HSPなのにしゃべりすぎる…?あとで落ち込むあなたへ

HSPなのにしゃべりすぎる…?あとで落ち込むあなたへ

「またしゃべりすぎちゃった…」と後悔して落ち込む。そんな経験、ありませんか?

実はこれ、HSPさんによくある反応のひとつ。空気を読みすぎたり、相手に気をつかいすぎて、つい話しすぎてしまうんです。

HSP=無口とは限りません。この記事では、しゃべりすぎてしまう理由や心をラクにする対処法を紹介します。

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しゃべりすぎたとあとで心配になるのは、HSPによくあること

しゃべりすぎたとあとで心配になるのは、HSPによくあること

しゃべりすぎてしまって、あとから「大丈夫だったかな」と不安になること。

実はこれ、HSPさんにとってめずらしいことではありません。

一見おしゃべりに見えても、その裏には繊細な気質ならではの背景があるんです。

会話中は楽しいのに、あとからどっと疲れる理由

会話しているときは、テンションも上がって楽しく話せるのに、帰ってから急にどっと疲れてしまう…。

その原因のひとつは、HSP特有の「相手の気持ちを察しようとしすぎる」ことにあります。

無意識に相手の反応を読み取ろうと頭をフル回転させているため、会話後にエネルギーが一気に切れてしまうんです。

しかも、HSPは感受性が高いため、「あの言い方でよかったかな」「変に思われてないかな」と、自分の発言を何度も頭の中で繰り返しがち。

その結果、しゃべりすぎたことを思い出しては後悔し、ひとり反省会が始まってしまうのです。

「しゃべりすぎ=HSPじゃない」と思ってない?

HSPなのに、なんで私はこんなにしゃべるんだろう…

そんなふうに思って、自分に違和感を覚えたことはありませんか?

HSPと聞くと、「静か」「口数が少ない」「控えめ」などのイメージを持たれがちですが、実際はそうとは限りません。

HSPの中にも、おしゃべり好きな人や、つい話しすぎてしまう人もいます。

それは「社交的だから」というよりも、「気をつかいすぎるから」という場合も。

会話中の沈黙を避けようとしたり、相手に安心してもらおうとして話を広げたり…

その根底には、「場の空気を乱したくない」「相手の気持ちを害したくない」というHSP特有のやさしさがあるのです。

実は「気を遣いすぎる」から話しすぎてしまう

しゃべりすぎてしまう背景には、「場の空気を壊したくない」「無言の時間が怖い」という思いが隠れていることがあります。

HSPは相手のちょっとした表情の変化にも敏感なため、「今、つまらなそうに見えたかも」と感じると、反射的に話題を足そうとしてしまうのです。

また、「嫌われたくない」「気まずいと思われたくない」といった不安から、無理に話をつなげようとすることも。

それが結果として「しゃべりすぎ」につながり、あとから自己嫌悪を感じてしまう原因になります。

話しすぎたこと自体が悪いわけではありません。

「相手を思いやって一生懸命になった結果なんだ」と、まずは気づいてあげることが大切です。

HSPでしゃべりすぎる人に共通する「ある傾向」

HSPでしゃべりすぎる人に共通する「ある傾向」

しゃべりすぎてしまうHSPさんには、いくつかの共通した傾向があります。

単なる「おしゃべり好き」とは違い、その裏には繊細な心の動きが隠れていることも。

ここでは、HSPが話しすぎてしまうときによく見られるパターンを紹介します。

空気を読みすぎて話しすぎてしまう

HSPはまわりの空気にとても敏感です。

「今ちょっと沈黙が長かったかも」「なんだか気まずい雰囲気かも」と感じると、ついその空気を埋めようとして話しすぎてしまうことがあります。

本当は少し黙っていてもいい場面でも、「何か話さなきゃ」と焦ってしまうことも。

その結果、あとから「そんなにしゃべらなくてよかったのに…」と後悔することになるのです。

空気を読もうとする力は、HSPの長所のひとつ。

でも、それに振り回されすぎると自分が疲れてしまいます。

空気を読まなくちゃ、ではなく「空気を感じても、あえて黙っててOK」という引き算の感覚も持てるとラクになりますよ。

相手の表情や反応を気にしすぎる

HSPさんは、相手のちょっとした表情の変化や声のトーンにとても敏感です。

そのため、「今、嫌な顔されたかも?」「つまらなそうに聞いてた?」と、ほんのわずかな反応にも不安を感じてしまうことがあります。

そうなると、「もっと盛り上げなきゃ」「話題を変えた方がいいかな」と焦りが生まれ、結果として話しすぎてしまうことに。

でも、相手がたまたま疲れていただけかもしれないし、実は全然気にしていない可能性もあります。

反応を深読みしすぎてしまうクセに気づけたら、「きっと大丈夫」と一歩引いて考えてみましょう。

「自然体で話せる相手」と「気を張る相手」の違い

しゃべりすぎてしまう場面を思い返すと、「なんだか気を張っていたな」と感じることはありませんか?

HSPさんは敏感なぶん、相手の空気感によって「しゃべりすぎスイッチ」が入りやすくなります

逆に、気を遣わずにいられる相手とは、ほどよい沈黙も心地よく感じられるはずです。

誰とでも自然体で話せるわけじゃなくていいんです。

「この人の前だとしゃべりすぎちゃうな」と気づくだけでも、今後の付き合い方が少しラクになりますよ。

HSPがしゃべりすぎを防ぐには?心がラクになるコツ

HSPがしゃべりすぎを防ぐには?心がラクになるコツ

しゃべりすぎるのは、その場に一生懸命な証拠

とはいえ、あとから毎回モヤモヤしてしまうのはしんどいものです。

ここでは、HSPさんがしゃべりすぎを防ぎつつ、会話をもっとラクに楽しむためのヒントを紹介します。

「沈黙=悪」じゃないと知る

会話中に沈黙が訪れると、「気まずい」「何か話さなきゃ」と焦ってしまうことはありませんか?

特にHSPさんは、その場の空気に敏感なぶん、沈黙を「悪いもの」として受け取りやすい傾向があります。

でも、沈黙は必ずしもネガティブなものではありません。

相手が話を整理している時間かもしれないし、ただリラックスしているだけということもあります。

無理に埋めようとせず、「ちょっと静かでも大丈夫」と思えるようになると、会話も心もずっとラクになりますよ。

「聞く」に意識を向けて安心感を得る

会話の中で「話さなきゃ」と力が入ると、つい言葉が止まらなくなってしまいます。

そんなときは、「話す」ことよりも「聞く」ことに意識を向けてみましょう。

相手の話にじっくり耳を傾けると、自然と会話に余白が生まれ、自分のペースも取り戻せます。

「自分が場を回さなきゃ」というプレッシャーから少し離れることで、心にも余裕が出てくるはずです。

無理に話さなくても、聞いてくれる存在は相手にとっても安心材料になります。

「話すこと=正解」ではなく、「聞くことも立派なコミュニケーション」だと覚えておいてくださいね。

事前に「話すことリスト」を頭で整理しておく

会話の流れでテンションが上がりすぎると、「あれもこれも」と話しすぎてしまいがち。

そんなときにおすすめなのが、事前に「話したいこと」をざっくり整理しておくことです。

たとえば「今日はこの話だけできればいいかな」「この話題は避けよう」など、頭の中で軽く準備しておくだけでも安心感が生まれます。

焦って余計なことを話すのを防げるだけでなく、会話後のモヤモヤも減りやすくなりますよ。

コウちゃん

すべて予定通りにいかなくてもOK。

「少し余白を残した準備」くらいが、ちょうどいいのです。

HSPがしゃべりすぎたあと、落ち込みすぎないために

HSPがしゃべりすぎたあと、落ち込みすぎないために

楽しく話したはずなのに、あとから「またやっちゃったかも…」と反省会が始まる。

そんなふうに落ち込んでしまうのも、HSPさんに多い反応です。

でも、話しすぎたことを必要以上に引きずるのは、自分を苦しめるだけ。

ここでは、しゃべりすぎたあとの気持ちをやわらげる考え方をご紹介します。

「またやっちゃった…」から抜け出す思考の切り替え方

しゃべりすぎたあとに「また失敗した」「もう話さないほうがいいかも」と自分を責めてしまうこと、ありませんか?

でも、それは「相手のことをちゃんと考えていた証拠」ともいえるんです。

まずは「私は場を盛り上げようとしてがんばってた」と、自分の行動の背景を認めてあげましょう

そして、「次は少しペースを意識してみよう」と、改善できる部分だけをシンプルに拾えばOK。

すべてを反省しなくていいんです。

ちょっと視点を変えるだけで、落ち込みのループから抜け出しやすくなりますよ。

「ちゃんと伝えたい人だった証拠」と捉えてみる

しゃべりすぎてしまったのは、「この人にちゃんと伝えたい」「わかってもらいたい」と思ったからこそ。

それは、相手を大切に思っているからこその行動でもあるんです

自分が信頼していない人には、そんなふうに一生懸命話そうとは思いませんよね。

伝えたい気持ちがあったからこそ、言葉があふれてしまった。

そう考えると、「しゃべりすぎた=失敗」ではなく、「思いがあった証拠」だと受け止められるはずです。

気持ちがあったことを、自分でちゃんと認めてあげましょう。

「自分責め」よりも「気づけた自分」を褒めてあげよう

しゃべりすぎたことに気づいて反省するのは、それだけ「丁寧に人と向き合っている」という証拠。

HSPさんはつい完璧を求めすぎて、自分を厳しく評価してしまいがちです。

でも、失敗に気づけたということは、自分を見つめる力があるということ。

「気づけた」「次に活かそうと思えた」それだけでも十分価値のあることなんです。

うまくできなかったことばかりに目を向けるのではなく、前に進もうとしている自分にも目を向けてあげましょう。

そのやさしさを、まずは自分に向けてあげてくださいね。

しゃべりすぎたHSPさんへ伝えたいこと

しゃべりすぎて後悔しても、あなたがダメなわけじゃありません。

それは、「うまく伝えたい」「相手に喜んでもらいたい」と思った、やさしさの表れです。

HSPは敏感なぶん、会話の中でいろんなことを考えすぎてしまいます。

その結果、話しすぎてしまうこともあるけれど、それすらもあなたらしさのひとつ。

話しすぎてもいい。

あとで反省しちゃってもいい。

そのたびに気づきながら、少しずつ「心がラクになる会話のしかた」を見つけていけば大丈夫です。

HSPなのにしゃべりすぎる…?あとで落ち込むあなたへ

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この記事を書いたHSPさん

コウちゃんのアバター コウちゃん 「HSS型HSPとお仕事と私」サイト専属WEBライター

塾講師やWEB会社の営業を経て、現在は小学生の子供を持つ主婦ライターとして活動中。日々、育児と家事に追われながらなんとか頑張っています!HSP要素は中ぐらい。
このサイトがHSP自覚の薄い方へ何かのきっかけになればうれしいです!
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