HSPとお仕事と私

\ 教えて掲示板 /

\ つながろう /

\ 色んな経験/

「人が怒られてるのを見るのが辛い」と感じるのはなぜ?HSPが共感疲れで消耗する原因と対処法5つ

人が怒られてるのを見るのが辛いのはなぜ?HSPの共感疲れの原因と対処法5つ
本記事には広告(プロモーション)が含まれています。

「あなたが怒られてるわけじゃないんだから、気にしなくていいよ」——そう言われても、心臓の音がうるさいくらい速くなる。オフィスの少し離れた席で、上司が同僚を強い口調でとがめている。自分に向けられた言葉じゃないのに、胸の奥がぎゅっと締めつけられて、手のひらにじわりと汗がにじむ。

(怒られているのは自分じゃないのに、どうしてこんなに苦しいんだろう。次は自分の番かもしれないと思うと、体が固まって、その場から動けなくなる——)

結論から言うと、「人が怒られてるのを見るのが辛い」と感じるのは、あなたの弱さではありません。HSP(Highly Sensitive Person、非常に敏感な気質を持つ人)特有の高い共感力と、脳のミラーニューロンという神経細胞の働きの強さが背景にあります。

つまり、この辛さにはちゃんと名前があり、原因も対処法もすでに分かっています。この記事では、なぜ自分が怒られているわけでもないのにここまでこたえるのかという仕組みと、今日から使える具体的な対処法を、当事者の声も交えてお伝えします。

この記事の要点

  • 「人が怒られてるのを見るのが辛い」のはHSPの気質による共感疲れ。自分を責める必要はない。
  • 原因は①高い共感力②ミラーニューロンの活発さ③過去に怒られた経験の重ね合わせ、の3つ。
  • 対処法は①その場を離れる②境界線の言葉を持つ③体の反応を先に鎮める④信頼できる人に話す⑤自分の気質を知る、の5つ。
気になる所をタップ

「人が怒られてるのを見るのが辛い」と感じる原因はHSPの共感力の高さ

これは気の持ちようの問題ではなく、HSPの気質として説明できる反応です。怒られている場面に居合わせただけで動悸がしたり、その場から逃げ出したくなったりするのは、あなたの心が弱いからではありません。

提唱者であるアーロン博士(Elaine N. Aron)によると、HSPは「感覚処理感受性」と呼ばれる気質特性を持ち、その特徴は博士が整理した「DOES」という4つの要素(深く処理する・刺激を受けやすい・感情反応が強く共感力が高い・些細な刺激に気づきやすい)で説明されており、周囲の刺激や人の感情の変化を人一倍深く処理する傾向があるとされています。
出典:エレイン・N・アーロン博士 公式サイト「The Highly Sensitive Person」(hsperson.com)

このDOESの中でも「感情反応が強く共感力が高い」という特性が、他人が怒られている場面に強く反応する理由の中心です。相手の感情を、まるで自分ごとのように深く処理してしまうため、怒っている声や張りつめた空気そのものが、自分への攻撃と同じくらいの強さで心と体に届いてしまいます。

なぜ他人が怒られている場面だけでここまで消耗するのか|共感疲れの仕組み

HSPは通常よりもミラーニューロン(共感を生み出す働きをする神経細胞)の働きが活発だと言われています。ミラーニューロンは、他人の行動や感情を見たときに、自分が同じ体験をしているかのように反応する神経細胞です。怒られている人の表情や声のトーン、その場の空気を目や耳から受け取るだけで、脳が「自分が怒られている」時と近い反応を起こしてしまうのです。

実際に、同じような辛さを訴える声はネット上にも多く見つかります。

全てが全てではないのですが、例えば社内の誰かが手配ミスをした、おっとり丁寧な性格の人が仕事が遅すぎると影で言われていたり愚痴られたりすると 私もたまにしてしまうミスだ…私もそういう所があるから同じように思われているのかな… と自分に当てはめて考えてしまい、些細なことでも自身が怒られているような感覚になり落ち込んでしまいます。

Yahoo!知恵袋に寄せられた声より

HSPの当事者として発信しているクリエイターも、同じ体験を言葉にしています。

だから学校や会社で他の人が怒鳴られているのを見るのも、まるで自分のことのようにストレスになってしまいます。

note(HSP漫画家・おがたちえさんの投稿より)

「上司が部下を叱っているのを見るとしんどい」「他人が怒られてるのを見ると動悸がする」——こうした反応が出るのは、あなただけの特殊な弱さではなく、共感力の高さゆえに起きている、HSPに共通する体の反応だと言えます。

「人が怒られてるのを見るのが辛い」HSPが今日からできる5つの対処法

大切なのは「感じないようにする」ことではなく、消耗を早めに小さくする工夫を持つことです。以下の5つは、その場でも、後からでも使える方法です。

  • ①その場をそっと離れる――トイレや給湯室など、視界と音から離れられる場所へ一時的に移動する。
  • ②境界線を引く言葉を自分の中に持つ――「これは自分の問題ではない」と心の中で一言唱えるだけでも、巻き込まれすぎるのを和らげられます。
  • ③体の反応を先に鎮める――深呼吸や、手のひらを温める・冷たい水で顔を洗うなど、動悸や緊張を体からゆるめる。
  • ④信頼できる人に話す――「さっきの怖かったよね」と誰かと共有するだけで、抱え込んだ感情が軽くなることがあります。
  • ⑤自分がHSPという気質を持っていると知っておく――原因が分かっているだけで、「またこの反応が来た」と客観視でき、動揺が長引きにくくなります。

それでも消耗してしまう時に、思い出してほしいこと

僕自身も、会議室で誰かが叱られている声が聞こえてくると、その日はずっと気持ちが落ち着かなくなるタイプでした。自分が怒られたわけでもないのに、家に帰ってからもそのやり取りを何度も思い出して、眠れない夜もありました。

それだけ人の気持ちに寄り添える力があるということでもあります。ただ、その力の使い方次第で、自分がすり減り続けてしまうのも事実です。「気にしすぎる自分」を責めるのではなく、「共感力が高いぶん、意識的に休ませてあげる」という発想に切り替えることが、長く働き続けるための鍵になります。

その苦しさを一人で抱え続ける前に、辞める以外の道を一つだけ知っておいてください。

ハリピン

僕も、職場で誰かが叱られる声が聞こえるだけで、その日ずっと落ち着かなかったんよ。いま会社でそれに消耗しきってるなら、「会社に籍を置いたまま休む道」もあると先に知っといてほしい。要点を1枚、LINEで渡すね。

無料。追加した直後に、目安の出し方と窓口が1枚届きます。伝わるのは表示名だけ。読むだけでも大丈夫です。

ハリピン

職場の空気に消耗しやすいのは、性格やなくて気質の問題やねん。せやからこそ、「今の職場が本当に自分に合ってるか」を一度立ち止まって考えてみるのも、消耗を減らす一手やで。

あわせて読みたい
【HSS型HSPがおすすめする転職エージェント】転職を成功させよう! 転職活動を効率よく進めるために活用することの多い転職エージェント。特にはじめて転職をする方には、活用していただきたいサービスです。 ところが、転職エージェント...

「今すぐ転職したいわけじゃないけど、他人が怒られる空気にすら消耗する今の環境が、本当に自分に合っているのかは知っておきたい」——もしそう感じているなら、HSPの気質に理解のある働き方の選択肢を”まず知っておく”だけでも、心はずいぶん軽くなります。
→ HSPにおすすめの転職エージェント・相談先まとめを見る

「人が怒られてるのを見るのが辛い」に関するよくある質問

似たような場面を違う言葉で表現している悩みも、実は同じ原因でつながっています。

上司が部下を叱っているのを見るとしんどいのですが、これも同じですか?

はい、同じ現象です。「人が怒られてるのを見るのが辛い」と感じる時と同じく、HSPの高い共感力とミラーニューロンの働きによって、上司と部下のやり取りに自分ごとのように反応してしまっている状態です。役職や立場に関係なく、緊張した空気そのものに反応します。

他人が怒られてるのを見ると動悸がするのは病気なのでしょうか?

多くの場合、HSPの気質による自律神経の反応と説明されることが多く、それ自体が病気とは限りません。ただし、動悸が続いて日常生活や仕事に支障が出るほど辛い場合は、自己判断で抱え込まず、無理せず専門家や医療機関に相談することも選択肢に入れてください。

怒っている人を見るだけで疲れるのはなぜですか?

怒っている人の表情・声・空気を人一倍深く処理してしまうためです。自分に向けられた怒りでなくても、脳と体が「危険な状況」として反応してしまい、その分エネルギーを消耗します。

HSPが職場で共感疲れを溜めないためにできることはありますか?

「その場を離れる」「境界線の言葉を持つ」など、小さな対処を複数持っておくことが有効です。本記事で紹介した5つの対処法を、無理のない範囲から一つずつ試してみてください。

※本記事は医学的な診断を行うものではなく、一般的な情報提供です。つらさが続く場合は、自己判断で抱え込まず専門家や医療機関にご相談ください。

自分ではない人が怒られているのに、自分が傷つくことに名前はありますか?

決まった名前はありません。発達障害のある在職者向けの集まりで、スタッフが「自分ではない別の人が怒られているのに、なぜか自分が傷つくこと」を『誤爆』と呼んだ例があります(本人いわく自分で作った呼び名です。出典:Kaien Lab)。呼び名はなくても、同じ場で「よくそういうことがあります」と話す参加者がいるように、あなただけの悩みではありません。

※「誤爆」は医学用語ではなく、診断を意味する言葉でもありません。つらさが続く時は専門機関へ相談してください。

同じ職場で誰かが怒られている時、その場で自分を守る方法はありますか?

耳や視界に入る量を減らす頼み方と、手元に意識を戻す小さな動作が使えます。席を少し離れた場所に移してもらう、耳栓を使わせてもらうといった「自分ができる対策」をお願いする方法があります(出典:アクセスジョブ)。その場では、目の前の作業に集中する、温かい飲み物の入ったコップに触れて手の感覚に意識を向ける、といった方法が、当事者の集まりで挙がっています(出典:Kaien Lab)。

「自分のことではない」と分かっているのに、あとまで引きずってしまうのはどうすればいいですか?

「目の前で実際に起きたこと」と「自分の中で膨らんだ心配」を分けて眺めるところから始めてみてください。「目の前の現実と、自分の中の思い込みや心配を、きちんと分けて考える」ことが紹介されています(出典:アクセスジョブ)。実際に怒られたのは誰で、何が理由だったのか。自分に向けられた言葉は何だったのか。紙に書き出すと、思い込みの部分が見えやすくなります。一人で抱えているだけでは解決しないこともあるので、職場の人や支援機関に相談するのも一つの方法です。

まとめ|「人が怒られてるのを見るのが辛い」のは、あなたの共感力の証

「人が怒られてるのを見るのが辛い」のは、あなたが弱いからではなく、HSPの高い共感力とミラーニューロンの働きによる自然な反応です。原因が分かれば、対処法も見えてきます。その場を離れる、境界線の言葉を持つ、体の反応を先に鎮める、信頼できる人に話す、自分の気質を知る——できることから、少しずつ試してみてください。

この記事を書いた人|ハリピン(HSS型HSP当事者・サイト運営者)
繊細な気質と向き合いながら「自分に合う働き方・過ごし方」を模索してきたHSS型HSP当事者。他人が怒られている場面に人一倍消耗してきた経験も踏まえ、同じように感じるHSPさんへ当事者の視点で発信しています。

人が怒られてるのを見るのが辛いのはなぜ?HSPの共感疲れの原因と対処法5つ

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事を書いたHSPさん

ハリピン(HSS型HSP)のアバター ハリピン(HSS型HSP) 「HSPとお仕事と私」サイト運営者

このサイトの運営者・ハリピン(HSS型HSP)です。飲食店の店長から営業、東証一部上場(当時)の子会社で社長を5年、転職は6回以上。…で、いまはほぼ無職5年以上続けてます。社長まで行って無職、自分でもすごい振れ幅だと思うけど、これが、わりと本気で「全然オッケー」だと思ってます。 強みも弱みも、やってみないと分からないもので「接客は好きだけど、料理と在庫管理は苦手」って、飲食やって初めて知りました。英語もパソコンも苦手で試めてたことが、AIに助けてもらいながら少しずつできるようになってきた。——つまり、今この瞬間ダメでも、時間が経てば何かが変わるかもしれない。(無職期間も大事ってこと!) 僕がここでやりたいのは、“自分が死ぬ瞬間に自分の人生が「よかったな」と思える様になるキッカケを作ること”。正直、自分自身もまだ模索の途中で、全然偉そうなことは言えません。…でも、だからこそ同じ目線で考えれるかなと思ってます。 健康、睡眠、大事! 死ぬのだけは禁止で!

\ 教えて掲示板 /

\ みんなとつながろう /

\ 最後まで読んでくれてありがとうございます /

しんどさの形は人それぞれですが、会社に籍を置いたまま休んで生活費を受け取れる制度があることは、知っておいて損はありません。

無料。追加した直後に、目安の出し方と窓口が1枚届きます。伝わるのは表示名だけ。読むだけでも大丈夫です。

気になる所をタップ