして隠れて能力の高い人にこそHSPの要素があったりします。
そこで今回は、本人も気が付いていないHSPの優れた能力と強みを13個解説します。「これ、私の得意なことだったんだ?」とびっくりするHSPさんもいると思います。HSPである私が実際にHSPの能力を活かしたエピソードについても紹介しているので、ぜひご参考下さい。
本記事の執筆者でHSPのアデペンです。
・HSPの能力ってなに?と思っている人
・自分に自信がないHSPさん
・HSPの能力が理解出来る
・少し自信が付き、明日からちょっと前向きになれる
簡潔に言うと「感受性が強く、繊細な気質をもった人」です。
詳細はコチラ→HSPの特徴、あるある
HSPは仕事や人間関係でストレスを抱えがちですが、人の気持ちに共感できることや気配り上手で物事の先回りができるなどの強みがあります。また細かい作業や豊かな表現などが得意です。そんなHSPの優れた能力と強みを13個紹介します。
HSPは共感能力が非常に高いので、相手が今どんな気持ちかを察せます。
例えば、「ご飯何食べよう?」と聞いた時に、「任せるよ!」と言われたとします。その時の声色・表情などを見ながら、「あ、本当は行きたいところあるけれど、気を使って私に合わせようとしている」などを察し、「本当は行きたいところあるんでしょ!」なんて言ってみたり。
すると相手は「この人は自分の気持ちを分かってくれる人だ」と思ってくれて、関係を良好に保てることもあるんです。
この気持ちを察する能力が発揮されるのは、何も友達間だけではありません。ビジネスシーンであれば、上司の気持ちを察したりお客さんの気持ちを察したりと、活かせる場面がたくさんあります。
HSPは感受性が非常に豊かなので、美術館や演劇、映画、コンサートなど芸術鑑賞を非繊細さんよりも楽しめます。感動するシーンでは心の底から泣いてしまったり、逆に悲しいシーンでは自分のことのように悲しみを感じたり。
暴力的なシーンなどは少々見ていて辛くなってしまうかもしれませんが、芸術がもたらす世界観を思い切り楽しめます。
HSPは相手の気持ちに寄り添いながら話を聞くのが非常に上手。自分のことを話すよりも、相手のペースを大切にするので、頼れる相談役となれます。
友達や同僚はもちろん、時には上司からも「聞いてよ〜」と頼られるかもしれません。あまりにも多く相談されると疲れてしまいますが、程よく聞き役になってあげることで、あなたは相手から頼られる存在になれます。
HSPは相手の気持ちを察せるので、気配り上手で相手の要求を先回りできます。例えば、「上司がなんか不機嫌」と感じた時はお茶をだしてみたり、「さっきのお客さん困った顔していた」と感じた時は、「何かお困りですか?」と声がけをしたり。
あらゆる場面で相手の要求を先回りして行動ができます。相手からしたら、まるで占い師のように見えることも(笑)もちろん魔術でもなんでもなく、気がつくか気が付かないかの差で。それこそがHSPの能力です。
相手の気持ちを察せるHSPは、相手の喜怒哀楽を察して行動できます。今怒っているな、落ち込んでいるななどを察し、感情ごとに対応を選べるのです。つまり「言われなくても相手のことが分かってしまう」ということ。
ちなみに私は、「本当なんでも分かってくれるね」と幼少期からよく言われていたのですが、今思えばHSPの能力だったのでしょう。無意識に先周りして行動していたことで「ありがとう」と言われることが多かったです。
HSPは非常に誠実で正義感の強い傾向にあります。というのも、何か悪いことであったり不誠実な行動をとると、人一倍罪悪感を抱くからです。
私もそのひとり。「これをしたら相手に不利益を与える」「自己利益のために嘘をつけない」などなど、相手に対して不誠実な行動を酷く嫌います。誠実で正義感が強いのは非常に良いことであり、この能力は誇るべきことでしょう。
HSPは争いを避ける平和主義な方が多く、誰かが喧嘩をしていると仲裁に入ることも。気持ちを察する能力に長けているため、時には両者の言い分を聴きながら、上手にまとめあげることもできます。
あらゆることに気がつくHSPは、仕事でもプライベートでも未来予想を行いリスクを回避する能力に長けています。そのせいか仕事では、「遅い」など言われることもありますが、慎重に行うことが結果として良い成績を納めることも多いでしょう。
豊かな文章表現ができるのもHSPの優れた能力の一つです。かくいう私は現在、WEBライターというお仕事をしておりますが、HSPの豊かな文章表現ができる能力に随分と救われてきました。
例えば、読み手の気持ちになって共感できる文章を作ってみたり、相手の気持ちを先回りして文章に起こしてみたりと様々です。後に体験談でもお伝えしますが、WEBライターは本当に天職だと感じています。
1つのことから様々なインスピレーションが湧くHSPはデザインするのも得意です。絵を描く、ポップをデザインするなど、創造力が活きる分野で大活躍。仕事でも活かせる能力の1つです。
HSPはとても繊細なため、音の違いを聞き分けるのが得意な傾向にあります。例えば、「いつもより音が低いな」「あの人の声の調子が違う」など、わずかな音の違いを聞き分けられます。
時にこの能力は音楽でも活かすことが可能。私は合唱部に所属し、歌・ピアノ・クラシックギター等で活かしてきました。繊細な聴力は、決して悪いことだけではないのです。
HSPは嗅覚が非常に優れています。心地よい香り、気分が悪くなる香りなど、嗅ぎ分けるのがとっても得意。
またいつもと違う香りに気づいたり、まるでワンちゃんのように嗅覚が優れています。ただし、嫌な臭いに触れた際は非常に嫌悪感を感じてしまうため注意も必要です。
HSPは創造力に優れているため、様々なアイデアが思い浮かびます。従って、企画職など何か新しいことを考える仕事で大活躍。非常に豊かで柔軟な発想を持っているため、とんでもない企画で周囲を驚かすこともあるでしょう。
最後に、アデペンが実際にHSPの強みを活かしたエピソードを3つご紹介したいと思います。「HSPの能力は分かったけどイマイチ実感できない」という方は、エピソードを参考にしながら、自分の日常に活かしてみてください。
私は現在フリーランスとしてWEBライティングを行っています。元々は公務員として働いていたのですが、転職してWEBベンチャー企業に勤め、そこで初めてWEBライティングに触れることとなります。
そして、6年ほどWEBライティングを行った今、独立してご飯を食べていけるまでに至りました。これはきっと、HSPとしての感受性の豊かさが、ライティングに活かせたからでしょう。少し大袈裟かもしれませんが、WEBライティングをした時は「これが天職か」と初めて実感しました。
例えば自分の文章で人の心を動かし、自分の作ったWEBページから商品が購入された瞬間。自分は「人の購買意欲を高めるライティングが出来るんだ」と心から喜んだことを、今でも覚えています。
その他にも、自分の文章にコメントがたくさん着いた時。SNSで拡散された時など、嬉しいと思える瞬間はたくさんあります。人の喜びを人一倍感じられるHSPだからこそ、自分が作り出した作品に対しての評価も、深く喜べるのでしょう。WEBライターとして仕事ができて、本当に幸せでした。
私がこれまで取り組んできた仕事はWEBライティングだけではありません。例えば、WEBメディアの設計だったり、SNSの発信企画だったり、WEBに関わる業務全般を行ってきました。
そこで求められるのはアイデア力。例えば「〇〇へ取材してみよう!」「フォロワーとコラボした投稿を行っていこう!」など、これはあくまでも一例ですが、WEB業界はとにかくアイデア力が試される仕事です。
もちろん、出てきたアイデアが全て通る訳ではありませんが、トライアンドエラーで企画をしてきたことで、仕事でもたくさんの評価をいただくことに。結果としてWEBベンチャー企業では、マネージャー職への切符をゲットしたり、最終的には憧れだったWEB系メガベンチャー企業で採用され、働くこともできました。
今はWEB系のフリーランスとして仕事をしていますが、アイデア力が評価されお客さんからも「ありがとう」の言葉をいただくことが多々あります。これは決して自慢なんかじゃありません。
中には「HSPは内向的で挑戦ができない」なんて思ってしまう人もいるでしょう。だけど、決してそんなことはないと、諦めて欲しくないと私は思っています。
諦めてしまう理由は、たまたま今の仕事が繊細さに適さず、想像力の豊かさを発揮できていないだけ。私の場合は、WEB業界に飛び込んだおかげで、一気に可能性が広がりました。
WEB業界の他にも発揮できる世界はたくさんあるでしょう。創作・アート。実は意外と苦手だと思われがちな営業の世界かもしれません。
ぜひ「ここなら能力を活かせる」という場所を見つけてみてください。
HSPにとって、音・光・匂いなどは天敵。そのため、自分の過ごしやすい環境作りが非常に大切。私の場合は、音はノイズキャンセル機能付きイヤホンで遮断をし、強い照明を避け、好きな香りのルームフレグランスをおいて仕事をしています。
最初はどうしたら集中できるか、どれが自分に適した環境なのか定まるまでは苦労しますが、「これだ!」とハマると恐ろしいほどの集中力を発揮。さらには、どんどんアイデアも湧き、パフォーマンスも高まります。
実はHSPの能力を活かしている有名人ってたくさんいます。
HSPは悪いことばかりではありません。確かに「なんでも気になる」「すぐに傷つく」というのは、心に負担となり酷く疲れることがあります。その一方で、この繊細さは非繊細さんには決してできない最大の能力であり強みです。
この強みを活かすことで、プライベートでも仕事でも活躍できることでしょう。ぜひHSPは長所なのだと認識をして、自信を持ってすごしてください。HSP気質なのですから、決して改善しようとしたり、直したりすることは一切不要。
自分の気持ちに素直になり、そして向き合いながら、毎日に活かしていけば良いのです。ぜひ、繊細さを活かして、毎日を豊かにしていきましょう。
また、下記記事ではHSPの仕事や職場でのあるあるについてご紹介しています。
「私はHSS型HSPかも」と思った方は、下記を参考にしてみてください。
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高校卒業後に非常勤事務員として公務員を務めたのち、WEB系ベンチャー企業でマネージャーを務める。その後、WEB系メガベンチャー企業へ転職し、現在はWEBライター・WEBマーケターとしてフリーランスで活動中。HSS型HSPという気質で生きづらさを感じながらも、葛藤してきた経験を活かし、同じ気質や境遇の方に対して何かお手伝いが出来ればと思っております。【プロフィール詳細はこちら】【自己紹介(インタビュー)記事はこちら】
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