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【HSP看護師の体験談】知らなきゃ損なリアルな話
「威圧的な上司が多く、声が小さい・聞こえない・今言う必要ある？など強い言葉で指摘され、頭が真っ白」「上司に仕事の失敗を長い時間詰められたり、人によって扱いが違いイジメられている」など、看護師業界ではよくある悩み。
業務の忙しさはもちろんですが、特に人間関係での悩みが多く、人のことを気にしてしまうHSPさんにとって、過酷な環境です。 このような話を聞くと、看護師を目指しているHSPさんにとって「心を壊さずに、過酷な環境で長く働いていけるのか・・・」と不安ですよね。
アデペン初めて働く仕事だからこそ、職選びで失敗はしたくない。
そこで今回は、実際にHSP気質で看護師経験のある「らてぃさん」に体験談を取材しました。 「らてぃ」さんは、2年間看護師として勤務経験のある方で、HSP気質の持ち主。
そんな「らてぃ」さんに、HSP看護師さんの「辛さ・悩みごと」「良かった出来事」「向き不向き」など本音を語ってもらいました。
これから看護師を目指しているあなたが、より後悔のない選択ができるよう、体験談をお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。
プロフィール紹介
らてぃ
2019年から、2年間看護師として勤務後、1年間IT系の事務職を経験し、現在は、フリーランスのブロガーとイラストレーターとして活動中。自分が悩んできたHSPの経験をもとに、HSPの人が悩みやすい仕事や人間関係、恋愛についての情報を発信しています。
HSPについては、子どもの頃から「生きにくい」と感じていて、自分がHSPだと自覚したのは社会人になってからでした。人間関係を構築したり、大きな音などの刺激が苦手で、看護師時代から完全在宅で働くことを夢見ていました。今は完全在宅のフリーランスで働くという夢が叶って、以前よりかなり生きやすくなったと感じています。
Twitterアカウント：https://twitter.com/latty_comfort
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HSPの特徴
HSP (Highly Sensitive Person) は、光・音・臭いなどに敏感で感受性の豊かな気質を持つ人を指します。
共感能力が非常に高く、相手の表情・声のトーン・動きなどから感情を読み取る能力を持っていたり、1つの事柄に対してたくさんの情報に気がつくなど、感受性の強さが特徴的です。
一方で、気がつくことが多すぎて傷ついたり、気になって落ち込んだりなどの面も。決して病気ではありませんが、繊細な気質故に思い悩む方も多いです。
【HSP看護師の体験談】辛いこと
HSPとして看護師を勤め、辛かったことやお悩みごとを「らてぃ」さんにお伺いしました。
1.考えすぎる
らてぃ患者さんのことや、職場の人間関係について考えすぎてしまい、夜眠れなくなることが多かったです。睡眠不足の日が続いたこともありました。
HSPさんは気がつくことが多い分、次から次へと悩みが増え、眠れなくなって気がつくと朝になっているなんてことも少なくないでしょう。また睡眠不足のまま仕事をすると、思ったパフォーマンスを発揮できずにミスをするなど負のスパイラルを引き起こしてしまいます。
アデペン命と隣り合わせ、トラブルが常について回る看護の現場だと、常に気になることがたくさんで、なかなか気が休まらなさそうだ・・・。
2.威圧的な人に萎縮
らてぃ威圧的な人がすごく苦手で、威圧的な人を目の前にすると過剰に萎縮してしまうことがありました。特に医療従事者の中には威圧的な人が多く、毎日萎縮していたのを覚えています。
また、威圧的な人の前だと、頭が真っ白になってしまい、冷静に考えたら分かることでも、何も考えられなくなることも。
そして、後から自分の中で反省会をして、自分自身を責めてしまうことが多々ありました。プライベートな時間でもずっと仕事のことを考えるのが日常茶飯事です。
私も威圧的な人が苦手で、萎縮してしまったり、頭が真っ白になってしまって上手く言葉が出てこない時が多々ありました。自分自身は看護職ではありませんが、威張る人・威圧的な態度を取る方がとても苦手です。
3.体調不良でも休めない
らてぃ気分による体調の変動が多いのですが、最低限の人数でシフトが組まれていたため、なかなか休めませんでした。辛すぎて、家に帰ったらよく泣いていたのを思い出します。
気を張りすぎて疲れを感じやすいHSPさんにとって、十分に休息をとれないのは非常に辛いもの。まして、体調が優れない時でも無理しなければいけないなんて、「果たして自分には出来るだろうか」と、感じてしまいました。
アデペンそんな中でも一生懸命に看護師として働いている「らてぃ」さん、本当にお疲れ様でした！そして、思い出す作業は本当に辛かったと思います。ご協力いただき、本当にありがとうございます。
らてぃさんには、その他にも看護師時代に感じた「あるある」エピソードをお伺いしています。下記記事も合わせてご覧ください！
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【HSP看護師の体験談】良かった6つのこと
続いて、「らてぃ」さんにHSP看護師さんで良かったこと（業務編）をお伺いしました！
1.患者さんとの関係
らてぃ患者さんとの人間関係で困ることはありませんでした。患者さんは優しい人も多く、同僚と違って飲み会などの付き合いがない分、適切な距離で接することが出来たからだと感じています。
2.事故の事前防止
らてぃ些細なことが心配になってしまう自分は、「あれ？おかしいな」とミスに気付くことも多く、事前に気になった点を報告することで、医療事故になりかねない状況を防げたことがありました。
3.淡々とした作業
らてぃ淡々とした作業が好きなので、雑務は苦になりませんでした。タスクをこなすのが得意だったと思います。
4.患者さんとの時間
らてぃ時間が取れた時には、よく患者さんのベッドに行って話をしていました。優しい患者さんが多く、一緒にいるだけで癒されます。
5.仕事を認めてもらえた
らてぃ患者さんが入院中にできなくて辛いこと（園芸やお散歩など）を、頼りになる先輩と相談して達成した時がとても嬉しく、心に残っているエピソードです。
病院の屋上で患者さんと一緒に園芸に取り組んでいた時、病棟では見られなかった心からの笑顔をみることができました。退院の時には、私のためにと、趣味で描いていた植物の絵を描いてくれて、とても嬉しかったです。
6.感謝の言葉
らてぃ「コミュニケーションのために」と習得したマッサージを実践した時、笑顔で「ありがとう」と言ってもらえました。自分の努力が報われて、嬉しかったのはもちろん、「もっと頑張ろう！」とモチベーションも上がりました。
【本音】HSPと看護師の向き・不向きは？
アデペン最後に、これから看護師を目指している人に向けて、HSPと看護師の向き・不向きについて本音を教えてください。
らてぃ繊細で優しい人が多いHSPの人は、素敵な看護師になれると思います。しかし、職場の人間関係に大きく左右されるHSPにとって職場選びは本当に大切です。
どうか、穏やかで優しい人の多い職場を選んでほしい。もちろん業務内容も重要ですが、何よりも自分に合った職場環境を選択できれば、HSPの人は看護師として輝けると思います。
職場選択を慎重に行おう！
HSP看護師さんは働きやすい環境を選択すると輝ける
今回取材にご協力いただいた「らてぃ」さん、本当にありがとうございました！
HSPの繊細さは、患者さんとの関係で輝くこともあれば、逆に人間関係の面・忙しなく動く業務面で辛さを感じることもあるようです。
もし、これから看護師を目指しているHSPさんの場合、特に以下の3点に気をつけながら職場を選択してみてください。
- 休日をしっかりとれるか
- 日勤夜勤のシフトが変則的すぎないか
- 人間関係が良好か
決して向いていない訳ではありません。元にHSP看護師さんとして活躍している人もいます。どうか職場の選択に関して慎重に取り組むことをおすすめします。
そして、疲れた時は無理をせずに。心と身体の健康が何よりも大切です。
アデペンどうか自分を責めないで！
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