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「旅行に行くと人混みで疲れる」
「旅先に辿り着けるか不安」
「誰かと行く旅行が苦手」
など、HSPさんで旅行を苦手に感じている人はいませんか?
実は繊細で常に気を遣ってしまうHSPさんにとって、旅行は苦手な分野の1つ。ストレス発散・気分転換など、疲れを癒す計画をすることの多い旅行ですが、HSPさんにとっては負担になる場合もあります。
HSPだけど、旅行を楽しんでみたい・・。こんにちは!HSS型HSPのアデペンです!
そこで今回は、HSPさんが旅行を苦手だと感じる瞬間のあるあるをご紹介し、最後に対策もご紹介。当記事では旅行好きHSS型HSPのゆうやさんにも、リアルな旅行体験談をお伺いしています!ぜひ最後までご覧ください。
HSP(Highly Sensitive Person)とは、非常に繊細で音や光などの刺激を強く受けてしまう人のことを呼びます。HSPさんは、環境や感情などの外的刺激に対して、普通の人々よりも過敏に反応することが多いです。また旅行が苦手なHSPさんには、以下のような特徴があります。
HSPさんは、新しい環境におかれるとストレスを感じます。旅行中は、常に新しい場所や人々と出会うため、HSPの人々にとってはストレスフルな状況になることも少なくありません。
HSPさんは、騒音や混雑に敏感。旅行中には、多くの人々がいたり、観光地で騒音を聞く場合もあるため、HSPさんにとっては過剰な刺激となります。
旅行は、スケジュール変更がよくあります。HSPさんは、予定の変更にストレスを感じるため、旅行中に予定通りにいかないことがあると、ストレスを感じることも。
HSPさんは、旅行中の食事がストレスになることも。旅行中は、外食続きで高カロリーなものを食べたり、食事の時間が不規則になったりすることがあるため、HSPさんにとってはストレスフルな状況になります。
HSPさんは、自宅にいるときとは異なる環境にいるため、旅行中は自分の身を守ることができるか不安になることがあります。
旅行が苦手なHSPさんの「あるある」をご紹介します。
旅行の予定が近づくと何だか落ち着かないことはありませんか?
「当日の準備は大丈夫かな」
「慣れない旅行先で過ごせるかな」
「体調悪くなったらどうしよう」
「朝間に合うかな」
などなど、予定が近づくと、様々なことを考えてしまってソワソワして落ち着きません。
旅行先でトラブルが起こらないか過剰に不安になりませんか?
「飛行機や新幹線に乗り遅れたらどうしよう」
「旅行先で盗難に合ったらどうしよう」
「道が分からず迷子になったらどうしよう」
「帰りは時間通りに戻れるかな」
などなど、旅行が近づくとたくさんのトラブルを考えてしまい、不安で眠れなくなります。
旅行先では人混みが付きもの。現地の人だけでなく、観光で来られるお客さんと、旅行先はたくさんの人で溢れていることも少なくないでしょう。
HSPさんは非常に繊細で人混みなどを苦手とするため、旅行先の人混みが大の苦手です。
「話し声」「窮屈さ」「表情」など、人から受ける刺激に翻弄され、疲れ・ストレスを感じてしまいます。
旅行先ではいつも自分が快適としている環境に身を置けないため、知らず知らずのうちに刺激を受けて、ストレスを溜め込んでしまいます。
例えば、「いつもと枕の柔らかさ・高さが違う」「室温・湿度が違う」など分かりやすいことから、なんとなくの雰囲気、言葉で言い現せられない複雑な刺激によって疲れてしまいます。
宿泊先の環境は普段自分の家で寝ている環境と違うため寝苦しくなることがあります。寝具の肌触り・枕の状態・部屋の環境・明るさ・暗さ・匂いなど、HSPさんは普段と異なる環境で寝るのが苦手です。
旅行で人と長時間過ごすと疲れませんか?もちろん、一緒にいる友達が嫌な訳ではありません。ただHSPさんは一緒に過ごす人に気を使いすぎてしまうため、旅行中は常に神経を研ぎ澄ませて友達に気配りをします。
例えば、「喉が乾いてないかな?」「歩きすぎてないかな?」「イライラしていないかな?」などなど、とにかく気になることがたくさん。
HSPさんの中には、新幹線・飛行機などの移動時間を苦痛に感じる方もいます。例えば新幹線内で隣の座席に座った人のことを気にして、ゆっくり落ち着けなかったり、はたまたお弁当臭・騒音などが気になってソワソワすることも少なくありません。
HSPさんには旅行に限らずあるあるがいっぱい!その他のあるあるをご覧になりたい方は、下記も合わせてチェックしてみてね!
HSPさんの中には一人旅で旅行するのが好きなHSPさんもいます。
HSPさんは非常に繊細で共感能力が高いため、旅先にあるものに深く心が動かされやすい傾向にあります。例えば観光で大自然を見る時、歴史的建造物を見る時など大きな感動を受けることも少なくありません。
HSPさんは一人でいる方が、ストレスや疲れを溜めずに旅行を楽しめる傾向があります。一人旅だと誰かに気を遣う必要もないため、行きたい場所を自由に自分で決められる上に、誰かの様子を伺いながら旅をする必要がありません。自由気ままに旅行を楽しめます。
今回はHSPさんが旅行を楽しめる方法を旅行好きHSPさんに取材しました!
取材にご協力いただいたのは、HSS型HSPさんで「HSPに関する情報」「お仕事情」「一人旅」に関する情報をブログで発信している『ゆうやさん(Twitter:https://twitter.com/yuya_self)』です!
HSPさんが旅行で疲れないポイントや、楽しむ方法、またおすすめの旅行スポットをお伺いしました!
ゆうやさん、よろしくお願いいたします!まずは、1人旅を始めたきっかけを教えてください!
初めて一人旅に行ったのは大学4年生の3月で、きっかけは恥ずかしいことに失恋です(笑)当時付き合っていたか彼女に振られたことを機に、私は「今は自分磨きの時期だ!」と迷走していました。
そこで、私は「行動力がない」と自覚していたので行動力を身につけようと思いました。今思えば、この悩みもHSS型HSPの特徴だった気がします
運が良いのか悪いのか、別れたことで計画していた卒業旅行もなくなったので「1人で旅行行けば行動力つくのでは?」という浅はかな考えで実現したのが、「愛媛・香川4泊5日一人旅」です。そして、これが私の初めての一人旅となりました。
私もはじめて旅行を計画した時、「行動力をつけたい!」というのが動機だったので、すごく共感します!それにしても、初めての一人旅で4泊5日は思い切りましたね!
ここからは豊富な一人旅経験を持つゆうやさんに旅行で疲れないポイントを聞いてみました!
HSPさんが旅行で疲れないためのポイントを教えてください!
HSPさんが旅行で疲れないためのポイントは「なるべく人混みを避ける」「スケジュールを詰め込まない」「しっかり寝る」の3つです!
1.なるべく人混みを避ける
HSPさんは周りからの刺激に敏感なので、根本的に刺激の多い場所は避ける必要があります。代表的なのは、人混みです。都会だとどこへ行っても人混みは避けられないので、目的地は地方をおすすめします。
2.スケジュールを詰め込まない
HSPさんは、スケジュールを詰め込みすぎると、時間を気にしてしまい余計に疲れてしまいます。そのため、なるべく余裕のあるスケジューリングがおすすめです。
3.しっかり寝る
旅行は日常生活と比べて刺激が多いため、HSPさんは自分が思っている以上に疲れています。そのため、睡眠時間はしっかりとってください。また、布団がいつもとは違うので、苦手な人もいると思います。
心当たりのある人は、少し荷物は増えますが、自宅の枕やシーツ、アイマスクや耳栓を持って行くなど、自分がリラックスできる環境を用意しておくと良いかもしれません。
人混みは本当に疲れてしまいますよね。しっかり寝るのが大切だというのも分かります!ただ、ホテルでは中々眠れずにいつも困っていました(笑)アイマスク・耳栓は安眠と疲れを取るための手段として、良い作戦だと思います。
HSPさんが旅行を楽しむための方法やコツや、なぜ一人旅を楽しめるようになるのかを教えてください!
HSPさんが旅行を楽しむためのコツは「スケジュールは最低限のみ」「Googleマップを活用する」「自分にあったホテル選び」の3つです!
1.スケジュールは最低限のみ
一人旅の魅力は、なんといっても自分の好きなように動ける点。突発的な興味にも対応できるよう、最低限の要素だけ決めておくのがコツです。
・絶対に行きたい目的地
・宿泊するホテルや行き帰りの交通手段
・その場所を出発しなくてはいけない時間
(○○分の電車には乗らないと、間に合わない)など
2.Googleマップを活用する
私が一人旅をする際、Googleマップにお世話になっています。前項で、「スケジュールは最低限のみ」とお伝えしましたが、予定していたもので興味が湧かなかった場合、かなり時間が余ってしまいます。そのため、事前に調べて少しでも興味のある場所は、Googleマップでピン止めしておくのがおすすめ!
深く考えてしまうHSPさんにとって、「選択する」という行為は、疲れる要因の一つです。しかし、Googleマップでピン止めしておくことで、視覚的に距離感が分かるため、次の目的地を選択しやすくなります。
3.自分にあったホテル選び
宿泊施設での時間も、一人旅の醍醐味の一つです。そのため、自分に合った宿泊施設を選ぶ必要があります。
例えばホテル一つとっても、温泉やレストランなどサービスが充実した高級ホテルもあれば、安さを重視したビジネスホテルもあります。
私はHSS型HSPなので、「出会い」から得られる刺激も一人旅の魅力だと考えており、出会いの機会が多い、ゲストハウスやホステルを利用することがあります。
ただ、ゲストハウスなどはドミトリー(他のお客さんと相部屋)が多い傾向にあり、HSPさんには向かない特徴もあります。このように、繊細なHSPさんにとって宿泊施設選びはとても重要なポイントです!
スケジュールを最低限にするってとても大切なように思います!学生時代の修学旅行のように、スケジュールを細かく刻むとストレスになってしまいます(笑)次に、どうして一人旅を楽しめるのか、ゆうやさんの意見をお伺いしたいです!
私が一人旅を楽しめる理由は2つ。それは、「自分の気持ちに素直になれる」「続ける必要がない」からです!
1.自分の気持ちに素直になれる
HSPさんは、どれだけ気のおけない仲だとしても、無意識の内に気を遣っています。私も一人旅をしてみて、初めてその事実に気づきました。例えば、事前に観光スポットを探しているとき、「ここちょっと行ってみたいけど、〇〇はあんまり興味ないからな〜」と思って提案しないなど。
これはあくまで一例ですが、このようにHSPさんは本人も気づかないレベルで繊細な気遣いをしています。しかし、そもそも気を遣う対象がいない一人旅であれば、全て自分の興味のもと、選択することができるため、心から楽しむことができます。
2.続ける必要がない
これはHSS型の特徴でもあるのですが、私は割と飽き性です。例え趣味であっても長続きせずに、その都度「また続かなかった」と自己嫌悪に陥っていました。
ただ、「一人旅」ってそもそも続けるものではなくて、行きたい時に行くだけなので、「続けなくてはいけない」という義務感も生まれません。だからこそ、「趣味がない人」や「飽きっぽい人」こそ一人旅は楽しめると思ってます。
飽き性だけど、続けなくてはいけないという義務感から辛くなってしまう、とても分かります!ですが、一人旅は継続して持つ必要はないですし、タイミングがあれば行くだけなので、「続かなかった」と罪悪感を抱く必要もないですね!
ゆうやさんがHSPさんとして一人旅をして印象的だった、思いがけないエピソードをお伺いしたいです!
今でも印象的なのは、初めての一人旅で感じた「縁」です。
初めて一人旅に行ったときは、経験値がなさすぎて様々なトラブルに直面していました。特に多かったのが、「定休日問題」です。正直今でもたまにあるのですが、事前にお店や施設の定休日を調べずに、現地で定休日を知って入れないことがあります。
その日は平日だったこともあり、行きたかったお店が2件連続で定休日でした。なかなかショックでしたが、お腹も減っていたのでたまたま近くにあった小さなお店に入店。すると、私が一人だったこともあり、店員さんが話しかけてくれました。
正直一人旅は、人と話すことなんて滅多にないと思っていたので、話しかけられて嬉しくなり、つい話し込んでしまいました。その日の夕食も、その人に聞いたおすすめのお店へ行ったのですが、なんと事前に話をしてくれていたらしく、快く受け入れていただき、サービスまでしていただきました。
たまたまの連続ではありましたが、私はこの出会いに「縁」のような魅力を感じてしまい、一人旅にどっぷりとハマってしまいました。
旅先で人の温もりに触れるとほっこりしますよね!このほっこりを強く感じられるのは、HSPさんの気質のおかげかもしれません。
最後に、ゆうやさんが一人旅で行ったおすすめの旅行先を5つ聞いてきました!
ゆうやさん!「旅行が苦手だけど旅行したい!」と考えているHSPさんにおすすめの旅行先を教えてください!
別府の魅力は、なんといっても温泉。繁華街の温泉もいいですが、少し足を運べば自然に囲まれた温泉もあるため、HSPさんにとって落ち着ける環境が整っています。
京都は歴史的建造物が多く、地域として風情のある雰囲気を保っています。そのため、寺院や自然など、HSPさんが好む観光スポットが多くあります。実際に、HSPさんで京都が好きという方はたくさんいます。
北海道にはたくさんいい場所がありますが、中でもおすすめは小樽。代表的な古いレンガ作りの街並みは、風情があり歩くだけでもリラックスできます。また、小樽はガラス細工が有名で、ガラス細工体験のような、非日常体験ができる点もおすすめです。
香川には小豆島や直島のような、島の観光スポットが多くあります。特に直島はアートの島と呼ばれており、島内にはアート作品が多く点在。芸術への関心が強い、HSPさんとは相性の良いスポットです。
主に「立山・黒部エリア」には大自然が広がっており、自然の景色を楽しむには最適です。秋は紅葉、冬は雪景色のように、季節によって魅力が様々なので、2回目以降も違った楽しみ方が出来るのも特徴。また、富山は閉店時間の早いお店が多く、夜は比較的落ち着いているのも、HSPさんにとっては嬉しいポイントです。
ちなみにアデペンのおすすめは、石川県輪島市にある白米千枚田です!
夏場は緑豊かな稲穂が階段上に並び、冬は田んぼをイルミネーションで照らし幻想的な風景を楽しめます。日本海も近く、波の音を聴きながら上質な癒しを体験できますよ!
ゆうやさん!今回は取材にご協力いただき、ありがとうございました!今回お伺いしたように、旅行が苦手でも一人旅なら旅行で気分転換できる可能性も十分あります。
ぜひ「旅行は苦手だけど興味がある」「本当は旅行で行きたいところがある」「いつも旅行で疲れてしまう」なんて人は、ご紹介した対策を試してみてください!
ゆうや
会社での働き方に疑問を感じ20代で退職。 会社員時代では営業・採用などの経験があり、 現在は生きづらさを感じる社会人に向けて、ブログ「うつさんぽ」で「あなたらしい生き方」をテーマに運営しています。
また「飽きっぽい」「刺激を求めるが傷つきやすい」「考えすぎて行動できない」などのHSS型HSP気質を持ち、同じような気質の方に向けたお役立ち情報も発信しています。
Twitterアカウント:https://twitter.com/yuya_self
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高校卒業後に非常勤事務員として公務員を務めたのち、WEB系ベンチャー企業でマネージャーを務める。その後、WEB系メガベンチャー企業へ転職し、現在はWEBライター・WEBマーケターとしてフリーランスで活動中。HSS型HSPという気質で生きづらさを感じながらも、葛藤してきた経験を活かし、同じ気質や境遇の方に対して何かお手伝いが出来ればと思っております。【プロフィール詳細はこちら】【自己紹介(インタビュー)記事はこちら】
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