\ 教えて掲示板 /
\ つながろう /
急に思い立って簿記の資格が取りたくなり、ネットですぐに教材を購入!
しかし、手元に届いた頃にはうつ状態。
全くやる気も起きず部屋の片隅で埃をかぶってる…
上記はある双極性障害の方のあるあるです。
「わかる!」と共感する方も多いのではないでしょうか。
こういうあるあるを見ると自分だけじゃないって安心するよね
そこで今回は、双極性障害当事者の方へのインタビューを基に日々感じるあるあるをまとめてみました。
読み物を見るつもりでかるーくお読みください。
双極性障害について確認しておきましょう。
躁状態(気分の高揚・活力および活動性の増加・睡眠要求の低下)とうつ状態(抑うつ気分・気分の低下・活力および活動性の減少)のエピソードが反復するもので、軽躁で数日間、躁状態で1週間以上、うつ状態は2週間以上続く。
明らかな躁状態は浪費や誇大的な言動が認められて、自他共に気づきやすいが、軽躁状態は「調子が良い。」と自覚され、見逃される事が少なくない。
双極性障害(そううつ病) | NCNP病院 国立精神・神経医療研究 …
躁状態とうつ状態の差が激しいことは、双極性障害当事者やそれを見守る家族にとって大きな苦しみの1つです。
躁状態ではまるで無敵になったように、なんでもできるような気がします。
例えるならマリオのスター状態!
躁状態の時は仕事もプライベートもスケジュールをパンパンにして頑張ろうとするし、それが苦だと思うことはありません。
一方、うつ状態の時は、頭の中に霧がかかったような感覚に陥ります。
「どうせ〇〇しても無駄だしな」「明日災害が来たら全てが無駄になっちゃう」などの思考になって、物事に取り組むことができません。
例えば、ベッドの上から動けなくなったり、友人から連絡が来るのも嫌。洗濯や掃除などの家事はもちろんお風呂や歯磨きすら億劫でできなくなってしまいます。
躁状態の「双極性障害あるある」をご紹介します。
次々にやりたいことが出てくるので、いつも予定でパンパン。
面白そうなお誘い、何か声がかかるとYesと答えて予定をバンバン入れちゃいます。
土日の予定が1、2ヶ月先まで埋まってるなんてことも。
でも予定の前にうつ状態がくると、なんであんな約束したんだろうって後悔しだす(笑)
どうしてこんなに言葉が出てくるの?考えられるの?ってぐらいパフォーマンスが向上。
集中力も高まり、作業しているとすぐに時間が過ぎてしまいます。
アイデアもどんどん出てきて、ついつい長時間作業しがち
何でもチャレンジしたいと新しいことに果敢に取り組みます。
うつ状態だったら考えられないほど嫌なことも、躁状態だと挑戦してみたくなるし、実際に挑戦する。
挑戦のためにセミナーや講演会の予定も沢山入れてしまいます。
そしてうつ状態になって後悔までがセットです。(笑)
急に思い立って資格試験の教材を注文しちゃうのはいい例だね
次々と話したいことが思い浮かぶので、とてもおしゃべりになります。
友人、家族、同僚だけでなく、新しい人との出会いにも積極的。
誰かと話してみたくて仕方がありません。
躁状態の時はそんなに人見知りもしないし、自発的に話題を振ることも。
まるで別人になったかのように明るく社交的です。
人のためになにかしたいと活動的。
面倒見がよくなって職場で同僚の相談を聞いたり、SNSなどで落ち込んでる友達がいたら「話聞くよ〜」とメッセージを送ることもあります。
うつ状態の「双極性障害あるある」はこちらです。
うつ状態になるとなかなか朝起きれなくなります。
ずっと寝転んで、スマホを見たり、ニュース記事を見たり、Youtubeを見たり…気づいたらお昼を回ってるなんてことも。
なんとなくエンタメ系の動画や記事をボーッと見るばかりで、意識高いことに取り組めません。
朝起きれないのに、夜は寝付けない…。
「眠たいし疲れているのに眠れない、いくら目を瞑って部屋を暗くしていても全然寝られない」このような経験がある方は多いでしょう。
眠れずにいると、だんだん不安になってくるもの。
明日の不安や将来の不安、過去のトラウマなどを思い出して、絶望的な気持ちになる日々が続きます。
うつ状態のあるあるでも出てきましたが、躁状態の時に入れた予定や行動を激しく後悔します。
「友達と遊ぶ」「飲み会」などちょっとした予定まで何でも嫌に。
なんであんな約束をしたんだろうとめちゃくちゃ後悔します
うつ状態になると、頭がスッキリせず深く考えることができません。
色々と悪い想像をしてしまうので、正しい選択ができないケースも。
発想力もなくなり、表面だけで物事を捉えがち。
躁状態の時ならしっかり考えて潜り抜けられそうなことも、うつ状態の時は上手に対処できません。
トラブル解決能力が著しく低下してしまいます。
やらなきゃいけない仕事はもちろん、身の回りのことでも全く手がつかなくなります。
集中力がなくなるため、仕事のパフォーマンスも低下。
思うように行動できないので何もやる気が出ない悪循環に陥ります。
うつ状態の時は、自分のことが大嫌い。
「自分はなんでできないんだ」「自分は何もできない」「無力だ、スキルがない」など悲観的になり、自己否定してしまいます。
生きる価値がないなんて極端なことを思うことも多くなる…
この記事を書くにあたり、双極性障害当事者である当サイト運営者のアデペンに協力していただきました。
アデペンの詳しいプロフィールはこちら!
取材時のメモをチラ見せ!
こんな感じで躁状態とうつ状態の時のあるあるを色々出してもらったよ!
「最後に、あるあるを読んでくれた方にメッセージお願いします
アデペン
躁状態の時と、うつ状態の時の差が激しいから、どちらの状態になっても「これだけはしない!」ってマイルールを決めておくと、少し楽になると思います!
例えば、いくら躁状態でも「苦手なAさんとの予定は絶対に入れない!」とか、「友達との予定は週1回まで!」とか。
逆にうつ状態の時は、23時以降はSNS見ないで早く寝るようにするとか。
躁・うつのどっちの状態でも無理しなくて済むようなマイルールがあると、負担が少なくなるよ!
ここまで読んでくれた方たちが、この記事をヒントにしてくれれば嬉しいね!
躁状態、うつ状態の「双極性障害あるある」をご紹介しました。
双極性障害は薬の服用をしながら自分自身をコントロールできるように付き合っていく必要があります。
この記事を書いたのは「自分だけじゃないんだ」とあるあるを読んで感じて貰いたいからです。
少しでもあなたの力になれたら嬉しいな!
この記事が気に入ったら
フォローしてね!
塾講師やWEB会社の営業を経て、現在は小学生の子供を持つ主婦ライターとして活動中。日々、育児と家事に追われながらなんとか頑張っています!HSP要素は中ぐらい。
このサイトがHSP自覚の薄い方へ何かのきっかけになればうれしいです!
【自己紹介(インタビュー)はこちら】
この記事のご感想をお待ちしてます