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双極性障害の方にとって仕事選びは大きな悩みの一つです。
雇用形態は正社員?パート勤務?
正社員だとしても経験のある仕事?未経験の仕事?
そもそも働ける状態なのか…。
職場に双極性障害を伝えるべきなのか…
などたくさんの心配や悩みがあると思います。
双極性障害と言っても症状や状況は人それぞれ。
人によってどのような仕事が合うのかは異なります。
そこで当記事ではあなたに向いてる仕事を選ぶために「双極性障害の方に向いてる仕事・職種の傾向」「仕事選びのポイント」を解説。
あなたに合った仕事や働き方を一緒に探していきましょう。
双極性障害の方は「症状が出ると仕事に影響が出そうで怖い」「自分は仕事をするのが向かない」と考える人も多いと思います。
しかし、双極性障害だからといって働けない仕事がある訳ではありません。
とはいえ、比較的働きやすい仕事や職種がありますので、ぜひ参考にしてください。
双極性障害に向いてる仕事には次の傾向があります。
双極性障害の方が無理なく働くためには、生活リズムを乱さないことが大切です。
そのため、1年を通して業務量に変化が少ない仕事が向いています。
繁忙期と閑散期の業務量があまりにも違う仕事や、時期によって残業が多くなるような仕事は避けるべきです。
1年を通して業務量に変化が少ない職種の例はこちら!
上記の職種は、一般的に年間を通して業務量の変化が少ないために双極性障害を持つ方に適しているといわれています。
生活リズムを乱さないことに関しては、勤務時間や業務開始時間が変わらないことも重要な要素です。
シフト制や交代制の勤務の仕事だと不規則な生活になってしまうため体調の変化が大きくなる可能性があります。
勤務時間に変化が変化が少ない職種の例はこちら。
上記は、同じ時間に行って同じ時間に帰ることが比較的できるため、生活リズムを整えやすいです。
自分でスケジュールを調整できる仕事は、自分の調子によって業務量を調整できるので双極性障害の方に向いている仕事といわれます。
例を挙げると
上記の職種は、フリーランスや在宅勤務で働きやすい職種です。
在宅勤務なら周りに気を使わずに働けるので対人関係にストレスを感じやすい方にもおすすめです。
業務量や勤務時間の変化が少ない方が望ましいとお伝えしましたが、どんな仕事や職場でも多少の変化があります。
その場合、自分のペースを守って働けるかに目を向けましょう。
営業や接客などお客様に左右される仕事よりも、自分でスケジュールを組んで作業できる仕事が双極性障害の方に向いてます。
自分のペースで働ける職種の例はこちらです。
双極性障害に向いてる仕事を知りたい方に覚えておいてほしいことがあります。
それは「向いてる仕事は人によって異なる」ということ。
そのことを念頭に置いて仕事選びをしてください。
双極性障害は人によって病状はさまざま。
また、個人の職歴やこれまでの経験、性格などそれぞれの条件によっても異なります。
双極性障害の方に向いてる仕事に関して、精神科医がわかりやすく解説している動画がありましたのでご紹介します。
以下動画概要欄より抜粋
チャプター
02:05 双極性障害の人に適した仕事と働き方
05:54 双極性障害での働き方の工夫
06:36 どの程度の抑うつ状態なら休むべき?
07:20 体調の変化に気づく工夫
08:27 双極性障害を説明するコツ
11:29 アフタートーク(撮影ウラ話)
さくら先生プロフィール
さくらこころのクリニック院長。自身も初期研修で挫折し、休職や再起不能だと悩んだ過去を持つ。現在は自身の医師として、患者としての経験をもとに楽に生きるヒントを発信中。
動画を見て「どのような職種が向いているか」と職種や業務内容で選ぶののではなく、同じ仕事でも自分自身の状態に合わせた働き方や職場を考えるのが、向いてる仕事を選ぶために大切なんだなと感じました。
ここで、当記事の協力者でもあるアデペンに「双極性障害の私に向いてる仕事」について聞いてみました!
アデペンのプロフィールはこちら!
アデペンが思う自分に向いてる仕事ってなんだと思いますか?
一匹狼でコツコツとできる職種が向いていると思います。
具体的な職種をあげると、Webライター・エンジニア・イラストレーター・動画編集など、一人でも仕事を進められるものです。
理由としては、複数人のチームで取り組む仕事だと自分のペースで仕事を進められず、躁状態・うつ状態関係なく行動しなければならないからです。
なるべく自分のペースで進められるお仕事、一匹狼でできる職種をおすすめします。
アデペンは私にとってWEBライターの大先輩!
私もアデペンと一緒に仕事をしていて、アデペンにはWEBライターやWEBディレクターの仕事が本当に向いてる!
自分で仕事のオンオフのメリハリをつけながら、自分の強みを活かして働けていると思います。
ここからは双極性障害の方の、仕事に関する悩み事や心配事に迫っていこうと思います。
双極性障害の方のお悩みの多くとして「双極性障害を会社に伝えて働く方が良いのか」があげられます。
公表して働くことをオープン就労。公表せずに働くことをクローズ就労というよ!
それぞれのメリット・デメリットについてまとめます。
オープン就労・・・公表して働くので会社に働き方を配慮してもらいやすい。
しかし、現実的には障がい者雇用枠になることが多く、業務内容や勤務時間が限定されることがある。
クローズ就労・・・一般枠で勤務するため求人も多く、希望の業務に就ける。
しかし、体調不良時に休みにくくなったり、業務量を調整する配慮がされにくい可能性がある。
双極性障害を会社に伝えた上で一般枠で働けるのが理想です。
しかし、双極性障害への理解や配慮をされながら一般枠で働けるのはごく一部なのが現実。
また、会社に自身の病状を知られたくない方もいるので、公表することは必ずしも正解ではありません。
自分の状態や、労働に対するへの考え方など自分に合った選択をよく考えてみましょう。
働き方について悩む方もとても多いと思います。
双極性障害の方はご自身の病状や、家庭の事情など様々なことを考慮して、自分に合った働き方を選択すべきです。
先ほど述べた、一般枠、障がい者雇用枠どちらを利用するかもその1つ。
他にも
フルタイム、パート勤務など勤務時間の長さや勤務日数
経験のある仕事なのか未経験の仕事
単発や短期のアルバイトで調子の良い時に働く
など無理せず働ける方法を模索してみましょう。
これから仕事を探したい方に向けて、お仕事探しのポイントをご紹介します。
まずは、どのような働き方が自分に合っているのか考えましょう。
・一般枠
・障がい者雇用枠
・フルタイム
・パートや派遣
など多様な働き方があるので、自分の体調や希望、家庭の状況に応じて決めてください。
実際に双極性障害の方がどのように働いているのかをまとめた手記があります。
一部掲載します。
引用:仕事をしている双極性障害患者さんの手記|日本うつ病学会
このようなリアルな声が聞けるので、ぜひ参考にしてみてください
あなたが希望する働き方が、なんとなく固まってきたらぜひお仕事探しのプロに相談してください。
一般枠での就労を目指す方は転職エージェント。
障がい者雇用枠を希望する場合は就労移行支援を利用すると良いでしょう。
働きたいけど、どうしたらいいかわからない
という方は、これからの生活を相談できるキャリア相談サービスがあります!
あなたの希望に応じて、ぜひ利用してくださいね!
最後に、双極性障害当事者で、当サイト運営者でもあるアデペンに仕事についてインタビューしました。
アデペンが感じる仕事の困りごとってありますか?
「躁転すると、やる気が出て連勤や長時間休みなく仕事ができてしまうが、その反動で急に月数回した出勤できなくなる。とにかく反動がやばい」これは本当によくあります。
昨日まではやる気がたくさんあって、いくらでも仕事できそうなのに、急に霧がかかったように頭がもやもやしだして、うつ状態になります。
特に、躁状態の時に何か失敗したり、やる気を削がれるような嫌な体験をすると反動が大きいですね。
バランスよく仕事できたら一番良いのですが、うつ状態の時に仕事が滞ってしまうので、躁状態の時に無理をしてでもやるしかないんですよね(笑)
アデペンは「双極性障害の方に向いてる仕事」はどんな仕事だと思いますか?
この記事で紹介した1年を通して「業務量に変化が少ない」「勤務時間に変化が少ない」「自分でスケジュールを調整できる」「自分のペースで働ける」これは本当にその通りだと思います。
ただどこも繁忙期と閑散期に分かれているので難しいですよね。
なので、おそらく職場環境が一番大切なのかなと。
一人で仕事を抱え込まなくて良い・頼れる同僚や上司がいる・休んでも誰かが代わりに進めてくれる環境が整っている・プレッシャーが高くないなどがあるかと思います。
躁状態がデフォルトで認識されてしまうと、もっとこの人は頑張ってくれると勘違いされちゃうので、できるからこの人になんでも頼むじゃなくてみんなで協力して頑張ろうって環境が良いと思っています。
最後にアデペンの「仕事を続ける」「日常生活を普通に過ごす」ためにしていく工夫を教えてください!
仕事を長く続ける・日常生活を送るために必要なのは、人生の比重を仕事に置きすぎないことかなと思っています。
もちろん、仕事が趣味みたいで楽しいって場合はOKなのですが、当然辛いこともあるでしょう。
むしろ辛いことの方が多いなんて人もいるはずです。だから、自分の中で一番大切なのは仕事!とかお金を稼ぐこと!なんて思わない方が良いと思っています。
そう考えると、躁状態の時に頑張り過ぎちゃいますからね(笑)
人生を楽しむこと、充実させることを一番に、そのために仕事があってお金を稼ぐことがあると考えれば、少し楽になるはず。
人間、誰でもプライドがあって、仕事で周りよりも頑張ろうとか、少しでも良い生活をしたくてお金を稼ごうとかって考える生き物。
だけど、プライドは時に自分を傷つけます。プライベート・仕事とのバランスを意識しながら、躁うつの症状と向き合ってみてください。
なるほど!仕事は生活、人生の一部ですもんね!
普段の生活を楽しく過ごすための1つとして「お金を稼ぐ」という風に考えられると頑張りすぎないね!
双極性障害に向いてる仕事は、人によって異なります。
ご紹介した向いてる仕事はこちらです。
具体的な職種の例を挙げると
などがあります。
また、仕事・職種だけでなく自分に合った働き方をゆっくりと考えてみてください。
当記事があなたのヒントになれば幸いです。
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